美容師を退職して35歳まで転職活動をしていた知人がいます。
彼は、美容師の給料の低さに絶望し、色々な職場を点々としつつ異業種の正社員を目指していました。
その後どうなったのか気になったため、転職は成功したのかどうか連絡を取ってみました。
35歳男性美容師は異業種への転職は成功したのか?
前の記事でも書いたように、私自身公務員をやめてから派遣で働いたり、治験を受けてみたりと色々とやっていました。
今回書くのは派遣時代に工場で知り合った元美容師の方の話です。
彼は、28歳くらいに美容師を退職し、パチスロのハイエナをやりつつ、実家で暮らしていたそうです。
その後パチスロでは限界があると感じ、異業種の正社員へ転職活動を始めます。
ただ、中々うまくいかず35歳になる今まで派遣社員として工場を転々としていました。(工場で知り合った当時は33か34歳)
美容師を辞めた理由としては、給料の低さです。
美容院ではよくあることらしいのですが、
アシスタントはサロンのオーナーのパシリとして扱われ、給料の一部は授業料として持って行かれ、手取り10万ほどしか残らない。
時給換算すると相当なものだったようです。
これを聞いたときは冗談かと思いました。
30代の美容師でさえ、そんな給料だったようです。が、美容師業界ではよくある話。
なので、30歳手前までにはほとんどの美容師は辞めてしまい、異業種に転職するか自分で美容院を開業するか選ぶそうです。
彼の周りの美容師は、異業種への転職率100%だったらしいです。(中には美容院を開業した方もいるそう。)
彼自身は、周りに取り残されたような形だ、と言っていました。
という話を1,2年前に派遣先の工場で一緒に働いていたときに聞きました。
今回はその彼に連絡を取り、その後転職はうまく言ったのか聞いてみました。
35歳元美容師(男)の異業種への転職記
彼の話を元に年表形式にしてみました。
28~30歳
パチスロのハイエナのやり方を友人に教わり、月数万円稼ぐ。足りない分はアルバイトをして稼ぎ、実家ぐらしのためそれだけで生活できた。
美容師時代の貯金はほとんどないため、一人暮らしをする余裕はまったくない。
美容師の給料だけでは、実家暮らしでも貯金は全くできなかった。
30~32歳
車工場の期間従業員などで寮に入る。初めて数百万単位の貯金が貯まり、生活に余裕ができたがきついのでやめた。
この時期に毎年5社くらい美容師とは異業種への転職活動をしてみた。
書類審査は全部通ったが、全て面接で落とされてしまった。
反省点として、
- 受けた企業数が圧倒的に少なかったこと
- 面接で美容師時代の恨みつらみを話してしまったこと
- 全く興味ない業界だったため志望動機が薄かったこと
等が挙げられ、他にもハローワークで紹介している企業の求人票と実際に面接で言われることの差がありすぎて、受ける気をなくしたとも言っていました。
たしかに、ハローワークの求人票って真実が書かれていないことが多いです。
32~34歳
やる気を無くしてしまったが、正社員の面接は続けている。
応募企業数は増やしてみたが、書類審査で落ちる率が上がったため、面接の数は前年とほぼ変わらなかった。
貯金が無くなりそうだったので、派遣社員として工場で働き始める。
工場で働きつつ、転職活動を続ける。
周りの美容師仲間は
- 他の美容院に転職したり
- 独立開業をしたり
- 面貸し(ミラースペース)や業務委託などで美容室店舗の一部スペースを借りたり
- 異業種へ転職成功したり
なんだかんだ上手くやっているようです。
34~35歳
そろそろ35歳が近づいてくるという焦りがあり、応募企業数を一気に数十倍に増やした。
転職支援サービスに片っ端から応募し、色々な人からアドバイスを受けた。
35歳という年齢は転職のボダーラインとしている人が多く、やはり一番焦りを感じる年齢だそうです。
実際に企業の求人でもボーダーは35歳という感じがします。
この年で彼は、100社近くの企業の面接を受けまくり、数社の内定をもらいました。
もちろん、この年齢の平均と比べてしまうと年収は低くなってしまいます。
しかし美容師時代と違う点として、
- 有給がしっかりと取れる
- ボーナスがある
- 不当に給料を差し引かれることはない
- パワハラがほぼない
- 適切な勤務時間
以上のような点が挙げられます。
美容師だった頃は、オーナーからの急な呼び出しで休日出勤は当たり前だったそうですし、ボーナスなんて雀の涙ほど、パワハラは相当なものでした。
ただ、この年齢でさらに元美容師という職種からの転職ということもあり、大企業に務めるという訳にはいきません。
美容師としての資格、スキルが活かせる職種も限られてきますし、未経験者採用の仕事となると若さが求められてきます。
そのため、ある程度のレベルでの妥協は必要だったそうです。
もちろん、年齢がまだ若ければ美容師としての資格、スタイリストのスキルを生かせる仕事は合ったかもしれません。
美容師から異業種への転職成功のコツとしては、
とにかく数をこなすこと
そうすればいつかは見つかるよ、と転職成功者の談をご紹介しました。
彼の転職した職種は、美容関連の営業職、です。
美容師から異業種への転職方法とは?
私が派遣工場で知り合った元美容師(35歳・男性)の方の話をご紹介しました。
彼いわく、元美容師から転職する方法としては、ハローワークで紹介してもらうよりも転職支援サービスで片っ端からアドバイスを貰うと良いと言っていました。
それから、美容師だからどうせ受からないと尻込みせずに、とにかく受けてみることが大事だそうです。
面接中に言われる言葉の中にも大事な物があるし、転職活動をしていると色々なことを見つめ直すため、今後の人生の方針を決める手助けになる。
彼が受けた職種としては、
- 美容関連メーカーの営業職と総合職
- あらゆる企業の事務職
- アパレル関係
- 不動産の営業
- ホテルのスタッフ
この他にも受かりやすそうなところにはひとまず書類を送っていました。
この内何社の内定をもらったのかは聞いていませんが、それなりの数もらったとのことです。
以上のことからも、美容師から異業種への転職方法としては、
- 数をこなすこと
- 適切なアドバイス・サポートを受けること
の2点が重要となります。
例えば、無料の転職支援サービスに登録して専任のアドバイザーから就職支援を受けていたようです。いくつか登録していたみたいですね。
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美容師から異業種への転職は成功するのか、35歳男性の話まとめ
35歳男性、元美容師の方の話を簡単に欠かせていただきました。
結果から言って、彼の転職活動は成功しました。
紆余曲折はあれど、
- 数をこなした
- 適切なアドバイスを受けた
ということで、何とか正社員になれたとのことです。
就職後は、今後の人生の色々な不安からは開放されたそうで、声に明るさがありました。
ただ、周りの人間よりも仕事のスキルは低いため、毎日自主的に残業したり勉強したりしているとのこと。
とはいえ、以前の美容師時代に強制的にやらされていた仕事とは比べるまでもなく楽しい、と言っていました。
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