節分で頂く「恵方巻」。
一人で一本。
一言もしゃべらないこと。
その年に決められた『恵方』を向いて食べること。
という決まりがあります。
2018年はどの方角を向いて食べればいいのでしょうか?
そもそも毎年どうやって決まるのでしょう?
また、どこで買うのがおすすめかについても
お伝えして行きたいと思います。
恵方巻2018年の方角は?
2018年の恵方は、ズバリ・・・「南南東」です。
恵方には、「歳徳神(さいとくじん)」という
その年の福徳を司る神様がいるとされていて、
節分だけでなく、初詣や引っ越し等
その年の万事に『吉』となる方角
を指します。
恵方巻きの方角の決め方とは?
どのようにして決まるのか、簡単に説明します。
(誰かが決めて節分前に発表するのではなく、
ずっと昔からある決めごとに従って定められていて、
これを知れば、誰でも何年先でも恵方は割出せますよ)
「十干十二支」をご存知ですか?
毎年、よく年賀はがき漢字二文字で
2017年なら「丁酉」などと書かれています。
後ろの動物を表す文字は、その年の『干支(えと)』です。
その前の文字は全部で10種類あって、
『甲乙丙丁戊己庚辛壬癸』これが「十干(じっかん)」です。
この十干は、中国の陰陽説と五行説から由来するもので、
西暦の「一桁」に順番に割り当てられます。
さらに、恵方のパターンは全部で4種類で、
「東北東」
「西南西」
「南南東」
「北北西」
をそれぞれ、きめられた一桁に当てがいます。
具体的には、
「甲=4」と「己=9」・・・東北東
「庚=0」と「乙=5」・・・西南西
「辛=1」と「丙=6」・・・南南東
「壬=2」と「丁=7」・・・北北西
「癸=3」と「戊=8」・・・南南東
となります。
例えば、阪神タイガースの地元「甲子園球場」の由来は、
球場が「甲子」の年に建設されたからです。
その年は、「1924年」。
つまり、上のリストで見ると最後の一桁は、
「4」ですから、「甲」になります。
そして、この年は「子(ねずみ)の年」、よって「甲子」となり、
この年の恵方は、「東北東」だったと分かります。
同じようにして考えると『2018』年は、最後の一桁が「8」ですから、
「南南東」が恵方となるのです。
オリンピックのある「2020」年は、「西南西」が恵方ですね。
恵方巻はどこで買うのがおすすめ?
さて、そんな恵方巻ですが、基本ルールが具材にもあったのです!
『七福神』からとった『七種類』で、
『うなぎ、たまご、しいたけ、キュウリ、かんぴょう、桜でんぶ、みつば(レタス)』
だそうです。
案外普通に巻きずしの中に入っているものばかりですよね。
実に庶民的。こうでなくては、季節の行事には出来ません!
そして、「どこで買うと良いか??」ですが、
これは、個人個人の好みと考え方によります。
だいたい大きく分けて
・「庶民コース」
・「プチ豪華コース」
・「スーパー豪華コース」
・「番外編」
庶民コース
これは、ごくごくオーソドックスな恵方巻。
基本具材の7種類か、それに似た組み合わせのものが
買えるところで、
『コンビニかスーパー』です。
一人暮らしの方、大家族の方、夫婦二人暮らしの方・・・
どこも節分は力を入れてますから、
その店舗ごとの個性もあって、多くを求めない方には、
充分だと思います。
プチ豪華コース
これは、地域が限定されるかもしれませんが、
『京樽』『茶月』といった販売専門のお寿司屋さんです。
うちは、毎年『京樽』さんにお世話になっています。
何種類もあるのですが、シャリも美味しいですし、
ネタも新鮮。十分満足です。
そして、忘れてはならないことは、
恵方巻は「一本全部を自分で食べなければいけない!」ことです。
あまりに張りきって具材の多いものにしてしまうと、後半になって後悔します(笑)
スーパー豪華コース
これは、
デパ地下で百貨店が力を入れている
限定物などです。
具材は、いくらや特上マグロは当然、
フォアグラあり、キャビアあり、オマール海老あり・・・
金箔の海苔まで巻いてくれるところもあります。
一人で食べきれるのでしょうか??
途中でしゃべったり、
食べきれない場合は、福が逃げるそうですから、
覚悟してどうぞ!
「おいし~」って叫んじゃいそうだな・・・!
番外編
これは、本当に「節分?!」って言いたくなる変わり種、恵方巻です。
それは、
一流ホテルの『恵方ロールケーキ』です。
和栗や黒豆、白桃にメロン・・・・
完全にお寿司ではなく、洋菓子、スイーツですよ。
これを一人で食べたら・・・鼻血がでるかもしれません。
普通の恵方巻を、黙って食べて、その後のデザートで、
ワイワイ言いながら、家族や仲間と食べる方がいいかもしれません!
恵方巻きの方角とおすすめの買う場所まとめ
恵方は細かいことを言うと、
例えば、東北東なら「東北東のやや東」
南南西なら「南南西のやや南」
が正式な正しい方角なのです。
中国の方位では、このややずれた方位が正式なのですが、
日本の方位を当てはめると若干ずれるのです。
ですから2018年は「南南東のやや南」より、
と覚えておいて、食べるときに注意してみて下さい。
コメントを残す