夜になると今まで何ともなかった心臓からドキドキバクバクと強い鼓動が。
苦しい感じがして眠れない。夜中にドキドキして途中で目が覚めてしまう。
このように心臓ドキドキして眠れない原因は何なのでしょうか。
夜に眠れない時の対処法はあるのでしょうか。
心臓がドキドキバクバクするのはなぜ?原因は?

心臓のドキドキやバクバク、動悸がするといった症状はいくつかの原因が考えられます。
- 心臓の疾患
- 自律神経の乱れやパニック障害
- カフェインやアルコール
が挙げられます。一つ一つ説明していきます。
心臓の疾患
まずいちばん不安に思われるのが心臓の病気なのではないでしょうか。
考えられる病名として、
- 不整脈
- 狭心症
- 心筋梗塞
狭心症や心筋梗塞は胸が強く締め付けられる感じや圧迫感、恐ろしいほどの痛みが伴う病気です。
不整脈も危険なものだと急に意識がなくなるなどの自覚できるほどの症状が現れます。
もしも心臓の病気が疑われる場合は、すぐに循環器内科などの医師の診断を受けましょう。
これらの症状について詳しくはこちらの記事で書いています。
➤心臓の違和感と一瞬の大きな鼓動の原因は?何科を受診?
自律神経の乱れやパニック障害
これは日常的に強いストレスを感じていたり、不安な事があったりすると発症しやすくなります。
自律神経の乱れは、自律神経失調症という病名で呼ばれ心臓の動悸以外にも「息苦しい」「食欲不振」「頭痛」などの症状が現れます。
また、自律神経失調症とパニック障害は併発しやすく、パニック発作による「胸のドキドキ、動悸」「過呼吸」「死にそうな感じ」などの症状が現れます。
カフェインやアルコールのとり過ぎ
寝る前にお酒やコーヒーを飲んでいると、過度な興奮状態になり心拍数を早める原因になります。
タバコも一つの原因になりえます。
夜に心臓がドキドキバクバク苦しくて眠れないのは?
では、上で挙げた症状のうち夜に心臓がドキドキバクバクしてしまうのはどれが原因なのでしょう。
夜の動悸という観点から一番可能性が高いのは、
自律神経失調症やパニック障害
などのストレスや精神疾患によるものです。
とはいえ勘違いしてはいけないのは、心臓の病気の可能性も否定はできないということです。
できることなら、一番初めに循環器内科に行き適切な診断を受けましょう。
そのほうが精神衛生上も安心ですので。
自律神経失調症やパニック障害
話を戻します。
自律神経失調症やパニック障害などのストレスに起因する病気は、自律神経のバランスを乱します。
睡眠中は副交感神経が優位に働かなければならないのに、副交感神経と交感神経がうまく切り替えられず眠りの邪魔をします。そのため中々寝付けず、そのせいでイライラしてさらに交感神経を刺激してしまいます。
ストレスが溜まりすぎるとこうした自律神経の調整がうまくいかず、浅い眠りを強いられる上に目が覚めても自律神経の切り替えができず、パニックで心臓の動悸が起きやすい状態になっています。
パニック障害などの不安障害も睡眠時に発作が起こる症状もあります。
入眠するかどうかのときにいきなり心臓がドキドキし始め、息苦しさ、死の恐怖が訪れます。
以上のようなストレスや精神疾患が夜の動悸の原因として考えられます。
ただ、しつこいようですが心臓の病気の可能性も捨てきれないですし、その可能性を抱えたままですとさらにストレスを溜め込んでしまいます。
まずは循環器内科の治療が最優先となります。
この他に
- カフェインやアルコール
- 睡眠時無呼吸症候群
の可能性が考えられます。
カフェインやアルコール
カフェインやアルコールのとりすぎは交感神経を活発に働かせてしまい、睡眠への切り替えがしづらくなってしまいます。
タバコも同様です。
眠る前はコーヒー、お酒、タバコはなるべく控えるようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome、SAS)
寝ている間に何らかの原因で気道が塞がれてしまい、一時的に呼吸が出来ない状態となります。
そのせいで苦しくなり鼓動が脈打ち、目が覚めたときには心臓がドキドキしている状態になっています。
満足に眠れていないため、日中の居眠りが多くなってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群を専門に扱っている病院にいくか、心臓の病気も心配なら循環器内科でも診てくれるところがあるのでそちらに行きましょう。
夜に心臓がドキドキバクバクして眠れないときの対処法
夜の心臓ドキドキ、動悸の症状は主にストレスによるものが多いかと思われます。
ストレスの場合の対処法
ストレスの根本を断ち切る
ことが一番かと思います。
他にも運動、食生活のバランスを整えるなども有効です。
また、心臓の病気かもという不安を解消するためにも循環器内科の受診をしましょう。
その後に心療内科や精神科の受診をしましょう。
カフェインやアルコールが原因の場合の対処法
眠るまえはコーヒー、お酒たばこを控えましょう。
睡眠時無呼吸症候群が原因も場合の対処法
病院での治療が不可欠です。
また、その場しのぎではありますが、
横向きになって眠るか、枕の高さを低くするなどして気道の確保に努めてから眠るようにしましょう。
また、ドキドキや不安により眠れないとき、
サプリメントもおすすめです。
↓
夜に心臓がドキドキ苦しくて眠れない!原因と対処法のまとめ
夜に心臓がドキドキバクバク、動悸がする原因としては、
- 心臓の疾患
- 自律神経失調症やパニック発作
- カフェインやアルコール
- 睡眠時無呼吸症候群
などがあります。
とくに自律神経失調症やパニック障害、睡眠時無呼吸症候群は眠りも浅くなりやすく、目が冷めたときのドキドキも感じやすくなります。
これらの病気に対処するにはストレスを取り除くことや、医師の適切な処置が必要になってきます。
まずは循環器内科に行きCTやホルター心電図、心臓エコーなど詳しい診断をしてもらい、徐々に原因を突き止めていきましょう。
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