本来、10月~11月、秋が深まって行く頃が旬の「えのき」。
冬に向かってたくさん採れるので鍋には最高ですよね。
でも、現在売られているものは天然ではなくほとんどが人工栽培のものです。
しかも全く日光には当てず、室内の冷蔵庫で栽培されます。
よって一年中いつでも食べられるというわけです。
そんな馴染みの深いえのきですが
使うときは、当然洗うべきなのでしょうか?
それとも洗わないでいいのでしょうか?
また、残ったり買ってきてもしばらく使わない時は、
冷凍保存しても平気なのか?
他の良い保存方法があるのか?
色々と調べてみましたので参考にしてみてくださいね。
えのきは洗うべき?洗わなくても良い?

えのきは当たり前の様に洗ってから使っていましたが、実は洗わなくて良いそうです!!(驚)
というよりむしろ洗わないほうが良いそうです。
理由は、すでに工場から綺麗な状態で袋に入れて出荷されて店頭に並んでいるということ。
そして、えのき(などの菌類)は
水分に弱く洗ってしまうとすぐにベチャッとしてしまって鮮度が落ちて、味も悪くなるのだそうです。
根元の石づきと言われるところが茶色く汚れていたりしますが、
この部分は切り落として、それでもおがくずが細かくついている場合は濡れたキッチンペーパーで拭き取るようにします。
これだけで問題ないそうですよ。
ただこう聞いてもずっと今まで洗って使ってきたという方は
洗わずに使うというのは心理的に抵抗があるかもしれません。
その場合は、調理する直前にサラッと水洗いしても良い様ですのでそのようにして下さい。
ちなみに、全体的に茶色く変色していたり、
ヌメヌメしていたり、頭の部分がすぐに取れてしまう場合は腐ってしまっている場合があるので気を付けてください。
決め手は臭ってみて異臭がする様なら絶対に食べないでくださいね。
えのきは冷凍保存しても平気?良い保存方法は?
鍋ならえのきが多くあっても使いきってしまえますが、
お味噌汁や炒め物の場合、あまり多すぎるとバランスをかいてしまう場合もあって、
残しておきたいこともありますよね。
その場合は、当然保存しておきます。
1週間使わないなら冷凍保存!
まずしばらく(1週間くらい)使う予定がない場合は冷凍保存してしまいましょう。
石づきを切り落としてしまって、
えのきを手でバラバラにほぐします。
そのまままんべんなく平らにして冷凍保存用袋にいれてそのまま冷凍庫へ。
この方法で1週間どころか1か月くらいは持たせることが出来ます。
ちなみに、使うときは、解凍せずにそのまま調理して問題ありません。
この方が細胞膜が壊れて、酵素の働きが良くなり味が良くなるそうです。
すぐに使うなら冷蔵保存で!
またすぐに使う予定がある場合は、冷蔵庫で保存するようにします。
1.冷凍の場合と違って栄養素の詰まっている石づきはそのまま残しておきます。
2.新聞紙やキッチンペーパーなどでえのきを包みます。
3.そしてビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
何もせずにただ買ってきたまま冷蔵庫保存する場合はせいぜい2~3日が限界ですが、
この方法できっちり保存する場合は、1週間くらいは持ちますので是非お試しください。
野菜室がない場合は仕方ありませんが、
冷蔵庫を開けるたびにわずかですが温度が上がってしまい厳密に言えば鮮度が落ちてしまいます。
えのきの保存方法まとめ
こう考えてみると、えのきは野菜の中でもかなり繊細な食材と言えますね。
できるだけ使う分だけを買うようにして買ってきた当日に全て使いきってしまうというのが一番良いでしょう。
味噌汁、炒め物、また和え物など複数のレパートリーを考えて
一度に作ってしまえば翌日のおかずやお弁当のおかずの足しにもなって良いかもしれません。
賢く、美味しく使いきるようにして下さいね!!
えのきの栄養や効能についてはこちらで説明しています。
➤えのきの栄養や効能は?加熱するとどうなる?
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