電子レンジを使うとき、いちいちラップを掛けて調理するのがめんどくさい
という方は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
ラップを掛ける必要が無いのなら、使わないに越したことはないんですよね。
今回は、電子レンジデラップは必要かどうか、使う意味について書いていきます。
電子レンジでラップを使う意味って?
まず、電子レンジでラップを使う場合、3つの目的があります。
- 加熱の効率を高める
- 蒸発で水分・風味が逃げないようにする
- 電子レンジ内が汚れるのを防ぐ
以上の3つが目的として挙げられます。
1.加熱の効率を高める
加熱調理をする際に、鍋にフタをすることで水分の蒸発を防ぎますよね。
すると、水分とともに熱が逃げることも防ぐことが出来、加熱効率の良い調理ができます。
ラップもこれと一緒で、食材を温めやすくするのです。
2.蒸発で水分・風味が逃げないようにする
また、上で書いたように、ラップは鍋のフタと同じ役割を担い水分の蒸発を防ぎます。
つまり、ラップに包んだ食材のみずみずしさを保つことが出来るのです。
それから、無駄に蒸発をさせてしまうと、風味も飛んでいってしまい、
せっかくの料理も質が落ちてしまいます。
3.電子レンジ内が汚れるのを防ぐ
電子レンジのマイクロ波は水分を一気に温めます。
そのため、
水分を多く含んだ食材や油分を多く含んだ食材は
一気に温め過ぎて、破裂したり、水分が飛び散ったりするのです。
ラップを掛けていれば、その心配もなくレンジが汚れるのを防ぐことが出来ます。
電子レンジでラップが不要な食材とは?
上で書いたように、電子レンジの調理は主に水分などを外に逃さないことを目的としています。
ということは、水分を逃したい場合は電子レンジ調理の際、ラップは必要ありません。
具体的には、
揚げ物
揚げ物などは水分を含んでいるよりもカラッとさせたいので、
ラップは使わない方が良いです。
焼き魚や焼いた肉
また、焼き魚や焼いた肉などもラップは不向きでしょう。
冷凍食品やカップケーキなどもなるべく水分を飛ばしたい場合は、
ラップは使わずに調理しましょう。
飲み物
他にも、ホットミルクやコーヒーなど飲み物を温める際も必要ないのですが、
突沸(とっぷつ)という現象が起こる可能性もあるため、注意が必要です。
※突沸(とっぷつ)とは、
沸騰したくても出来ない状態の液体が、あるきっかけにより急に沸騰する現象です。
爆発したように水が吹き出る事があるので注意しましょう。
防ぐためには、なるべくかき混ぜて、空気をしっかりと入れてあげれば回避できます。
もしも、液体を加熱する場合は、少し様子を見てからレンジを開けるようにしましょう。
電子レンジでラップが必要な食材とは?
もう一度書きますが、電子レンジの目的は水分を逃さないこと。
つまり、なるべく水分の必要な食材にはラップを掛けるようにしましょう。
例えば、
ごはんや中華まんを温めるときは、なるべく水分は逃したくないので、
ラップを掛けます。
また、温野菜など蒸す必要がある料理はラップを掛けましょう。
その他、煮物などの水分の多い料理もラップを掛けたほうがいいでしょう。
電子レンジによってはラップを推奨していない?
上記では、ラップが不要な場合と必要な場合に分けて書きましたが、
そもそも、電子レンジによってはラップを掛けないように指示されているものもあります。
例えば、指定温度の設定ができる電子レンジの場合、
ラップに付着した水分が先に温まってしまい、食材が温まる前に
指定温度まで温まったと認識されてしまうのです。
お使いの電子レンジによっては、そのようなこともありますので、
確認してみてくださいね。
電子レンジの意味と必要、不要のまとめ
電子レンジを使う意味としては、
- 加熱効率を高める
- 水分と風味を逃がさない
- 電子レンジ内を汚さない
などの意味があります。
また、必要な食材と不要な食材もあるので、確認してみてくださいね。
ラップが溶けてしまった場合の害についてこちらで書いています。
➤電子レンジで溶けたラップは有害?代わりに使えるものは?
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