公務員退職の記事でも書きましたが、その後派遣やバイト、治験などで生活していました。
治験といえば、怖いイメージ、副作用や後遺症、危険な高額バイトとして知られています。
ただ、実際に経験してみて、これは単なる都市伝説だと言わざるを得ません。
今回のブログでは、そのへんの体験談や感想について書いていきます。
”体験談”治験バイト参加から退院までの流れ!
治験バイトは本来「バイト」ではなく負担軽減金の出る「ボランティア」です。ただ、便宜上ここではアルバイトとして書いていきます。
負担軽減金とは、治験期間中の不利益に対して支払われるお金のことです。
今回、私が参加した治験の概要としては、
入院:3泊4日×4
事後検査:日帰り
負担軽減費:24万3000円
東京都浅草の近くにある病院で血液をサラサラにする薬をの治験をしました。
どこまで書いて良いのかわからないので、概要はここまででやめておきます。
とくに守秘義務に関する同意書は書かされなかった気はしますが一応。
では、下からは事前検査~治験入院当日~治験事後検査までの流れに沿って、体験談・感想を書いていきます。
事前検査:日帰り
これは血液検査、尿検査、心電図、身長体重、その他既往歴など通常の健康診断と同じような検査をしました。
この検査で合格すれば、晴れて入院まで進むことが出来ます。
ただ、今回の参加人数が60人、合格が30人なので落ちる可能性も高かったです。
治験バイトに合格するための注意点としては、1週間前から
- 運動はしないこと(立ち仕事もだめかも)
- 飲酒をしないこと
- きちんと睡眠をとること
- 食事はさっぱりしたものにすること
- 水分は1日1.5~2リットル補給すること
等が挙げられます。
無職である私には容易いことでした。
また、アルバイトをしていない大学生とかも受かりやすそうですね。
この事前検査のときに薬の専門的な説明や副作用について、治験入院中の生活について説明されます。
その説明に同意できれば、同意書にサインをします。
事前検査はそれで終了です。
当日に3000円もらいました。
入院:3泊4日×4
入院前も上で上げたような注意事事項を守らなくてはいけません。
予備部隊として2,3人余分に合格させているそうで、入院日当日の血液検査の結果で2,3人は予備部隊に降格されます。
そして、翌日には強制送還です。1日分の負担軽減費は出るみたいです。
そして、入院初日のスクリーニングにも合格すればあとは入院するのみです。
治験入院中の生活は、結構快適です。
漫画本や雑誌、ゲーム機、テレビなどは自由に使えます。
また、ベッドにはテーブルがついているので、ベッドの上でノートパソコンが使えます。
Wi-Fiも通っているそうですが、2ちゃんでの評判はあまり良くなかったので自前のポケットWi-Fiを持っていきました。
食事はほぼ3食出てきます。
薬の服用後などは食事は出来ないので、我慢です。
食事は予想より美味しかったです。
こちらの記事で入院中のことを詳しく書いています。
➤治験バイトで入院中の食事や持ち物は?暇の潰し方は?
注射については、
- 入院当日に1回
- 投薬後に10回以上
- 退院日に1回
をこまめに採血していきます。
投薬後の採血は回数こそ多めですが、一回の採血量は大したことありません。
頻繁に注射しなくても良いように、留置針というものを刺しっぱなしで投薬当日は過ごします。
シャワーの時間も自分で決められて、持ち時間は30分間。
ただし、投薬日はシャワーなしでした。
入院中は注射の時間になったら自分のベッドに戻るくらいで、他はほとんど自由です。
部屋の広さは30人ではちょっと狭い気もしますが、注射するスペースも必要なため、隣との間隔は看護師さんがしゃがめるくらいの広さはあります。
治験によっては20人とかそれ以下の場合もあるので、今回はちょっと人数多めでしたね。
ともあれ、自動的にご飯も出てくるし、1日中寝てても誰も文句は言わないし、快適としか言いようがない入院生活でした。
ただし入院中のタバコは禁止ですので、私のような喫煙者は我慢が必要です。
基本的には「健康な男性を対象とした入院治験」は喫煙者の応募可なものが多いです。もちろん当日は禁煙です。
事後検査:日帰り
数日後に事後検査を行います。
この時も油断せず、上に書いた注意事項を守ります。
そうしないと不合格になり、再度来院しなくてはいけません。
ここで体調に問題ないことがわかれば、晴れて治験バイトのバイト代「負担軽減費」が数日後に振り込まれます。
それから、入院期間中や退院後も全く後遺症や副作用などの危険なことはありませんでした。
治験バイトで現れる副作用とはどんなものなのか?
それでは、治験バイト中に生じる副作用や後遺症などのリスクは一体どのようなものなのでしょう。
通常、薬を服用するということは体に対して何らかの作用を及ぼすということです。
その薬が身体に何の作用もしなければ、薬としては不良品です。
今回の治験で私が服用した薬は、血液をサラサラにする作用があります。
ということは、鼻血やカミソリでのちょっとした怪我、唇の乾燥による切れなどで血が出る場合、血が止まりにくくなります。
投薬日やその翌日はその危険があるということです。
とはいえ、いずれ血は止まりますし入院中にけがをすることもほとんどありません。
髭を剃る際は電動のものを持ってくるように指示されていました。
大きな副作用としてはそれくらいで、その他不快感を感じる方もいるようです。
ただ、まわりにいる人間はみなケロッとしていましたし、病院で行われるものなので正直わたしは安心できました。
今回の治験バイトで服用した薬は副作用や後遺症がほとんどないものでしたが、もしかすると他の治験では副作用がある場合もあります。
ただ、その場合も事前に医師が想定される副作用についてすべて説明してくれるので、同意できない場合は事前検査のお金だけもらって帰れば良いんです。
なぜ治験バイトが危険と言われているのか?
では、なぜここまで治験バイトは危険な高額バイトとされてきたのでしょう。
おそらく人体実験みたいなイメージや高額な報酬のせいかと私は思っています。
ただ、高額な報酬というのも時給換算すると900円程度ですし、普通のバイトの方がもっと高いものは多くあります。
寝ててもお金が発生するというのは大きいですが。
そんなに高収入なバイトというわけではないですし、そもそもバイトではなくボランティアですからね。
治験によって生じるリスクも事前にしっかり説明があるため、怖いというイメージはあまりふさわしくないように思います。
しかし、中には高額バイトと称して危険な治験バイトをさせる業者も存在するようですので注意が必要です。
普通に「治験バイト」とか検索して出てくるようなところなら、まず問題ありませんけどね。
もしも治験が怖かったり、審査に受からなかった場合
治験はやはり薬を使っている以上、軽い副作用が出る可能性はありえます。
もちろん、全て事前に説明されますので安心感を持ってのぞめますが、怖いと感じる気持ちもわかります。
また、事前検診で不合格になってしまうことだって十分にありえます。
せっかく高額な報酬を期待していたけど、あてが外れてしまった、という方もたくさんいるのが現実ですね。
そこで、代わりにリゾートバイトなんかもおすすめです。
下記の図のように、リゾートバイトなら生活費がかからない上に高時給で、バイト代が溜まりやすい。
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さらに、今までとは違う場所で新しい体験ができます。
- 毎日温泉に入ったり、
- 語学を活かした接客ができたり、
- 様々な友だちができます。
治験以外の高額案件の1つとして検討の価値はあるんじゃないかな、と思います。
↓
➤リゾートバイトならアルファリゾート!
治験バイトの体験談ブログ!副作用や後遺症、危険についてのまとめ
治験バイトの体験談や感想をここまで書いてきました。
治験当日の流れや怖いイメージを持っている方に参考になれば幸いです。
副作用や後遺症、危険性についてもしっかりとした説明がされるので、ご自身が納得できなければ受ける必要はありませんし、納得できれば同意書にサインすればいいだけです。
最初から偏見を待たずチャレンジしてみたら良いのかなと私は思います。
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