人の目を見て話すのが苦手な原因は?克服方法はある?

人の目を見て話せない。
一般的に、日本人はシャイで、特に話すときに
あまり相手の目を見ないと言われます。

出来れば相手の目を見て会話に花を咲かせたり、
この人は話がしやすい、信頼できる。
と思ってもらいたいですよね。

人の目を見て話せない原因、
また、その克服方法についても話して行きたいと思います。

人の目を見て話すのが苦手なのはどうして?

人の目を見て話せない

人の目を見て話せない原因の多くは、心理的な要素が考えられます。

具体的には、
1、「自信が持てない」
2、「プレッシャーに弱い」
3、「こだわりが強い」

という3点が挙げられます。
ひとつづつ見ていきましょう。

1、「自信が持てない」

人間に限らず、例えば犬にしても、
気弱で自身が持てない時は、伏し目がちになったり、
相手から目をそらします。

これは、動物の習性と言えます。

強気な方は、しっかりと鋭い眼光で相手の目を見ます。
小さな子供でも、恥ずかしくてお母さんの陰に隠れたり、
なかなか大人の目を見られないといケースもありますよね。

それが、だんだん大きくなって、

例えば、
ピアノの発表会で上手くパフォーマンスできた、とか
書道で賞をもらったとか、

本人にとって自信につながる実績ができると、
目が見られる様になったりします。

ここで重要なのは、「本人にとって」という部分です。

周りがあなたの才能はスゴイ、といくら言ったところで、
本人がそれを自信に出来ないと、
その人の態度や振舞いは変化しません。

2、「プレッシャーに弱い」

これは生まれ持った性格によるところが強いですが、
上司や先輩、異性など相手の存在やその態度や言動などに、過敏に反応してしまい、
過度に意識してプレッシャーにしてしまう。

プレゼンで良いところを見せないと、
先輩に怒られないようにしないと・・・・

そして、変に自分に精神的な圧力をかけてしまい、
相手の目を見る余裕もなく、恐怖すら感じるわけです。

3、「こだわりが強い」

これは、1,2、とも通じる部分があるのですが、

「承認欲求が強い(人に認められたいという気持ちが過剰ということ)」
「人に嫌われているように思い込んでしまう」
「自意識過剰」

という風に、何かについて「こだわり」がる良すぎる場合に、
相手の目が見られなくなります。

人の目を見て話せるようになりたい!克服方法は?

1,2,3、に挙げたような心理的、精神的な原因は、
生まれ持った性格や幼少期からのトラウマなど、
分かっていても、その理由も根深いために、
そう簡単に消し去れるものではありません。

むしろ、消そう消そう、いけないいけないと思えば思うほどに
自己嫌悪にもなり、深みにはまって行く場合のほうが多いでしょう。

それよりも、性格やトラウマは、それはそれとして置いておいて、
少し割り切って「形から入ること」を考えてみましょう。

それは、例えば、

歩き方を変える
姿勢を正す
声の出し方を変える

というような
行動面での変化に似ているかもしれません。

そのポイントは、
『遠山の目付』です。

『遠山の金さん??』なんて思った人もいるでしょうか(笑)

これは剣道で良く使われる言葉なのですが、
一言で言うと、あまり一点をフォーカスせず、
『ぼんやり見る』と言うことです。

具体的には、人と対面しているときに、
視線の縦方向は、「目から胸の高さ」まで。

横方向は、「左右の肩を一本の線で結んだ範囲」を
おおまかな基準にして、四角形を想像します。
この四角の範囲で、相手を見るのです。

遠山の目付けとは、山の特定の部分だけを見ると、
その他がぼやけてしまいますが、
山全体の景色を眺めるようにすると、
頂上も中腹も、ふもとまでもが目に入るのが分かります。

そのように、人を見るときも「目だけ」とならずに、
ぼんやりと四角形全体を見ることで、視線のプレッシャーから解放されるのです。

これは、「毎日の訓練」が必要です。

まず、あまり気を遣わない家族や友人、恋人や
教室で不特定多数に話している先生を相手に
試してみると良いでしょう。

「遠山の目付」まで行かなくとも、
身近な人であれば、もう少し範囲をせばめて
目ではなく「鼻や眉間、または首の辺り」を
見ながら、目線を移して話してみるのも良いですよ。

人の目を見て話せない克服方法まとめ

どうしても「目線」にこだわってしまって、
あまり相手の話に集中できない、という特徴もありますから、

「耳」に自分の意識を集中させて話を聞くように強く心掛けることで、
自然と目が見られるようにもなってくると思います。

焦らず、あきらめず、何度も繰り返し練習しましょうね!
応援しています!

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