もし、サザエを買って来たり、頂いたものの、すぐには食べない、という場合、
保存はどの様にしたらいいのでしょうか?
魚貝系というのは、温度管理や置いておく時間によっては、あっという間に
風味が変わってしまうイメージがあります。
下手をすれば、腐ってしまって、台無し、なんて言うことも・・・
そう考えると、やはり冷凍保存したいところですが、
果たして、大丈夫なのでしょうか?
また、その際に砂抜きはした方がいいのか?など
サザエの保存方法についてまとめてみました。
参考にしてみて下さいね。
サザエの保存方法は?冷凍してもいいの?
サザエなどの貝類は、とくに足が速いので最新の注意が必要です。
あっという間に腐ってしまいますからね!
サザエの場合、もし死んでしまったら、30分以内に食べてしまうのがベストです。
それ以上経ってしまった場合は、肝は捨てて下さい。
そして、生きたままの鮮度のいいサザエは、
比較的すぐに食べる場合には、「冷蔵庫」保存します。
目安は、冬なら3~4日くらい、夏場は弱りやすいので、2、3日が限度です。
当然、早く食べるに越したことはありません。
ただ、1週間やそれ以上、当分食べません、という場合には、当然冷凍するほか方法はありません。
そして、冷凍しても大丈夫です。
ただ、注意すべきことはありますので、順に書いて行きますね。
サザエの冷凍保存時の注意点!
まず、先ほども書きましたように、貝類はとにかく足が速いですから、迅速な処理が求められます。
そして、冷凍する前には、雑菌の繁殖を防ぐためにも加熱して菌を殺しておくことが大切です。
そのために、殻付きのままのサザエを鍋に投入、熱湯にいれてグツグツと10分ほど茹でます。
これでオッケーです。
その後、鍋から取り出し良く冷まします。
次に、殻の中からサザエの中身を全て取り出してください。
そして、必要な部分を残して、余分なところは切り取り、
空気をよく抜き取って冷凍パックに入れて冷凍室へ。
以上です。
ちなみに解凍の際は、
電子レンジは使わず(解凍にむらが出来て、味が落ちてしまう場合があります)
流水にさらして解凍したり、少し時間はかかりますが冷蔵庫に移して、自然解凍することをおススメします。
サザエの保存前に砂抜きはした方がいい?
サザエの食料は、岩などについている海草類です。
ただ、これを食べるときに砂も一緒に食べてしまうので、
サザエを食べる前には、「砂抜き」が必要になります。
でないと、砂だけに「ジャリ(砂利(笑))」っとした
あのイヤ~な感覚を味わってしまうことになります。
その方法は・・・
海水と同じくらいの濃度(3~4%)の塩水を多めに作り、ボウルに張ってください。
水500mlの場合、食塩17.5g
(大さじ1杯 小さじ0.5杯)
そして、ここに
サザエを入れて2,3日置いて置きます。
このとき、つい冷蔵庫に入れたくなりますが、常温での保存にして下さい。
(室温15度まで)
こうすることで、排泄物として砂が出てきます。
ただ、これで完璧かというと、そうとも言えません。
実は、獲ってすぐ、その海の水に浸けておくのがベストなんです。
そう言われても、これはなかなかハードルが高いですよね。
そう、基本的にはプロにしか出来ない離れ技です。
一番いいのは、すでに、砂抜きをしてくれている、
専門業者さんか、魚屋さんから買ってくることです。
もしくは、怪しいな・・と思う場合は、
思いきって肝の部分(特に砂袋といってクルクルと渦巻きになった部分です)
を捨ててしまって食べないかです。
これには賛否両論があって、
肝ははなから嫌いという方と
肝を食べないでどうするの!!という通の方がいます。
私は、断然前者です(笑)
でも、サザエの身は、本当に小さくて、貴重なので、出来れば、全部食べる方がイイのかもしれません。
サザエの保存方法、冷凍、砂抜きのまとめ
ちなみに、サザエの旬は、3~5月ごろです。
産卵期を迎える夏の前のものが美味しいのです!
そして、何度も言いますが、魚貝類は鮮度が命。
早いに越したことはありません!
また、貝類にありがちな「貝毒」ですが・・・
サザエには一切ありませんから、
その点は安心して召し上がって下さいね。
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