PTAと仕事は両立できる？専業主婦がやるべき？

小学校入学と同時に気になるのがＰＴＡの存在ですよね。

巷に聞くＰＴＡの人間関係のややこしさ、役員に当たったが役員の仕事をちゃんとしていないとの他の母親からのブーイング。

専業主婦ならなんとか時間的にこなせても、働いている母親なら、ＰＴＡ役員に当ったときの不安は強いかもしれません。

そこで今回はＰＴＡと仕事の両立関連について見ていきます。

PTAと仕事は両立できる？仕事は休むべき？

まず、ＰＴＡが仕事を持ちながらも両立できるかですが、
これは学校の地域性にもよりますし、

役員の役職の責任度合い
役員の構成メンバーや構成人数

によってかわってきます。

学校によっては、3分の2の出席率さえあれば、役員の任務が全うできたと認められるところもあります。

そして、役員の中に働いている人がいれば、夜に会議をすることもあります。

もし、どうしても仕事で抜けられないような場合、

会社の隙間時間に出来る仕事、例えばワードやエクセルで資料作りなどを自分から受け持ったり、
休日にできるような仕事を探し出して、自ら受けることを他のメンバーに伝えることが重要です。

これは、「自分から言う」のが重要です。

なぜなら、「あの人、仕事しているからって、それを言い訳にＰＴＡさぼってんじゃないの？」と言われかねないからです。

ですので、自分が少しでも出来そうな仕事を見つけ出して、フォローしていくという姿勢を示さないと、仕事をしている母親は、仕事をしてると言うことを理由に何でも許されるという認識を周りから持たれかねないからです。

現に、「あの人、役員していたけど、全然こなかった、ずるい」といわれている噂も聞きますし、
そうなると、子供の評価もダイレクトではないですがつながるからです。

要するに、仕事を口実に全て他人任せではいけません。
仕事が閑散期の時はなるべく顔を出すのが常識です。

同じ母親として、ＰＴＡは子供のためにする重要な任務です。

ＰＴＡ役員は責任をもって、仕事している、していないにかかわらず、出来る範囲で関わることが重要です。
要するに、役員に当った母親のやる気の問題が多く占めます。

PTAの役員は専業主婦がやるべき？

PTAの役員は専業主婦がやるべきという考えですが、
これは、おかしな考え方です。

今は、働いている人、働いていない人、在宅ワーク、介護など様々なライフスタイルをもった母親が増えています。

要するにかつての母親像と違い、ライフスタイルが多様化しているため、相手を理解しにくくなっています。

ですので、専業主婦であるかないかにかかわらず、お互いを理解し合い、「皆で学校を運営していく」という姿勢が必要です。

確かに現代は、個人主義が増え、資本主義が定着し、
教育現場も、やってもらって当たり前という風潮が浸透していますが、
そもそも学校というのは、子供を教育する機関であり、そこに資本主義の考えを導入すること自体はおかしいのです。

本来のＰＴＡの目的は地域ぐるみで、協力し合って、先生をサポートし、子ども達を健やかに育てていこうというのであり、
その中で暇であるはずの専業主婦がＰＴＡの役員をすればいいじゃんという考え方自体がおかしいのです。

そこには、みんなで協力し合い、地域ぐるみで子供を育てていくという考えが一切無いのです。

ですので専業主婦がやるべきだと思っている人は、
「私は働いていて時間が無い。時間があるはずで暇なはずの専業主婦がするべき」という超個人主義的な考えに染まっているのです。

働いている人は時間が無いのはあたり前ですが、その中でも自分が出来る範囲を見つけ出し、少しでも子ども達のために、ボランティア精神でもって、協力していく姿勢が大事なのです。

それを

「あなたは、専業主婦だからするべきだ」とか、
「あなたは働いていて、それをいいわけにしないなんてずるい」とか、

内輪もめしている場合ではないのです。

そんな時間があれば、子供や学校のために少しでも自分の人生で培ってきたものを還元できるような努力を話し合って協力するべきなのです。

ＰＴＡを仕事のように認識するから負担や責任が大きく感じられ、悪循環に陥っています。

ポイント制にしている学校も多くあり、ポイントさえ消化すれば、あとは関係ない、という考えに陥っていては、本来のＰＴＡのポリシーからずれています。

最近ではＰＴＡを民間会社に任せようとかいう話も聞いたことがあります。
そこは、資本主義と教育は関係なく、切り離して考えるべきです。

働いている、働いていないに関係なく、子供をみんなで育てていきましょう。
与えられた任務を、出来る範囲でこなしていき、子供と共に親も成長していきましょう。

明るい日本の未来のために。