最近では、思春期に反抗期が無い素直な子どもが増えています。
とても素直でいい子なのはいいのだけれど・・・
その反面、反抗期もなく過ぎていく不安もあります。
その原因や将来どう育つのか知りたいですよね。
子どもに反抗期がない原因と大人になったら反動はあるのか、
書いていきます。
子どもに反抗期がない原因は?
なぜ、子どもに反抗期がないのでしょうか?
親にとっては反抗期がないと、楽ちんとおもうかもしれません。
しかし、長い目で見ると、
このまま大人になったとき、この子はどうなるんだろう?
と頭をかすめませんか?
さて、なぜ思春期と言えば反抗期ともとれる代名詞が聞かない子どもがいるのでしょうか?
原因としては
1.親が子どもの気持ちを先回りしてくみすぎ
⇒子どもが主体性を失っている
2.親と子どもの考えが似ている
⇒反発する意味が無い
が考えられます。
1.親が子どもの気持ちを先回りしてくみすぎ
この原因としては、
親の過保護、過干渉が考えられます。
どういうことかというと、
例えばオレンジジュースかアップルかを選択する場合、親が先読みして
「○○ちゃんは、アップルがいいよね」
と子どもの気持ちを先読みしすぎてしまっている可能性があります。
ということは、
子どもは、親が自分の意見を代理してくれているから、
反発する必要が無いということです。
それでは子どもの主体性を失う可能性大です。
で、思春期になったとき、
自分のことがさっぱりわからなくなってしまい、
主体性が失われていて、反抗することもできなくなるのです。
2.親と子どもの考えが似ている
親と子どもの考えが似ている場合も反抗期は起きにくいといえるでしょう。
親子でも気の合う子、気の合わない子がいますよね。
で、親子共々同じ性格なら、摩擦が起きません。
すると、反抗期に反抗する理由がなくなるのです。
反抗期がない子どもが大人になったら反動はあるの?
反抗期がない子どもが大人になったら反動についてですが、
反抗期は自らを創り上げるつまり、主体性を創り上げるプロセスなのです。
反抗期がなければ、大人になって、
自分は何者で、何がしたいのかわからない。
つまり、
主体性が確立する葛藤を経験していないわけですから、反動はあります。
進路決めや就職活動にも影響をおよぼします。
恋愛や結婚でも、自分がよくわからないので相手を選ぶことさえ難しいでしょう。
ですので、思春期に反抗期がない=いい子ちゃんは、実は危ないのです!
親は反抗期があって大変だと思うかもしれません。
親も、体力、精神的にかなりのエネルギーを使います。
でも反抗期があるということはとてもいい兆候だと思い、おおらかに迎えてください。
「このクソババア!ボケ!」
だの、えげつない言葉のオンパレード、行動をします。
そこで親は、「あんなにかわいい○○ちゃんが!」
と嘆かずに、
「はいはい、反発してますな~」
と心で思い、安心して、思う存分子どもと戦ってください。
これは子離れの兆候なのです。
子どもの反抗期がない、大人になったときの反動まとめ
反抗期は、一過性のものです。永遠に続くわけではありません。
ですので、親は心の中でいつかは絶対過ぎ去る嵐のようなものとおもいましょう。
反抗期を過ぎ、大人になったら、
きちんと自己主張の出来る人に成長しますので安心してください。
もし、反抗期がないようでしたら、
- 親は、子どもの意見をくまない。
- 放置する。
- 子どもが言い出すまで親は先回りして動かない
- 相性が良いことはいいことですが、時には反対意見を言ってみる。
ということをしてみてはいかがでしょうか?
とにかく反抗期は子どもが大人になるための重要過程ですので
親の方も子どもの主体性をのばせる環境を作ってみてください。
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