電子レンジでアルミホイルはNG?チンしてしまったら有害?

アルミホイルで食品を包んだまま、電子レンジでチン!としたら、
火花が出てバッチバチ!!!
一瞬ヒヤッとした経験のある方も多いのでは?

電子レンジでアルミホイルは本当にNGなのでしょうか?
なぜ火花が出るのでしょうか?

アルミホイルを電子レンジで温めると食品への有害性は無いのでしょうか?

電子レンジでアルミホイルを使用するのはNG?火花が出る理由は?

電子レンジでアルミホイル、NG?、有害性

電子レンジでアルミホイルを温めると、
確かに火花が出て、かなり危険です。

ただ、必ずしも「NG」ではありません。

そもそも、何故アルミホイルをチンすると火花が出るのか?

電子レンジは、庫内でマイクロ波を発生させることで食品を温めます。
このマイクロ波は、「1秒間に24億5,000万回」振動します。

この振動数が水分子の振動数と同じなので、
水を含み食品内に含まれる水分子が振動して、
摩擦が起こり、温まるという仕組みなのです。

アルミホイルに限らず、金属は「導体」といわれ、
非常によく電気を通す性質があります。

つまり、電子レンジの中に入れてチンとすると、
あっという間にアルミホイル内にはたくさんの電流が流れます。

この電流は尖ったところを目指して集まる性質があるので、
アルミホイルの尖ったところで、
放電を起こし、火花が散るのです。

アルミホイルっておにぎりなんかを包むとすぐに、
イガイガになるというか、
小さな山脈みたいなのが
たくさんできますよね。
あそこから火花が散るのです。

ちなみに、私も何度か経験があるのですが、
食器に金の飾りがあしらってある器を使っても、
火花が散ります。

これも全く同じ原理で、放電現象が起こっているからです。
スプーンやフォーク、も同じことで、注意が必要です。

レンジでアルミホイルは必ずしもNGではない?

そこで、さきほど電子レンジで厚みホイルを使うのは、
「必ずしもNGではない」と書きました。

これはつまり、あのアルミホイル特有の、
イガイガというか小さな山脈みたいな筋を作らなければ、
そこから放電、スパークはしないということです。

その方法は、アルミホイルをシワにならないように綺麗に折りたたむことです。
シワのない状態で例えば、
茶わん蒸しに蓋をすると難なく温めることが出来ます。

他に日本酒を熱燗にするときに容器に
アルミホイルで蓋をしても大丈夫ですし、

生卵をアルミホイルで包んで
水をひたひたにした容器にしっかり沈めて
電子レンジで温めるとゆで卵が完成します。

ただ、うまくやらないと常に火花が散る危険性は付きまといますので、
決しておススメはしません!

また、他にも電子レンジで使用を避けた方が良い物は、
金属製の陽気全般と漆器や竹や紙でできた器。
耐熱性のないガラス容器、熱に弱いプラスチックなどです。

電子レンジでアルミホイルをチン、食品への有害性は?

次に気になるアルミホイルの食品への有害性についてです。

アルミは確かに多く人体に摂取してしまうと、
健康被害が出るとは言われています。

その一方で、
私たちが日常生活で当たり前のように口にする食材の中にも
実は、アルミを含むものは多く存在します。

例えば・・・・
ケーキに使うベーキングパウダー、
海藻や貝類、
そして胃薬に到るまで。

要はその量が問題なのです。

アルミニウムの融点は600度です。
つまり600度の熱にさらされると、融け出します。

電子レンジは、水分子を振動させることで温めますから、
その温度は水が沸騰する100度です。

さらに過熱が進んでも、200度にいたることは
まずないと言って良いでしょう。
そう考えると、人体への影響は心配ないと言えます。

電子レンジをアルミホイルでチン、NG?有害性は?まとめ

いまや、あらゆるレシピで電子レンジは大活躍です。

素早くチンと出来ることで助かることも山ほどありますよね。

この文明の利器を正しく安全に使って、
温かく美味しく食事を楽しみたいものです。

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