ワキガは、高い確率で遺伝します。
ワキガは、遺伝の影響を受けて、発症がすることが多いようです。
では、両親ともワキガの子供は、絶対ワキガになるのでしょうか?
ワキガが遺伝する人としなかった人の違いはあるのでしょうか?
ワキガが自分の子供に遺伝するのが怖い!対策はない?
ワキガと遺伝の関係は、ワキガが「顕性(ケンセイ)遺伝」であることから、
高い確率で遺伝するといわれているようです。
「顕性(ケンセイ)遺伝」とは、特徴が現れやすい遺伝のことをいいます。
自分の子供は、「どうかワキガになりませんように!」と思うのは、親の気持ちでしょうか。
そもそも「ワキガの遺伝子」って、どんなものなのでしょうか?
ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」は、みんな同じようにもっています。
ということは、みんな同じようにワキガになる体の構造をもっているわけです。
では、遺伝子の何がワキガにしてしまうのでしょうか?
ワキガの発生のメカニズムは、アポクリン汗腺から大量に出た汗を、
皮膚の細菌がたべて発酵させてしまい、ワキガ独特のにおいを発生することです。
遺伝するということは、このアポクリン汗腺が、
活発に動く体質をうけつがれたということになります。
アポクリン汗腺が、人より多い体質を遺伝したわけではありません。
遺伝でワキガになってしまっても、なかったことにすることはできません。
汗を出すようになったアポクリン汗腺をもとに戻すことはできません。
アポクリン汗腺は、体の
耳の穴 ・ 脇 ・ 乳首 ・ 乳輪 ・ 陰部
にしかないようです。
なぜ、活発に動くのかは、生活習慣の問題や脇に刺激がかかったり、
ストレスなど、メンタル的な要因も関係しているようです。
食生活見直したり、睡眠をしっかりとったり、
運動不足を解消したりなど、生活習慣を見直すことで、
アポクリン汗腺の汗の量を減らすこともできそうです。
ワキガが遺伝する人としない人の違いとは?
ワキガは、顕性遺伝なので、高い確率で子供に遺伝します。
しかし、確率の話なので、かならずしもそうなるかは、成長してみなければわかりません。
だから両親がワキガでなくても、まったく発生しないとは言い切れないのです。
ワキガを「遺伝子」の構造で考えてみましょう。
遺伝子には、「ホモ型」と「テヘロ型」の二つがあります。
血液型でいうA型が、AA型(ホモ型)、AO型(テヘロ型)
の二つがあることはご存知でしょうか?
ワキガの遺伝を、組み合わせで考えて見ると、
AA型(ワキガ体質)・aa型(ワキガでない体質)・Aa型(テヘロ型)
の三つのパターンが考えられます。
両親がそれぞれの遺伝子をもって組み合わせた場合、
・「AA」 + 「AA」 の場合、高い確率で「AA」を引き継ぎ
→ワキガ体質になる。
・「 aa 」 + 「 aa 」 の場合、
→ワキガにならない。
・「AA」 + 「 aa 」 の場合、「Aa」になることで、
→ワキガになる確率は半分。
・「 Aa」 + 「 Aa」 の場合、「AA」か「Aa」になるので、
→ワキガ体質かワキガになる確率が半分。
このように考えると、「 aa 」 + 「 aa 」 の場合以外は、50%以上の確率で
簡単に述べますと、両親がワキガである場合は90%以上の確率でワキガになります。
片方がワキガである場合は75%の確率でワキガになるようです。
このようにワキガになる確率ってとても高いのがわかります。
ワキガの遺伝が怖い?する人しなかった人の違いまとめ
ワキガの遺伝。
こればっかりは発症してみてからでないとわかりません。
子どもを生む前から心配してもしょうがないともいえます。
この記事を読んでいる方は、
自分の子供がワキガになるのでは、と怖い思いをされているかと思います。
ただ、自信がワキガであれば、
どんな人と子どもを成してもその確率が高いことには変わりません。
生まれてきた子どもがもしもワキガであったら、しっかりとケアの方法を教えてあげたり、
手術などで解決してあげることを考えたほうがいいかもしれませんね。
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