春ファッションでも冬ファッションでも、広く重宝される人気アイテムの「ニット」。
コーデに迷ったらとりあえず、ニットを組み合わせれば何とかなる、
ということも多いもので、とっても頼りになりますよね。
でも、そんなニットでも「春ニット」もあれば「冬ニット」もあります。
その違いは、どこにあるのでしょうか?
また、
冬ニットは、春にも着られるのでしょうか?
だとすれば、おすすめは?
そんな疑問に一つずつお答えして行きたいと思います。
ニットを上手く着こなしましょう!
春ニットと冬ニットの違いとは?
ニットには、その編み方によって、「ハイゲージ」と「ローゲージ」の2パターンがあります。
「ハイゲージ」は、
一見編み物ではないみたいに、とても細やかに編み込んであるスッキリしたタイプです。
一方「ローゲージ」は、
ざっくりとボリュームがあって、大きく分かりやすく編み込まれていて、
ひと目で、「ザ・ニット」という感じが全面に出ている感じのタイプです。
当然、前者のスッキリタイプのハイゲージは、春や夏の薄手のニットに向いています。
そして、ざっくりとボリュームがあって温かみもあるローゲージは、秋や冬の寒い時期に向いていると言えます。
さらに、使われている糸の種類も、春ニットの場合は、
100%コットンというものもあれば、
アクリルとナイロンが混合で使われているものもあり、
見た目だけでなく、着たときの感触もスッキリ。
かさばらない感じです。
一方、冬ニットは、
ウールやアンゴラやモヘヤなど羊やウサギ、ヤギの毛が使われていたり、
高級なものではカシミヤといったヤギの毛も使われています。
また、毛足の長いアクリルが使われているものもあり、断然、春ニットに比べて暖かいです。
柄やカラーも、一色ものなどシンプルな春ニットに対し、
冬ニットは、ノルディック柄やデザイン性に富んだ編み方でバリエーションは豊富と言えます。
冬ニットは春にも着られるの?おすすめのニットは
春先で花冷えするような気候の時には、
冬ニットでも、スプリングコートなどのアウターの中に着こむスタイルで充分使えるアイテムと言えます。
雪解けの温泉地や早春の梅や桃を見に行くときなども便利でしょう。
ただ、もっと温かくなり、春本番となると、
ローゲージのノルディック柄や
ウール、カシミヤなど毛足が長くてボリューム感があるもの
は季節はずれな感じが否めないので避けた方が良いでしょう。
それよりも、ハイゲージの方が見た目のごわつき感がなく、
スカーフを組み合わせたりしてアクセントをつければ、充分春ファッションとして通用します。
また、形の面でも、クルーネックと言われる丸首タイプやVネックで
おもいきってデコルテを見せるとローゲージのものでも春らしく涼しげに見えます。
ワンピースもかなり目を引いて、Goodですよ!
あとは、ハイゲージのタートルネックやプチタートルニット。
またワッフルニットといってワッフル模様の様に小さなスクエア柄があしらってあるものも、少しアクセントになって良いでしょう。
足元は、ロールアップして素肌を見せると、春の抜け感が演出できますし、思い切ってサンダルにしてもイイと思います。
最後に、カラーについて。
個人的には、
春は黒やダークブラウン、ダークグレーなどおさえめのカラーはオススメしません。
秋、冬の寒い時期のイメージが強くなります。
それより、アイボリーやホワイト系にすると冬ニットでも重さを感じません。
ボトムを黒やブラウンにするのは、オッケーだと思います。
あとは、ピンク、ブルー、グリーン、イエローなどのパステル系ですね。
その際は、メイクも明るめでポップな雰囲気に出来ると相乗効果が出ますし、髪もアップにして、
全体を軽く見せて行くのも使えるテクニックです。
春ニットと冬ニットの違い、まとめ
とにかく、春ですから全体的に重いイメージにならない様に気を付けましょう。
ニットだけで春らしく見せようとするのではなく、
ボトムスや靴、バッグやアクセサリーそして、メイクや髪形とトータルで
うまく足したり引いたりして、春らしさを演出してみましょう。
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