あくびをすると息苦しい、胸が苦しい!考えられる原因は?

あくびをすると心地よさを感じる人がほとんどです。

ところが、同じあくびでも息苦しく感じたり、
胸が苦しくなる人がいます。

この気になる苦しいあくびの原因は?
また、その対処法はどんなものがあるのか?

詳しくお伝えして行きたいと思います。

あくびをすると息苦しい、胸が苦しい時の原因は?

あくびで息苦しい、胸が苦しい、原因と対処法

「ふぁ~~っ」と眠いときにあくびをするととっても気持ちいいものです。

これは、医学的に言うと脳が活性化され、
血圧は下がり、自律神経のうちの
活動的な交感神経の働きが下がる、
いわゆる『まったり』モードに入ることから、
何ともいえない心地よさを感じているのです。

ただ、このページを読んでいるあなたは、
あくびによって苦しい症状を感じていることと思います。

この症状は『過換気症候群』が原因と考えられます。

息苦しかったり、胸が苦しいだけでなく、
唇や手足までが痺れてくることがあります。

私は、兄が高校生の時、同じクラスの女性がこの過換気症候群で、
授業中に初めて発作を起こしたそうで大騒ぎとなったことを
聴いて、この言葉を知りました。

主に、精神的にストレスを抱えていたり、性格がとても几帳面だったり、
心配性の人に多く見られます。

また、精神的に不安定になりがちな
10代~20代の女性にも多く見られる症状です。

メンタルが原因で、

血液中に二酸化炭素が多くできてしまい、
これを体外に排出しようとして、
呼吸が浅く、速く、多くなります。

そして、過換気症候群(過呼吸と言われることも)となります。

この多くできた二酸化炭素を体外に出すために、
ときにあくびが多く出ることがあります。

この場合は、特に眠くもないのに生あくびが出るのです。
そして、息をしたくてもできない状態におちいり、息苦しくなったり、
胸が痛んだり、手足や唇まで痺れてきたりします。

ただ、安心して頂きたいのは、

これが原因で生命が危険にさらされる、
ということはありません。

長くても数十分で発作はおさまります。
ただ、できれば自然に治まるのを待つのではなくて、
何らかの有効な対処をして早く落ち着きたいものです。

あくびによる息苦しさ、対処法はあるの?

原因が過換気症候群(過呼吸)の場合は、大きく2つの対処法があります。

一つは、『紙袋やビニール袋』を使う方法です。

紙袋再呼吸法やペーパーバック法とも呼ばれます。

発作が起きたときに、紙袋やビニール袋の開いたところを
口の周りに当て、自分が吐いた二酸化炭素を吸い込みます。

すると時期に発作が治まってきます。

ただ、これはやりすぎると窒息につながることもあるので、
あくまで応急的に短時間でとどめましょう。

もう一つの方法は『呼吸法を変える』という方法です。

息苦しいので、なんとか空気を吸おうとして余計に無理して吸い込むのですが、
すでに発作が出てしまっているときは、吸おうとしても吸えません。

そんなときは、逆に息を思いきり吐ききってしまえばよいのです。

そして、その後息を吸い込んだら2秒くらい止めます。
そして、また約10秒ほどで吐ききる。

そしてまた、吸い込んで2秒止める・・・・
これを繰り返すと治まってきます。

自律神経の乱れが原因となっているので、
その自律神経を整えてやることを考えます。

よくヨガで使われる「腹式呼吸」を行うのです。

吸うことよりも、吐くことに意識を向けて、吸い込むときはお腹を目いっぱい
膨らましょう。

吐く時はお腹がぺったりとへこむまで吐ききるのです。

発作のある方は、この腹式呼吸を普段から癖づけると良いでしょう。

ずっとは難しいので、気付いたら2,3分からでも始めましょう。

その他に、

運動

そして、少しは速めに歩くなど、
軽くて良いので運動も心がけます。

お風呂

ぬるめのおふろにゆっくりつかって、
身体を芯から休めることも効果的です。

睡眠

そして、深く集中的に睡眠が取れれば自律神経は整って行きます。

精神的な問題を解決すること

あとは、精神的にストレスになっている根本的な問題を除去することに
力を注ぐことです。

これが一番大事です。

あくびで息苦しい、胸が苦しい原因と対処法まとめ

家族はもちろん、仕事場などでもごく近しい信頼できる人には、
『過換気症候群』であることを伝えておくことが大事です。

いざ発作が起こると、これを知らない人は、
相当驚いて、オロオロと動揺してしまいます。

でも、あらかじめ伝えておくことで、
袋を渡してくれたり、一緒になって呼吸法を促してくれたりして、
お互いに安心感が全く違ってきます。

知ってくれている人がいる、と思えるだけで
逆にメンタルが楽になり、発作が出にくくなることもあるのです。

あとは、常にビニール袋一枚は携帯しておくなど、
怖がらないで、冷静に対処できる人を目指しましょう。

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