イサキの旬と栄養は?日持ちのする保存方法は?

ほぼ通年出回っていると言っていいほど、お馴染みの魚であるイサキ。
魚釣りでも人気ですね。

普段から目にする機会が多い魚ですが、
具体的な旬や、栄養といったことはなかなか知らないものかもしれません。

それでは、身近な魚であるイサキの旬と栄養素や、
その便利な保存方法などを見ていきましょう。

イサキの旬と栄養は?

ほとんどいつでも見かけるイサキですが、
旬とされる時期は、意外と短いとされています。

それは産卵期前の初夏である5~6月頃です。

ちょうど梅雨の時期であることから、「梅雨イサキ」とも言われます。

水温が下がり、産卵後である秋~春は、
旬の時期と比較すると脂のノリが悪いとされています。

せっかくの魚ですから、
旬の時期に美味しくいただきたいですね。

では、気になる栄養素はどんなものがあるのでしょうか?

イサキの主な栄養としては、

  • DHA
  • EPA

といったサプリメントでよく聞くものから、

  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンA
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12

などの豊富なビタミン類があげられます。

さらに血圧を下げる効果があると言われるカリウムまで入っていて、
気軽に食べられるメジャーな魚のわりには、ずいぶんと盛りだくさんな栄養素と言えますね。

DHA、EPAは、記憶力・学習能力の向上や血液サラサラの動脈硬化予防とされますし、
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくします。

ビタミンAが多いと皮膚や粘膜を健康に保ち、体の発育や成長にも効果があるとされています。

他にもビタミンEは体内の脂肪の酸化を予防するので、老化防止にもなります。

ちょっと見ただけでも、とても体にいい健康的な栄養素がたくさんあることがわかりますね。

イサキの日持ちする保存方法は?

こんなに魅力的な魚であるイサキですが、たま~にこんなことがありませんか。

それは「大漁だったから、おすそ分けしますよ」と、近所の釣り好きの人にいただくこと。

もちろん好意はありがたいのですが、
もうすでにメニューが決まって作り始めていたり、
他にたくさんおかずがあって、すぐには食べきれないなどといった時に、困ってしまいますよね。

そこで、後から美味しくイサキを食べるためにも、効果的な保存方法をご紹介しましょう。

保存方法には冷蔵冷凍の二通りがあります。
どちらもやり方はあまり違いません。

共通しているのは、保存する前の処理が大事ということです。

まず、「下処理」をします。

伊佐幾(いさき)のさばき方

これは、魚の内臓やえらをとることです。

冷蔵と冷凍、どちらの場合でも必ずしましょう。
特に、頭部分は落としてしまっても大丈夫です。

下処理してよく洗ったら、次は魚の水分をとります。

クッキングペーパーで表面の水気をとるのはもちろん、
内臓があった部分にクッキングペーパーを詰めて、血などを吸収させるのも効果的です。

魚には「ドリップ」と呼ばれる体液があって、
これが生臭さの原因になるので、よく取り除きましょう。

基本的には、「3枚おろしで、切り身のみを冷凍」というのが、
保存期間も長くなりオススメです。

冷蔵保存ならば、加熱したり、下味をつける「下ごしらえ」までしておくと、その後すぐに調理しやすくなりますね。

その後保存します。

冷凍保存の場合、

一切れずつクッキングペーパーとラップで包んでから、フリーザーバッグに密閉して冷凍庫へ。

冷蔵保存でも同じです。

空気に触れると雑菌が増えて腐りやすくなるので、
密閉する時は袋に空気が入らないようにしましょう。

それから低温であるチルド室に入れておきます。

イサキの旬と栄養、保存方法まとめ

馴染みのある魚イサキの美味しい旬の時期は、初夏の5~6月頃です。
ちょうど梅雨時なので、「梅雨の時期はイサキが美味しい」と覚えておくといいかもしれません。

やむなく保存する時は、まず内臓・えらを取る下処理を必ずしましょう。

それから魚全体の水分をよく取ってから、
クッキングペーパーとラップに包んで、
密閉ジッパーがついているバッグに入れます。

この時、冷凍保存なら冷凍用のフリーザーバッグを使うと、
冷凍焼けを防いだり、そのまま解凍できたりして便利ですよ。

さあ、美味しいイサキを楽しみましょう。

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