私立か浪人して国立!学費的にどっち?浪人のメリットは?

現役で国公立大学の試験には落ちたけど、私立大学には受かった。
けど、本命ではないので行きたくない!

浪人という選択肢も。

学費などお金の面で有利なのはどっちだろう。

浪人のメリットとデメリットとは?

私立大学に行くか浪人して国公立を目指すか?

私立と浪人生学費どっち、浪人メリット

「私立大学は学費が高いし、浪人はなんとなく嫌だ。」

私自身大学受験に失敗し、このような経験があります。
今回は、その経験も踏まえて書いていきたいと思います。

私が現役の頃、本命の国公立大学は落ちたけど滑り止めの私立大学には合格しました。

私が選んだのは浪人という選択肢です。

私立大学の学費は高いし、浪人1年間のお金を考えても国公立に進学したほうが有利だと考えたわけです。

ただ、浪人するとなると周りの目も気になりますし、進学後の同級生は一つ年下、さらには親不孝だという負い目もありました。

おそらく、あなた自身もこのような気持ちがあるのだと思います。
ただ、浪人生を実際に体験してみて、後悔はありません。むしろ、浪人してよかったと思うほどです。

下で詳しく書いていきます。

私立大学と浪人して国立の学費を比較すると?

まず、

  • 私立大学
  • 浪人して国公立大学

どっちが学費などお金の面で有利なのでしょう。

私立大学

私立大学の学費は4年間で

文系430万円
理系550万円(学部により上下します)

※一人暮らしの下宿費、自宅からの通学費は除きます。

国公立大学

国公立大学の学費は4年間で

250万円

※一人暮らしの下宿費、自宅からの通学費は除きます。

浪人1年間にかかる費用

浪人生1年分の予備校の学費は

50~100万円

はかかるでしょう。

※宅浪の場合は除きます。

以上のように、

私立大学に進学した場合

430~550万円(4年間)

浪人して国公立大学に進学した場合

300~350万円(5年間)
国公立大学 250万円 + 浪人1年 50~100万円

となります。

こうして学費・お金の点から比較してみると浪人して国公立大学に進学する方に軍配が上がりそうです。

私立と浪人結局どっち?浪人のメリット・デメリット!

とはいえ、実際お金の面だけで決めるには中々難しい問題ですよね。

浪人したところで本命の国立大学に受かる保証もないですし、なによりあと1年間受験勉強を続けるのはつらい。

結局のところ私立に行くか、浪人するかどっちを選んでも正解ではあります。

ここでは、一つの判断材料を提供するため、それぞれのメリット・デメリットを挙げていきます。

私立大学に進学する場合

メリット

  • 受験勉強から解放される
  • 大学の同級生が同い年
  • 高校の友達から遅れを取らない

結局入ってしまえば、どこの大学も似たようなものです。自分が学びたい学部に入れるのならある程度妥協してもいいかと思います。

また、現役で大学に入学できれば周りの人間はみんな同い年なので、後ろめたさは少なくなります。
それに、浪人していると高校の友だちが大学で楽しそうにしているのを静かに見ているしかありません。

デメリット

  • やり残した後悔
  • 学費が高い

滑り止めの私立大学でだきょうしてしまい、大学4年間ずっと後悔してしまうというリスクもあります。
もちろん、大学に入ったら勉強や遊びで忙しく、そんなことは忘れてしまうとは思いますが、いつまでもうじうじしている人も中にはいます。

このまま進学して後悔はないか、あと少し頑張れるのではないか、今一度胸に手を当てて考えてみるのもいいかもしれません。

そして何と言っても学費が高い。これは上でも書いたので割愛。

浪人して国公立大学を目指す場合

メリット

  • 本命の大学に合格する可能性がある
  • 後悔がなく進学できる
  • 将来を見つめ直す時間ができる

私は浪人経験者なので、どうしても浪人することのメリットを熱く語ってしまいそうです。
ただ、ここはあくまで公平に書いていくよう心がけます。

まず、浪人をすれば現役生の頃の失敗を生かしつつ勉強できるので、本命の大学に合格する可能性も上がります。
仮に本命に届かずランクを落としたとしても、1年間挑戦した経験ができるため、後悔は生まれにくくなります。

さらに、現役生の頃よりも一人の時間がめちゃくちゃ増えて、自分という人間について考える機会が増えます。
その過程で本当に自分がやりたいことはなんだろう、やってみたいこと、将来の夢。など色々と考えます。

すると、行きたい学部や大学が変わったりします。
あくまでこれは真剣に考えた結果なので、進学後もやりたいことに向かって突き進める可能性が高まります。

そのためなのか、現役で入った大学生と1歳しか違わないのに風格がにじみ出てきます。(笑)

デメリット

  • 大学進学後、周りは1歳年下(先輩はタメ)
  • 親への罪悪感がすごい
  • 成績が落ちる可能性あり

やはり、浪人中にすごく不安を感じたのは進学後の周りとの年齢差です。隠すべきかカミングアウトすべきか浪人中から悩んでいました。
とはいえ、これは入学してみればわかるのですが、周りに浪人生って結構いますしカミングアウトしたところで大して気は使われません。

こっちが気にしすぎていると、相手も気にしてしまうという感じでしょうか。
サークルの1学年上の先輩は実質タメということになりますが、もちろんこちらは敬語ですし、むこうはタメ口です。

ほとんどの人は大学入学後は年齢ではなく学年で判断しています。

また、浪人中は金銭面などで親への罪悪感が膨れ上がります。
ただ、私立へ行くよりは親孝行にはなっているので割り切るしかありません。

就職してから恩返しをすればいいでしょう。

それから、これが一番の問題なのですが、成績が落ちる可能性もあるんです。
浪人中はほとんど一人での勉強ですし、もう1年勉強しないといけないという精神的な疲れがあります。

本当に目標があり頑張れるという方でないと、成績は落ちてしまうリスクもあるということは肝に銘じておきましょう。

私の場合(読み飛ばしても構いません)

私は現役の時、国立大学に落ちてしまい滑り止めの私立大学には合格しました。

ただ、学費のこと、本命ではないことなどを考えて浪人の道を選びました。

浪人中は予備校の一番安いカリキュラムを選び、ほぼ自習室に通うだけという感じで1年間過ごしました。

ただ、そうなると本当に孤独で一人での戦いだったため、いつしかサボるようになってしまいました。

そのときに色々と自分自身を見つめ直し行きたい学部や大学を変更。再度モチベーションを維持して国立大学に合格しました。

勉強をサボっているときによく自分が本当にやりたいことについて考え、大学入学後は登山やバックパッカー、マラソンなど色々と手を出しました。

私自身は浪人していなかったら、大学での生活は今ほど面白いものではなかっただろうなと考えています。

浪人中の学習環境は整えましたか?

浪人中は、学習環境も自由に決められます。

ほとんどの人は予備校に通いますよね。
ただ、それだけでは不安な場合、以下のような動画教材で学ぶのもおすすめです。

もちろん、宅浪ならば必須のツールになりえますよ。

↓分かりやすい講義動画でしっかりと学習できるアプリです。
リクルートが出しているだけあってクオリティはめちゃくちゃ高いですよ。


スマホで使えますが、もしも自宅にPC環境があれば、PCでも学習できます。

私立と浪人どっちがいいか?学費や浪人のメリットまとめ

結局のところ、私立か浪人かはご自身の判断になってしまいます。

学費の面で問題なく、本命もすっぱり諦められるなら私立でいいかと思います。
ただ、この記事を読んでいるあなたは、その選択ができないから悩んでいるのだと思います。

ということは、いちど浪人して国公立を目指すために努力してみるのもいいのではないかと考えます。

浪人すれば学費の面でも有利ですし、意志さえあれば本命も合格します。

1年という差は就職する際もほとんど関係ありませんし、浪人という選択は人生の傷には一切なりません。
一度考えてみてください。

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