中学受験は5年生からだと遅い?塾に通えばまだ間に合う?

中学受験と聞いて、皆さまはとても早い時期から受験の用意をしているイメージがあるのではないでしょうか?

大半の方は4年生から始めるのが一般的と考えますよね。

5年生から塾通いすると聞いたら、「え?遅いなあ、5年生で間に合うの?」と驚かれるのが大半で、正直なところ。

本当に5年生からだと手遅れなのでしょうか?

その時期について、検証してみたいと思います。

中学受験は5年生から始めるのは遅い?無謀なの?

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さて、大半の大手の受験塾では

「5年生では遅いですよ。出来れば4年生、もっと安心するには3年生から入塾したほうがいいですよ」

と勧めてきます。

あるいは、新聞折り込みに入っているチラシには3年生や4年生から始めるのが一般的となっています。

「うちの子、やる気を出したのが小5だった、もう、うちの子は遅いのか」なんて嘆くお母様もいらっしゃるかもしれません。

しかし本当に5年生からは無謀なのでしょうか?

いいえ、無謀ではございません。

もちろん、学校の偏差値はピンキリございますし、その子の地頭、過去の努力、性格が複雑に絡み合っていますので一概に無謀であるとはいえません。

塾が小4あるいはもっと幼い小2からすすめるのは、商売だからです。

塾も経営者なので、早くから中学受験生を囲い込みたいわけです。

少しでも低学年から入塾させておきたいのです。なぜなら沢山の競合他社がいるからです。

また小5から始めても、小4で習った項目は授業やテキストに組み込まれていて、反復練習を何度も行いますので大丈夫です。

要するに、小3や小4の復習を何度も繰り返しているのですから。

ですので、広告のメッセージにあせる必要はございません。

中学受験は5年生から塾に通えばまだ間に合う?

始める時期の早さと第一志望合格率とは、なんの相関関係もありません。

塾は、あくまでも商売なので、早く始めないと出遅れ感を親に煽り、生徒獲得に努めているわけです。

そして、小5から本格的に受験塾に入会するのは、個人差があるのも正直なところ。

結局は本人のやる気次第なので、スタートが早いか否かはあまり問題ではないのです。

確かに一般的と言われている4年生から入れると塾慣れも早いですし、親子とも塾慣れに必死になって、バタバタと慌ただしく動く必要もない可能性があり、親としては心理的にも安心できます。

ただ個人差、偏差値を考えると以下の考慮が必要です。ご参考ください。

  • 偏差値の高い学校←家庭学習習慣なし(子どものやる気なし)←小5で間に合う可能性低い
  • 偏差値の高い学校←家庭学習習慣あり(子どものやる気あり)←小5で間に合う可能性高い
  • 偏差値の中堅あるいは以下の学校←家庭学習習慣なし(子どものやる気なし)←子どもが頑張れば小5で間に合う可能性高い
  • 偏差値の中堅あるいは以下の学校←家庭学習習慣あり(子どものやる気あり)←子どもが頑張れば小5で間に合う可能性非常に高い

ということになります。

要するに子どものやる気と、学校の偏差値が遙か上でない場合によっては充分間に合う時期でもあります。

受けるのは子供自身なのですからやる気さえあれば、伸びしろは小6になってから充分期待できるので、ある程度のところは合格できる可能性があります。

以前、塾もいかず、中卒のお父さんがつきっきりで、受験勉強を教えて難関校にいけた実話が本やドラマにもなりましたよね。

あれはお父さんの全身全霊をかけた意気込みと、子どものやる気がうまいことマッチングした結果ともいえます。

また、子供の性格をよく観察することも大事です。

まだ幼く、遊ぶことで頭いっぱいのタイプの子どもに、早い時期から受験塾に放り込ンだ結果、ますます勉強嫌いになり、小6で無残な結果になったり、時間を掛けてコツコツするタイプなのに、小5から入れてついて行けず、しんどい思いをしたり。

要するに、

  • 早い時期に入塾してもついていける、長期コツコツ型か、
  • 徹底的に遊んだ後、なるべく短い期間で受験勉強をする短気集中型か

子どもの性格をよく見据えた上で選ぶのもいい方法です。

つまり、子供の性格とマッチングしていない乖離した時期にいれるとやる気をなくしてしまう可能性があるからです。

ただいずれにしても、小6から受験塾に通いたいと言い出しても、入塾自体に間に合う可能性は低いです。

なぜなら小6では受け入れてくれない塾が増えるからです。
やはり中学受験はある意味コツなので、志望校にあった専門的技術が必要となります。

小5から中学受験受験塾に入りたいのでしたら、それまでに、家庭学習をしっかりしておく習慣は大事になります。

塾以外でお子さんの学習環境は整えましょう!

以上のように、塾通いは小学5年生からで全然遅くないですし、
本人のやる気さえあれば、いつ始めても遅いなんてことはありません。

そしてできることなら、この時期から(できれば4年生あたりから)
自分で勉強する習慣を身に着けたいところです。

勉強の集中力がすぐに切れてしまうお子さん。
そもそも勉強をしようとしないお子さん。

そういうお子さんにはまず、勉強の楽しさを教える必要があります。
このような勉強への姿勢を教えてあげるのは、家庭でやるのが一番です。

家のPCやタブレットなどで見られる動画教材などは、かなりおすすめです。
家で親御さんと一緒に勉強する事で、子どもは勉強の楽しさを覚えていくものです。

今や塾に通うのは当たり前になってきましたが、それ以外の手段として、
以下のような動画教材をおすすめしておきますね。

リクルートが出している教材のため、クオリティは間違いないです。
分かりやすい講義動画が、PCかタブレットさえあれば見れちゃいます。

月額980円は塾に比べると大したことのない金額ですし、
無料体験もあるので、かなりお得な教材になっています。

↓一度お子さんのために登録してみて、試してあげるのも良いかもしれませんね。


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中学受験は小学5年生からでも間に合うかまとめ

国立や私立に入れるにしても、公立に行くにしても家庭学習は大きな力となりますので、どちらに行こうが、日頃から習慣付けをしておくのがいいですね。

で、結論としては、時期はあまり関係ないが、通塾を考えているなら小5の間に入れば、なんとかなるということです。

受験勉強に費やした時間はやる気次第であまり関係ないということですね。
頑張ってくださいね!

2 件のコメント

  • 小5の娘が中学を受験したいと昨夜言ってきました。娘は算数が苦手なようで少しまずいかなと思い家庭教師をつけたのですが塾ではなく家庭教師でも受験は可能でしょうか?そこを知りたいです

    • コメントありがとうございます。

      受験する中学のレベルやお子さんの学習レベルによっても変わってくるかと思います。

      それと、家庭教師の質もピンからキリです。
      中学受験に特化した信頼できるプロの講師でしたら問題ないかもしれません。
      ただ、そのへんの大学生アルバイトということでしたら、どうなのかな、と思います。

      塾についてももちろん同じことがいえます。

      ともあれ、お子さんのレベルと目指す学校のレベルをしっかりと見定めてみてください。
      もしも今の学力では届かないようでしたら、入塾も選択肢の一つかなと考えます。

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