入学辞退の際、学校側にお詫びの意味を込めて送るのが、
「入学辞退届」です。
親としてもあまり経験することではないので、
正直書き方も良く分からないのではないでしょうか。
そこで、「入学辞退届」の書き方や例文
また、その際に気を付けることなどを
具体的にお伝えして行きたいと思います。
手書きかPCそちらが良いのかについてもご説明します。
入学辞退届の書き方や例文は?
今回は、主に小学生向けの例文や書き方をご紹介します。
ただ、中学受験でも使えるかと思いますし、
大学受験などでも少しいじれば使えるかと思います。
入学辞退届は、学校によっては書式が決まっていることがありますので、
その場合は、フォーマットをホームページからダウンロードして
記入すると良いでしょう。
もし、特に書式が決まっていない場合は、
独自で用意することになります。
その際に必要なことは、
「入学を辞退する旨を明記すること」
「場合によっては、辞退する理由を書くこと」
「受験番号と名前を明記すること」
となります。
封筒について
また、封筒についてですが、
白色の方が茶色よりも丁寧な印象になります。
宛名のところには、「入学辞退届在中」と書くとより親切です。
学校側は、受験も終わり、
入学に向けての準備で大変忙しいころです。
大量の書類を事務処理して行かなければならず、
「入学辞退届」と表にかかれていれば、
とても助かります。
入学辞退の理由は?
さて、具体的な「入学辞退届」の書き方ですが、
記入内容の中でも、最も気を遣うのは、
「辞退する理由」でしょう。
別の学校に進学する場合
ほとんどの場合、他に合格した学校に進学するためかと思われます。
これは、はっきり述べても全く問題はありません。
学校側も織り込み済みですし、
辞退することで繰り上げ合格できる人も出てくるわけです。
具体的に書きにくい理由の場合
ただ、それ以外の理由、
例えば、急な経済状況の変化でどうしても通わせてやることが出来ない、
という場合は、
あまり具体的には書きにくいと感じることもあるでしょう。
その場合は、「一身上の都合で」と書いて問題ありません。
その他の理由
急な遠方への転勤、
お子さんの急病が発症して、治療に専念する必要があり、
近くの公立に通わざるを得ない場合、
などは本心は、とても通いたかったという気持ちを伝える方が、
せっかくご縁があったわけですし、道義的意味からも
より好ましいと言えます。
これらのことを踏まえて、例文をご紹介します。
【例文】
入学辞退届
平成〇〇年 月 日
〇〇小学校 校長○○○○殿
謹んで、ここに一筆申し上げます。
この度は、息子(または倅)〇〇が貴校より、合格通知を賜りましたことを大変光栄に存じております。
しかしながら、いざ遠方まで電車を乗り継いで通わすとなると心配で、本人も不安を抱いておりまして、
家族でく話し合いました結果、近くの学校に入学させて頂くことに決めました。
誠に申し訳ありません。
以上の理由により、入学を辞退させて頂きます。
宜しくご理解のほどお願い申し上げます。
受験番号1234
〇〇〇〇(氏名)
他に理由の部分としては、
「しかしながら、私の急な北海道への転勤が決まり、家族で引っ越すこととなりまして、
大変残念ではございますが、入学を辞退させて頂きます。」
「しかしながら、呼吸器の病を発症し、遠方への通学はドクターストップがかかりました。
本人も入学を切望しておりましたので、大変残念ではございますが、入学を辞退させて頂きます」
下の子どもが先でまた受験するということも考えられますので、
より丁寧で誠実な心象を持ってもらうほうが良いとも言えます。
入学辞退届は手書きかPCどっちで書けばいい?
「入学辞退届」は、学校によってはフォーマットもあるくらいですから、
PCでも全く問題はありません。
ただ、せっかく入学許可をもらい、そのためにお手間を取らせたことも考えると、
手書きの方が心が伝わりますし、心象も良くなることは間違いありません。
つまり、先ほども書きましたが、やがて下のお子さんが受験するようなことがあったときに、
「あのようなきちんとした親御さんのお子様であれば、問題ないでしょう」と
思ってもらえる材料にもなりえます。
小学校受験は、子どもの年齢も低いですし、可能性も未知数、
そんな場合に学校側からは、
どんな家庭でどんな親に育てられたのか、という点も重要視されることを
忘れないようにしましょう。
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