サザエと言えば、つぼ焼きで食べることが圧倒的に多いと思います。
また、ときには刺身でも。
私は、正直言って、ほとんど貝類を食べません。
食べてもホタテとシジミ、そしてアサリくらいで・・・・
サザエも人生で2回くらいしか食べたことがなく・・・
好きな方には申し訳ありませんが・・・
どうしてもあの中身の見た目が苦手です!
なので、自分でさばくなど、私には考えられないスゴ技ですが、
つぼ焼きにしても、刺身にしても食あたりの心配はないのでしょうか?
お店で出される分には、信用して食べてしまいますが、
自分で作るとなると、ちょっ心配です・・・
そして、何よりあの先端の真っ黒い、肝の部分も、
生で食べちゃって大丈夫なのでしょうか?
それともダメ、なのか・・・色々と調べてみました。
サザエのつぼ焼きや刺身は食あたりになる?その症状は?
食あたりを避けようと思えば、まず新鮮なうちに食べること。
これが、第一条件になるのは誰でも分かります。
問題は、サザエ自体に毒性がないかということですよね。
フグみたいに毒があっても食べれる、ということであれば、
フグほど高級でもないですし、サザエは毒があるよ、気を付けて!!
というのが、国民的常識になっていても良いと思います。
そして、いろいろ調べてみましたが、
サザエには「毒はありません!」
良かった!の一言に尽きます。
いわゆる「貝毒」が蓄積される可能性があるのは、
ハマグリやアサリの様な「二枚貝」の種類です。
ハマグリの貝毒についてはこちらで少し触れています。
➤ハマグリが加熱しても開かないけど食べられる?砂抜きは?
二枚貝は、海中の毒を持ったプランクトンを食べると、
自身にも毒が蓄積されることがあるのです。
サザエの様な「巻貝」は、プランクトンを食しませんから、毒も蓄積されないのです。
ここで、サザエの中身がどうなっているのか、その構造を見て行きたいと思います。
まず、外から見ると丸い蓋が見えます。
この蓋でふさがれていて、中身は見えません。
まず、さばいて刺身にする場合は、この蓋部分を取る必要があります。
これを専用のへらかスプーンやフォークの取っ手部分をすき間から突っ込んで、
グリッと切り取る感じで、ちぎります。
すると、蓋に身が付いてきます。
この身の部分には、とっても固いサザエの口があって(紅くなってます)これは食べられませんので、
とても小さいのですが、切り取ってしまいます。
そして、残りの部分は、へらではなく指を1本、
小指か人差し指を貝の中に突っ込んで、
一部貝殻の内側にくっついている貝柱をひっかけるようにして引っ張り、
最後まで全部引き抜きます。
貝柱には、「ヒモ」と呼ばれるビラビラ下部分がくっついていますが、
これは美味しくないので普通は捨てます。(食べることは可能です)
さらに、さらに、先端の少し丸まった真っ黒い部分が・・・「肝」で、通称「ワタ」とも言われます!!
う~~ん、ここが特に私は、カブトムシの幼虫に見えてしまって、とってもとっても苦手です。
(お好きな方、ゴメンナサイ!!)
これで全部です。
最初にも書きましたが、サザエ自身が新鮮であれば、
まずサザエでお腹を壊す、なんていうことはないはずです。
ましてや、つぼ焼きの様に、火を通せばなおのこと安心して食べられます。
確かに、「貝毒」は、コワイです!
神経系がおかされると痺れて、麻痺して大変なことに。
ショックで気を失うこともあります。
また、激しい下痢や胃腸障害を起こすこともあり、これも症状が出るととても厄介なものです。
でも、何度も言いますが、「サザエは大丈夫」ですよ!!
サザエの肝は生で食べるのはNG?
さて、特に私が苦手とする「肝」の部分ですが、
先ほども書きましたように、サザエには「毒はありません」ので、
食べる分には、「生肝」も問題はありません。
NGなんて言うことはありません。
ただ、苦手な方は、バターでソテーしたり、
肝を裏ごしして、バターや醤油と一緒に火にかけ、
好みで味付けをして、片栗粉でとろみをつければ、
肝ソースとして、魚や肉、茶わん蒸しにも使えますよ。
サザエのつぼ焼きや刺し身の食あたり、生肝まとめ
一番美味しい、貝柱の部分は本当に小さいので、
肝を食べないとなると、ほとんどを無駄にすることになってしまいます。
同じ食べるなら、ひと工夫して、食べられるところは全て頂きたいものです。
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