痛みの改善だけでなく、若返りのためにもその効果が評価されている
「ヒアルロン酸注射」。
ヒアルロン酸っていったい何なのか?
特に膝の痛みに効くと言われますが、その効果は?また副作用はないのでしょうか?
実際の体験談も含めて詳しくお伝えして行きます。
なぜ膝は痛むの?

まず、ヒアルロン酸注射の効果や副作用に入る前に、
膝が痛む原因や治療方法について書いていきます。
60歳を超えたあたりから膝の痛みを訴える人の数が急激に増えます。
年を重ねて、長年足を使ってきたことでその負荷によりクッションの役割をする軟骨がすり減ってしまい傷んでくるという現象です。
病名は「変形性膝関節症」。
その患者数は、1000万人を優に超えるといいます。
男女の割合で言うと1対4で圧倒的に女性が多いです。
日本の女性に平均寿命は昔から世界トップをひた走っています。
そう、世界で一番元気なんですね!
でも、せっかく健康でどこにも病気がないのに、
膝を痛めたために極端に動く機会や外出する機会が減って、
それが原因で二次的三次的に病気が増えてしまう残念なケースも多いと聞きます。
とっても勿体ないことです。
治療方法は?
治療方法は、
「出来るだけ運動して治す」、とか
「体重を減らして膝への負担を減らす」、とか
「最終手段としては手術」ということもあります。
これは、人によって個人差があり、
どれだけ痛みがひどいか、変形の仕方の程度よっても
変わってくるわけです。
そして、近年注目されているもう一つの治療法が
「ヒアルロン酸注射」です。
膝の痛みにヒアルロン酸注射?効果や副作用は?
ヒアルロン酸というのは、
主に目や皮膚そして、関節液の中に含まれています。
これが加齢とともに減って行く傾向にあり、
その結果膝関節の動きが悪くなってきます。
すると最初に書きましたように、
膝への負担が大きくなり、
クッション役の軟骨や関節同士の摩耗が進んで痛むのです。
この関節液の成分であるヒアルロン酸を注射で補充するというのがこの治療法です。
トロンとした液体を注射器で膝に直接打ち込みます!痛そう!!
軽い人の場合は1回で終わって様子を見るというケースもあるようですが、
普通は1週間に1回打ち、
それを5回続けるという場合が多いそうです。
そして、痛みが緩和されたら2~4週間に1回に減らして行くそうです。
減ってしまったヒアルロン酸が十分に補充されれば終了ということです。
さて効果のほどはどうなんでしょうか?
膝の痛みにヒアルロン酸注射を打つとどんな効果があるの?
ちょうど私の知り合いで70代の男性が「変形性膝関節症(左足のみ)」と診断され
「ヒアルロン酸注射」をうけました。
聞いてみると、その効果は「劇的」だったそうです!
病院に行くときは、足を引きずるようにして冷や汗もので出向いたそうです。
ところが、一本注射してもらっただけで、
帰りは全く痛まなくなりスキップ(気分)で帰ったそうですよ。
打った瞬間に膝の中ででジュワーっと何かが広がって行く感じがするらしいです。
「痛かったですか?」と尋ねると
「むちゃくちゃ痛かった!!」と言っていました。
その後も痛むたびに通院して一本だけ打ってもらうことを約20回くらいしたそうです。
(やはり、ヒアルロン酸が減ると痛みだす様です)
一応、夜中などに痛んだ時のために痛み止めの薬も処方されたとのこと。
ただ、一度他の病院から応援に来ている若い先生が打ってくれた時に
何となく違和感があり、痛みが消えなかったそうで、
その時は病院に「二度とあの先生は嫌です」
と言ったそうです。
(その後は、すべて院長先生が打って下さったとのこと)
先生の技術、評判は調べて行けるといいですね。
また、まれにアレルギー反応が出るという副作用はあるそうなので、
特に初めての注射後の体調変化には気を付けて下さい。
さらに、細菌感染の結果、
炎症や痛みが悪化するケースもありますから注意が必要です。
ただ、保険適用されている治療法なので、
国がその治療効果を認めているということを考えると
大いに頼りになる治療法と言えるのではないでしょうか?
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