2016年に3回目の富士登山に行きました。
今までは吉田ルートしか登ったことはありませんでしたが、今回は登山初心者とともに富士宮ルートに挑戦しました。
写真や感想をまじえて紹介していきます。
富士山富士宮口ルートはおすすめだったか。ご来光は見れたのか。
富士山の登山ブログ!富士宮口ルートはおすすめだった?
2016年までに通算3度目の富士登山をしました。
はじめの2回は吉田ルート、3回目は富士宮ルートです。
どちらも初心者向けのコースで登りやすいルートでした。今回はどうして富士宮口からの登山を選んだのかということについてお話します。
なぜ、富士宮ルートを選んだのか?
富士登山で初心者におすすめなルートとして、吉田ルートと富士宮ルートがあります。
御殿場ルートと須走ルートはスタート時の標高も低く、頂上までの距離も長いため体力に自信のある方、登山経験豊富な方でないと難しいかと思います。
また、山小屋の数も少ないため、水分補給にも気を配らないといけません。
吉田ルートは登山者の6割が利用するため大変混雑します。
ただ、山小屋の数も多く、道も整備されているため登りやすさは一番です。
富士宮口ルートは、4つのルートの中でも距離が一番短いため初心者が登るにしても気持ち的に楽な面が多いです。
また、頂上の剣が峰まで30分ほどで行けるため、富士登山達成へのハードルは一番低いルートです。
デメリットとして、富士宮ルートは距離が短い分、一気に標高を駆け上がるので高山病になるリスクは高めです。
ただ、それらを鑑みても混雑具合や距離などのメリットは吉田ルートより大きいため、今回は富士宮ルートを選びました。
富士宮口ルートの概要
出発地点:富士宮口5合目 標高2390m
往復距離:約8.5km
標高差:約1350m
山頂までの所要時間:登り 5時間30分 下り 3時間50分
剣ヶ峰の往復:3~40分
実際に富士宮口ルートを登った感想・タイムスケジュール
実際の富士登山タイムスケジュールを簡単に載せておきます。
スタート5合目の出発時刻 13時25分
↓20分
6合目 13時45分
↓38分
新7合目 15時23分
↓60分
元祖7合目 16時23分
↓73分
8合目 17時36分
↓50分
9合目 18時26分
↓宿泊
9合目 3時35分
↓43分
9合五勺 4時18分
↓35分
山頂付近 4時53分(日の出が近づいてしまったためここで待機)
↓83分
山頂 5時42分
↓24分
剣ヶ峰の到着時刻 6時6分(9月4日日曜日)
※途中10~15分おきに少しずつ休憩をはさみました。
実際に富士宮ルートで登った際の写真や感想をまじえて書いていきます。
飛ばしたい方はスクロールして下までお願いします。
日時:2016年9月3日土曜日
スタート:5合目の出発時刻 13時25分
5合目から6合目まではほぼ平坦な道を歩いていきます。
6合目の到着時刻 13時45分(所要時間20分)
5合目の写真が見つからないため、6合目からの写真です。
ここには、山小屋の雲海荘と宝永山荘があります。
次の新7合目までは1km、目安時間としては60分となります。
富士山の自販機、500mlのペットボトルは300円という値段になります。
焼印を押してもらう用の金剛杖です。値段は800円。
6合目の雲海荘の写真です。外観はこんな感じ。
雲海層の食事メニューです。結構豊富です。
ただ、登り始めのためお腹は空いていません。(笑)
6合目から新7合目まで1時間トイレはないので、ここで済ませておきましょう。
6合目の出発時刻:13時53分
6~新7合目の途中の道のりです。
ちょっとした岩場があり、少し登りにくいです。
新7合目の到着時刻:15時23分(所要時間30分)
新7合目の山小屋、ご来光山荘の看板です。
食事メニューは、カレーライスが1100円。カップラー麺が700円。
山小屋の食事メニューは下界と比べると、かなり割高なので非常食などはあらかじめ持ってきたほうが安くすみますよ。
新7合目の出発時刻:15時30分
新7合目から次の元祖7合目までは、630m。目安時間は50分です。
新7合目から元祖8合目までの道のりです。
元祖7合目の到着時刻:16時23分(所要時間53分)
元祖7合目の山小屋、山口山荘の看板です。
元祖7合目の出発時刻:16時35分
元祖7合目から8合目までは570m。目安時間40分かかります。
8合目までに向かう間、下には雲海を見下ろす素晴らしい景色が広がっています。
そしてだいぶ霧が現れてきました。
8合目の到着時刻:17時36分(所要時間61分)
8合目の山小屋、池田館の看板です。目安時間を20分オーバーしてしまいました。
9合目まで570m。目安時間30分です。
8合目の出発時刻:17時42分
少し薄暗くなり、霧も立ち込めてきました。この辺まで来るとめちゃくちゃ寒いです。
防寒着の用意は忘れないようにしましょう。
9合目の到着時刻:18時26分(所要時間44分)
9合目に着きました。今日は山小屋、万年雪山荘に宿泊します。
富士宮口9合目から山頂までの距離は1km。目安時間は60分です。
9合目から9合五勺までの距離は440m。目安時間30分となります。
富士山ともなると、9合目の自動販売機は缶コーヒーが400円という値段になってしまいます。
ですが買いました。
富士山9合目からの夜景です。到着したらすぐ暗くなりました。ギリギリセーフ。
私達が宿泊した山小屋万年雪山荘の看板です。
9合目の出発時刻:3時35分
ご来光を見るためにはもう少し早く出発しなくてはいけません。
今回は、雨のため出発時間を少し遅らせてしまいました。
まだ少し降っていましたが、雨具を装備して出発しました。
ご来光について詳しくは下で説明しています。
9合五勺の到着時刻:4時18分(所要時間43分)
遅れ気味です。この時点でご来光はあきらめ、ペースを落とします。
富士山頂まで550m。目安時間30分。
相方の体力に限界が。。
富士宮口9合五勺の山小屋、胸突山荘です。
それから少し上ると朝日が出てきました。
時刻:4時53分(もうすぐご来光が登ってしまいます)
空は大分明るくなってきました。山頂でのご来光は諦めてここで待機することにしました。
9合五勺~山頂、もうすぐ山頂が見えてきます。
山頂の到着時刻:5時42分(所要時間83分)
富士山富士宮口山頂の浅間大社奥宮です。
ここからすぐに剣ヶ峰の山頂を目指していきます。
山頂の出発時刻:5時50分
剣ヶ峰の到着時刻:6時6分(所要時間16分)
上に見えるのが、富士山頂の気象観測所です。ここが、富士山本当の最高地点。
あとは並んで順番を待つのみです。
並び終えた時刻:6時22分(所要時間16分)
並んで待つこと16分で日本一高い二等三角点および、日本一標高の高い地点に到着しました。
合計時間350分(5時間50分)
途中の日の出待機時間やその他休憩時間を考慮するとまた違った時間にはなります。
おすすめできるルートだったか?
吉田ルートと比較しても大して疲れ具合、きつさは変わりませんでした。
ですが、距離が短いため、登り始めの気持ち的にも楽でした。
とはいえ、油断して登っていると、高山病になってしまう危険性は高いです。
実際に吉田ルートよりも人は少ないはずなのに、道中うずくまっている人の数は同じくらいだったように感じます。
どっちが良かったかと聞かれると、富士宮ルートと吉田ルートどっちも良かったです。
5合目からすでに寒いですが、上に行くに連れてさらに寒くなってきます。
冬用の支度は欠かせません。また、唐突な雨が降る可能性もあるため、雨具やザックカバーも常備しておきましょう。
相方は、インターネットの山用品レンタルでレインウェアと防寒着をレンタルしました。
これで1泊5000円だったそうです。そんなに山登りをしないならこういう選択もありかなと思います。
さらに、ご来光に向けての夜登山に必要となってくるヘッドランプ500円で借りられます。ヘッドランプってほとんど使いませんし、こういう小物こそレンタルで十分かもしれませんね。
どんな場合でもキャンセル料全額返金らしいので安心してレンタルできるそうです。ネットで注文すると15%オフみたいですよ。
富士宮ルートではどの山小屋に宿泊したのか?
私たちは富士宮ルート9合目にある万年雪山荘に泊まりました。
食事は自分たちで持ってきたコンビニおにぎり(100円セール中だった)で済ませたので評価はつけられません。
登山後の食事は何でも美味しいと思います。
それと、富士山の山小屋の口コミや評価を見ていると、ひどい、不快、いびきがうるさいなどの悪評が目立ちます。
実際、混雑時は寝床にぎゅうぎゅうに押し込められて寝なくてはいけません。
ですが、そりゃ仕方ないと思います。あんな高い場所で山小屋を運営すること自体一苦労なんですから。
スタッフの方の態度についてとやかく言う方もいますが、そりゃ疲れますし許してあげてほしいです。
それから、なるべく男女別で分けられているようですが、ほとんどごっちゃです。ただ、みんな疲れているためか全く気にせず寝ている様子でした。
なんにしろ、ご来光を見るためには山小屋宿泊は欠かせませんので、我慢しましょう。
富士宮口からのご来光はどうだった?
山小屋を暗いうちに出発しました。
私達が富士山を登ったのは、9月初旬(ご来光は5時10分ごろ)でした。
7月(ご来光は4時30分頃)や8月(ご来光は4時50分ごろ)の登山が多いと思うので、しっかりと出発時間は確認しましょう。
私達の出発時間は3時でした。雨が降ってしまったため落ち着くまで待機したためこの時間になってしまいました。
まあ、本来ならば富士宮ルート9合目から頂上までの所要時間は60分ほどですので間に合うはずの時間です。
ただ、ご来光渋滞などの混雑を考えると、2時半とか2時に出発するべきでした。
結局富士山頂でのご来光には間に合わず、途中からの朝日を拝むことになります。
そして富士宮口ルートのデメリットとして、もう一つ、
富士宮ルートは登山途中のご来光は見れない
というものがあります。
富士山の斜面に隠れてしっかりとしたご来光は見れないんです。
さらに、頂上ではご来光が見られるポイントも限られてくるため、一点に人が集中してかなり混雑します。
そこがデメリットと言えばデメリットでしょう。
私たちは結局山頂でのご来光が見られず、そのまま剣が峰を目指すことにしました。
富士宮口山頂から剣ヶ峰までは15分という短時間で行けるため、すんなり到着です。
天気観測所にある二等三角点を目指します。
結局ご来光が上る瞬間は見れなかったけど、これはこれで良いものです。
富士山登山のブログ、おすすめ、ご来光は見れるかのまとめ
今回は、富士登山の体験記事という形になりました。
初心者にもおすすめできる富士宮口ルートで富士登山を楽しんでいただけたらと思います。
ご来光は結構混雑するので、場所取り後は動かなくても良いように、トイレを済ませておくことも大切です。
混雑するとは言っても、吉田ルートは総合的な人の数が多いので、どちらもあまり変わらないのかなと思ってしまいます。
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