夏に旬を迎える野菜の一つに「オクラ」があります。
皆さんは、どの様にして召し上がりますか。
どんなオクラ料理がお好きでしょうか。
サラダに添えてもヘルシーですし、胡麻や味噌、鰹節などと和え物にしても簡単におかずの一品として加えられますよね。
決して高いものではありませんし、
家庭菜園をしても驚くほどよく育ち実も沢山なりますから、
ついつい毎日のようにたくさん食べてしまう
・・・という方も多いのではないでしょうか?
でも・・・「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とも言います。
食べ過ぎることで、デメリットがないのか、ちょっと心配です。
また、アレルギー症状が出ないのかも知っておきたいところです。
特に、オクラをよく召し上がるという方は、ぜひお読み下さい。
オクラの食べ過ぎにデメリットってある?
オクラは、基本的には、メリットが多い食材と言って良いでしょう。
その証にビタミンやミネラルがとても豊富に含まれています。
具体的には・・・
- カルシウム
- マグネシウム
- カロテン
- カリウム
- リン
- 葉酸(ビタミンB群の仲間)
などです。
例えば、
カリウムは、体内の水分と塩分のバランスを整えてくれるので、むくみ予防が期待できます。
カロテンは、体内でビタミンAに変換されると、皮膚や粘膜の潤いを保ち、肌荒れを予防してくれますし、視覚にも大切な役割を持っています。
そして、
カルシウムやリンは、骨の合成や歯の形成に不可欠です。
さらに、
ムチンやペクチンといったネバネバ成分の元が、
血糖値を下げる役割を果たしたり、胃や腸、食道の粘膜を保護してくれるので、スムーズな消化を促します。
こう考えると、オクラはどうしてもヘルシー志向の女性が好んで食べるイメージがありますが、
男性こそ積極的に食べるべき食材と言えます。
とくに、中年になるとグンと発症率が上がる糖尿病が気になる方は、
この血糖値を下げるという効果は、是非覚えておきたいですし、面倒がらずにマメに食べるようにしたいですね。
納豆や山芋などのネバネバ、トロトロの仲間と一緒に食べれば、精もつき夏バテのリスクも減少します。
ただ、オクラには、多くの食物繊維が含まれており、
これが、逆に胃腸に負担を与えます。
あまり食べ過ぎると、下痢を引き起こすことがあり、これが、デメリットと言えるでしょう。
ただし、1日3本、重さにして35g前後なら毎日食べても全く問題ありません。
オクラのアレルギー症状ってある?
オクラは、決して強くはありませんが、アレルギー物質も含みます。
具体的には口腔アレルギーです。
実は、オクラの大きな魅力の一つであるネバネバ成分が、
口の中や周り、そして喉がかゆくなったり、腫れたりする症状と同じ症状を引き起こすことがあるのです。
桃やリンゴ、キュウイやスイカなど一部の果物や植物が引き起こす症状と同じですね。
これがもっとひどくなれば、吐き気をもようしたり、腹痛、じんましんも見られたりします。
ただ、先ほども書きましたが、あまり強いアレルギー物質ではありません。
オクラでアレルギーと聞くとほとんどの人は「???」と不思議な顔をするでしょう。
この口腔アレルギーも全ての人が同じ食材でアレルギーになるのではなく、
例えば、キウイがだめでもリンゴは大丈夫という人もいます。
ですから、何かの食材で口腔アレルギーがあっても、オクラでは大丈夫ということも大いにありえます。
さらに、表面の細かい産毛は、人によっては、
皮膚のかぶれを引き起こすので、とくに生で食べるときには、
塩もみしてこの産毛を落としてしまうことをおススメします。
オクラの食べ過ぎ、アレルギーまとめ
いまどき、どの食材がいつが旬というのがとても分かりにくくなっています。
オクラも一年中スーパーで見かけますし、夏が旬だと知らない方も多いのではないでしょうか。
でも、本来は、その時期に収穫できるものが、体にも一番良いと言いますから、
夏の暑い時期は、オクラを意識して食べることで、元気に秋を迎えてたいものですね!!
コメントを残す