胃もたれや胃の痛み・違和感などを感じ、病院へ行ってみたらストレス性胃腸炎と診断が。
このストレス性胃腸炎の治療方法や期間はどれくらいなのでしょうか?
また、仕事を休む場合の復帰についてはどうすればいいのでしょう。
ストレス性胃腸炎の治療方法、治し方は?
ストレス性胃腸炎とはストレスや疲労がかさむことで、とくに炎症や異常はないのに胃や腸のあたりがキリキリと痛んでくる症状のことです。
同時に吐き気や頭痛、下痢、発熱などの症状も伴う場合があります。
神経性胃腸炎とも呼ばれており、とくに炎症も起こさないことから機能性胃腸障害、機能性ディスペプシアとも呼ばれます。
胃だけに不快感を伴う場合は「胃炎」、胃と腸に違和感がある場合は「胃腸炎」などのように呼ばれるようです。
ストレス性胃腸炎の治療方法
胃腸炎は、ウイルス性のものや細菌性のものがありますが、これらは薬などで治していきます。
しかし、神経性の胃腸炎の場合の主な治療は、
ストレスのケア
しかありません。
もちろん、従来の胃腸炎と同じく薬を処方してもらい、胃酸の中和・胃粘膜の保護も考えていきます。
ただ最終的には、ストレスの解消で治していくことが根本的な解決策となってきます。
- しっかりと睡眠時間を確保する
- 運動をする
- バランスの取れた食事をする
- 思い切って仕事を休む
など、ストレスの解消に努めるのが一番の治療法になります。
他にも食事を控えて胃を休めることや下痢嘔吐で出ていった水分を経口補水液などで補うことも大切になってきます。
下の動画ではストレス性胃腸炎に効くツボを紹介しています。
よかったらご参考にしてみてください。
神経性の胃痛に効くツボ
ストレス性胃腸炎の治療期間や安静期間はどれくらい?
通常の胃腸炎であれば4日ほどで下痢や嘔吐などの酷い症状は収まってきます。
しかし、今回のようなストレス性胃腸炎は根本的な原因「ストレス」が改善されない限り再発の可能性があります。
だいたい1,2ヶ月で治るという方もいれば、そうではない人もいますし治るまでの期間の個人差は大きいように思います。
いずれにしてもストレスを取り除くことができれば徐々に症状も和らいでくるでしょう。
ただ、あまりにも長期間悩まされた結果、胃潰瘍になってしまう方もいます。
もしも胃潰瘍になってしまったら、入院が必要で、その場合は約一ヶ月という入院期間が必要になってきます。
ストレス性胃腸炎からの仕事への復帰は?
あまりにも下痢や嘔吐がひどく、医師からも安静にしておくよう言われている方もいるかと思います。
症状がひどい場合には仕事なんてしていられませんし、そのせいでさらにストレスが溜まり悪循環です。
会社を休むというのも大切な選択肢の一つです。
診断書を書いてもらい思い切って休んでしまいましょう。
ストレス性胃腸炎で休んだ場合の仕事への復帰は、個人差がありますが
だいたい2,3日
で重い症状は和らいでくるかと思います。
下痢や嘔吐の症状が収まるのは長くて4日。
3日も経てば少しは軽くなるはずです。
休むことで、精神的にも落ち着くことが出来ますし、精神的に落ち着けば完治までの期間も短くなります。
仕事への復帰後は、食事のバランスにも気をつけ、なるべく睡眠時間は長く取るようにしましょう。
また、胃への刺激のあるものはあまり取らないようにしましょう。(コーヒーやアルコールなど)
ストレスが中々緩和されない場合は、思い切って精神科や心療内科を受診することも大事です。
ストレス性胃腸炎の治療方法と期間、仕事への復帰についてのまとめ
ウイルス性、細菌性の胃腸炎であれば、薬を飲み安静にしていればいつかは治ります。
しかし、ストレス性の場合は根本的なストレスを取り除かなくてはいつまでたっても良くなりません。
治療方法としては、胃酸の中和や胃粘膜の保護などの薬を処方してもらえはしますが、あくまでも対症療法です。
睡眠時間や食事、ストレスの緩和に努めることが一番の治療法となります。
下痢や嘔吐などの酷い症状は、通常の胃腸炎ならば4日も経てば良くなってきます。
しかし、ストレス性の場合は一時的に良くなっても再発の可能性が高いので、はっきりとした期間はわかりません。
ストレスを取り除くためにも、心療内科や精神科の受診も同時に受けましょう。
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