産後少し経ってから息苦しさや動悸を感じるという方は多くいらっしゃいます。
妊娠中とは違い、産後うつやマタニティブルーなどの精神的な不安を抱えやすい時期でもあります。
そんな時に動悸や息苦しい症状が現れたら不安で仕方ないですよね。
そもそも、なぜそのような症状が現れるのでしょうか。
産後の動悸の原因は?

産後2,3か月または1年以上たって全身がだるい、胸のあたりがバクバクする、息苦しい、胸痛などの症状があると何が原因なのか不安になってくるかと思います。
まず、考えられるのが、
1.自律神経失調症
これは、交感神経と副交感神経が乱れるために起こる病気です。
この自律神経失調症により起こるとされる症状は、
症状
- 動悸、息苦しい
- 頭痛、めまい
- 喉のつまり
- 全身のだるさ
など
挙げるときりがないですが、動悸や息苦しさもこの自律神経失調症の症状に当てはまります。
産後に自律神経失調症になる原因としては、
原因
- 育児による生活リズムの乱れ
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
などが挙げられ、育児による過度な疲れがたまり自律神経が乱れることがあります。
また、身体的構造による自律神経の乱れも考えられます。
身体的構造による原因
- 赤ちゃんとの添い寝やおんぶ抱っこにより骨格や骨盤のバランスの崩れ。
- 筋肉の慢性的な緊張。
などにより自律神経が乱れることがあります。
生活リズムについてはどうすることまで来ませんが、骨格については気を付ければ何とかできるかもしれません。
寝るときは仰向けやうつ伏せで骨盤をゆがめないような寝方を工夫したり、
抱っこするときも最適な抱っこの仕方も変わってくると思いますので色々と試してみてくださいね。
2.貧血
授乳などによる貧血が原因で動悸や息苦しい症状が現れることがあります。
貧血に伴って現れる症状は、
症状
- 耳鳴り、めまい
- 動悸、息切れ
- 食欲不振
など
授乳のし過ぎにより、鉄分が不足してしまいこのような症状が現れます。
そうした場合、授乳をやめるか、鉄分の多い食材やサプリメントを使うなどの対応が必要となります。
3.甲状腺の異常
妊娠、出産、授乳などにより、ホルモンバランスが一度崩れます。
それに伴い、甲状腺ホルモンも多く分泌され、出産後甲状腺炎という病気を発症します。
症状
- 気分が落ち込む
- ボーっとする
- 疲れやすい
- 髪が良く抜ける
など
の症状が見られ、産後鬱やマタニティブルーと類似しているため、きちんとした診断が出ないこともあります。
そのため、怪しいなと感じたら、内分泌系を専門に取り扱っている病院へ診断を受けに行くことが大事です。
また、自律神経失調症や鬱などの精神的な病気の可能性もやはり否定できないので、心療内科の受診もおすすめします。
育児でそれどころではないという声も聞こえてきそうですが、お母さんが体調を崩してしまっては、育児もままならないと思いますので、深刻にならないうちに。
もしも興味があれば、「amoma」というブランドから産後バランスブレンドというお茶が出ています。
「amoma」は雑誌でもよく取り上げられているのでご存じの方は多いかと思います。
下記ページには、産後の女性の共通の悩みなどの統計も載っており、参考になります。
授乳中でも安心なので一度試してみてもいいのではないでしょうか。
↑
上記リンクをクリックいただけますので、詳細を確認いただけたらと思います。
産後に息苦しい原因は?
産後に息苦しくなる原因としては、上で書いた3つの病気が当てはまる可能性が高いです。
ただ息苦しいという症状限定でいうと、もしかしたら寝方の問題もあるかもしれません。
仰向けに寝ると息苦しくなるという方もいらっしゃいます。
出産後に体重が増加し、気道の確保が困難になったためなのか。または自律神経の乱れの関係なのかはよくわかりません。
ただ、仰向けだと苦しいという。
そんな時は、うつ伏せや横向きでの睡眠を推奨します。
うつ伏せで寝るときは、うつ伏せ専用の枕を使いましょう。
横向きで寝る際は注意が必要なのですが、足の下にクッションを敷くか、足でクッションを挟むなどして、足がまっすぐになるように寝てください。
本来なら、仰向けかうつ伏せで産後でゆるんだ骨盤に負担を掛けないようにするのですが、やむを得ない場合の対応策として実践してみてください。
まとめ~産後の動悸や息苦しさは不安からくるもの?
産後の動悸や息苦しい症状は上で述べたように、
- 自律神経失調症
- 貧血
- 甲状腺異常
- 睡眠の仕方
などによるものと説明しました。
ただ、これだけが原因ではなく、これら症状が組み合わさったり、パニック障害、産後うつやマタニティブルーなどの精神状態が引き起こすものであったり、原因は多岐にわたるかと思います。
ひとつ、こういったネットの情報だけで自身の進退の不安を解消しようとしてはいけません。
こうした不安で検索してもより不安な気持ちになるだけかと思います。
その不安がさらに動悸や息苦しさを引き起こす原因にもなりえます。
実際にあなたの体のことはお医者さんが一番よく分かっています。
一通り症状について調べ終えたら、病院へ直行するようにしましょう。
下の記事では、私自身の経験を元にサプリメントを紹介しています。
ストレスによる体の不調がある方はぜひご覧ください。
➤ストレスによる動悸や不安を持つ方へのサプリメント3選!
コメントを残す