生後100日目や120日を目安に行われる「お食い初め」。
お子さんが一食べることに困らないようにという願いを込めて行われる日本の伝統行事です。
でも、お食い初めが行われるのはたったの1日だけです。
そのために専用の食器を購入した場合、その後はどうすれば良いのでしょうか?
正式なものであれば、高級なものにもなります。
たった1回だけというのは、とても勿体ない気もします。
そこで今回は、お食い初めに使った食器のその後の扱い方や離乳用にも使える食器があるのか、についても詳しく調べてみました。
お食い初めの食器はその後どうするの?
お食い初めの食器は正式には、
- 高足のついた御膳
- 柳のお箸
- 漆器
を用います。
漆器については、
- 男の子の場合は、内側も外側も赤色
- 女の子は内側が赤色、外側が黒色
になります。
- 男の子は、金色か黒漆で男紋
- 女の子は、銀の女紋
を入れます。
※
男紋は、家紋の外輪あるもの
女紋は外輪が無いものです
また、これらは母方の実家から贈ります。
漆器も、一汁三菜が基本で、
- 飯椀
- つぼ椀
- 平椀
- 汁椀
- さらに鯛の尾頭付きを乗せる二の膳
など、これらを全て取りそろえるのは、ちょっと仰々しくもあります。
これ以外の用途にも困ってしまいますよね。
ただ、漆はきちんと使えば一生ものなので、
お正月やその他の祝いの席のために保管して使い続けるというのはおススメです。
もし、下のお子さんができた場合は、使い回せます。
それでも、気が引けるという方の場合は、
たとえば、お食い初めのために神社から食器を購入して、
使用後は、神社に奉納するという方法、
また、レンタルでその時だけ借りるというのも手軽な方法ではあります。
離乳食用としても使えるお食い初めの食器ってある?
そう考えると一番賢く、実用的な方法は、
普段使いの食器をお食い初めのために購入して、その後も毎日使い続けるという方法です。
つまり、離乳食用の食器を買うことです。
実際にお食い初めの後に離乳食用に使える食器セットが売っているのでいくつかご紹介しましょう。
まず、「北欧産のブナの木で作られた食器セット」です。
可愛いくまさんのプレートにⅬ、Ⅿ、Sと三種類の大きさの違うボウルとスプーン、フォークがついています。
お子さんも食べることが楽しくなるでしょうし、
自然と優しい気持ちにもしてくれそうです。
北欧家具にも使われる見た目の色も美しいブナです。
強いですから、大事に使えば、軽く中学生くらいまでは使えそうです(笑)
つぎは、「くまのがっこう 子供用 9点食器セット メラミン製」です。
9点、はスゴイですね。
大きな三つ切りプレートに、フツールボール、深皿、ご飯茶碗、汁椀、そして、マグカップと普通のカップ、スプーンとフォークです。
マグカップは、幼稚園や保育園にも持って行けます。
また、メラミンというのは、あの「げき落ち君」で一気に有名になったお掃除用のスポンジにも使われていて、汚れにくく、絵柄もはがれないという優れものです。
軽くて、割れにくくて、しかも陶器の様な光沢を持ち合わせている、とても気の利いた商品です。
最後は、ミキハウスファースト 食器セット
最後は、キッズ用品の王道、「ミキハウス」です。
ランチプレートやライスボウルはもちろんですが、
汚れないように首からまけるランチスタイやストロー付きのこぼれにくい水筒、そして、少し大きめのファーストプレートまでついています。
これ一式で食事のための道具は、当分何にもいりません。
しかも、少し柄の長いマッシャーもついているので、
ジャガイモやカボチャなどの離乳食を押しつぶしながらそのまま口に持て行けてとても便利です。
さすが、「ミキハウス」という感じですね!
お食い初めの食器のその後、離乳食用まとめ
平安時代から続いてきたという「お食い初め」の儀式。
そこには、決して大人まで無事に成長することが当たり前でなかった時代に、
元気に育ち、そして一生食べることに困らないように、という親の切なる願いが込められてきました。
その思いは、昔も今も変わりません。
一杯食べて、スクスク成長してもらえるように、楽しくそして、感謝してお食い初めを行ってみて下さいね。
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