食洗機を乾燥機能だけで使いたいという方もいますよね。
果たしてこの使い方は、問題ないのでしょうか?
故障の原因になるとか、不具合は生じないのか?
また、食洗機の乾燥機能と、
食器乾燥機の電気代に違いはあるのでしょうか?
あるとしたら、どちらが得なのか?
具体的に調べてみました。
食洗機の乾燥機能のみの使用は問題ない?
食洗機のシェアを見ると、国内ではPanasonicが断然トップです。
そのPanasonicの説明によると、
食洗機の乾燥機能だけを使用することは、
当然のことながら、全く問題ないとのことです。
ただし、「乾燥機能のみ」使用する場合には、
大きく2点気を付けなければいけないことがあるそうです。
まず一点は、
「乾燥機能のみ」の場合は、食器自体が冷たいのと、庫内も一から温めますので、
時間をかけても食器の種類によっては、乾ききらないことがあります。
一方で、
洗浄機能を利用した時には、温水で洗浄しているので庫内がすでに高温で温かくなっているので、
その余熱で温かい上にさらにヒーターで乾燥させますからしっかり乾きます。
また、もう一点は、
「乾燥機能のみ」使用していると、庫内が臭うことがあります。
それを避けるためには月に1,2回程度、洗剤を入れて標準運転をして、
庫内を洗浄する必要があります。
食洗機の庫内は臭気を抑えるために封水構造になっています。
(つまり、経路の途中に水をためて臭いを消す構造です)
乾燥機能だけ使用していると、この封水が蒸発してしまうので、臭気を放つことになります。
この水を補充する意味でも、定期的な洗浄が必要なのです。
当然食器の数によって、乾きの程度も変わってくるでしょうし、
使用頻度にもよって、機種によっても臭い方は違ってくるでしょうから、
まめにチェックすることは大切です。
食洗機の乾燥機能と食器乾燥機で電気代はどっちが得?
つぎに、
- 食洗機の乾燥機能のみ使用する場合
- 乾燥専門の食器乾燥機を使用する場合
上記の場合で電気代に違いが出てくるのかについて、
考えて行きたいと思います。
電気代は、その機種のワット数に比例します。
食器乾燥機は、小型なら180Wくらい。
大型で290Wくらいまでです。
(例外で1100Wクラスのものもありますが・・・)
食洗機の乾燥機能は、思いのほか電力量を消費します。
小型で600Wくらい。
大型なら1100Wくらいです。
標準の使い方で、1回分電気料金を計算すると、
食器乾燥機は、安ければ、5円前後、高くても9円くらいまでです。
食洗機の方は、乾燥だけでも小型なら7.5円。
大型で、13.5円くらいかかると考えられます。
1日に2回使用したとして、1か月の換算すると、
食器乾燥機は「300~540円」
食洗機は「450~780円」となります。
つまり、小型の食器乾燥機を使用するなら、これが一番安いと考えられます。
しかし、大型の食器乾燥機なら小型の食洗機よりは高くつく場合もあります。
食洗機の大型は何より一番高くつくと考えられます。
食洗機の乾燥機能と食器乾燥機の電気代まとめ
何人家族で使用するかによりますが、
もし、核家族で、そんなに食器も多くない場合は、
今から買うなら、小型の食洗機(180~250Wくらいまで)が良いでしょう。
小型の食器乾燥機と比べても電気代にそんなに大きな差はありませんし、
洗浄機能も使えば、手洗いするより水道代も安く済みます。
そして、洗い物をする時間を他の家事や入浴タイム、時には睡眠タイム
にだって当てられます。
トータルで考えると断然、お得です。
あくまで、乾燥機能だけでイイ、というなら別ですが・・・
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