夜に不安やストレスで眠れない!解決方法はある?

夜になると何となく不安を感じて眠れない。

眠れないから余分なことを考えて、
また不安になって眠れない。

眠れていたときは、あんなに簡単だったのに・・・
その方法さえわからなくなる。

負のループに陥ってしまう原因は?
この夜の不安やストレスから
抜け出す方法はあるのでしょうか?

詳しくお話して行きたいと思います。

なぜ夜になると不安やストレスで眠れなくなるの?

夜 不安で眠れない、原因と対策

人がぐっすりと深く眠れるためには、
いくつか条件があるのですが、
その中でも絶対不可欠なものが二つあります。

それは、
『自律神経のバランスが整っていること』
『セロトニンとメラトニンが充分に分泌されていること』
です。

自律神経と睡眠の関係

人の身体は、交感神経と副交感神経から成る
自律神経の作用によって、意識せずともあらゆる働きが
自動的に行われています。

例えば、
心臓が動いたり、
血が流れたり、
食べた瞬間に胃や腸が動きだしたり・・・
これを意識して止めたり動かせる人はいません(笑)

朝から昼と人が活動的になる時間帯には、
交感神経が優位に働き、
副交感神経が落ち着きます。

夜が近づくにつれて、
交感神経は落ち着き、
副交感神経が活発になります。

この副交感神経が優位になると
自然と眠くなるのですが、
ストレスや不安がたまってイライラしたり、
落ち込んだりしていると交感神経が優位のままになります。

交感神経が優位な状態だと、
いわば体にスイッチが入りっぱなしの状態となり、

眠りづらくなるのです。

幸せホルモン、セロトニンについて

また、人は昼間に脳から神経伝達物質のひとつ
「セロトニン」を分泌しています。

これは、近年『幸せホルモン』と呼ばれて
知名度もアップしています。

セロトニンが正常に分泌されていると、
不安やストレスに強くなり、
体は幸せ感を強く感じるのですが、
この量が減ると、ストレスに弱くなったり、
悲しくてなかなか立ち直れない
という状態にも陥ります。

夜はセロトニンからメラトニンへ

また、夜になるとこのセロトニンが
『メラトニン』とう物質に転換します。

メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、
正常に分泌されていると、
深く眠れるのです。

でも、この量が減ってしまうと、眠れなかったり、
眠りが浅くなってしまいます。

このセロトニンとメラトニンの関係は、
セロトニンが多ければメラトニンも多く、
セロトニンが少なければメラトニンも少ない
という図式が成り立ちます。

よって、セロトニンが正常に分泌されず、
昼間に抱えたストレスや不安がそのまま夜まで持ち越されます。

そして夜になってメラトニンが充分分泌されず、
不安なまま眠れないという状態が起こるわけです。

夜の不安やストレスの解消法はある?

よって、夜の不安とストレスを軽くして
よく眠れる様になるためには、
『自律神経を整える』ことと
『セロトニン(すなわちメラトニン)を増やす』という
二つのことに取り組めばよいのです。

そのためには、

・朝型の生活を心掛け生活リズムを整える
・日光を浴びる
・適度な運動を習慣にする
・腸内環境を整える(食事の摂り方と栄養バランス)
・良く笑う

日光

日光に当たらなければ、
カルシウムが体に吸収されず、
イライラが止まらなくなりますし、
セロトニンは減って行きます。

腸内環境

「腸脳相関」という言葉があり、
最新医学では、
腸と脳の状態が密接に関連していることが
分かっています。

頭がモヤモヤしてスッキリしない
(セロトニンが少ない)、
鬱な状態にある人の多くは、
便秘や下痢などの胃腸障害を
抱えていると言われます。

笑い

「笑い」もとても重要で、
セロトニンが少ない時は、
笑顔も出にくいのです。

そして、大笑いした後は
血圧が安定したり、
血液検査の数値も改善する
という実験データもあると言われます。

最近お笑いの
吉本クリエイティブエージェンシーが
近畿大学と組んで、
本格的に「笑い」を科学で研究する組織を
立ち上げたほどです!

これら5項目を改善しよう

・朝型の生活を心掛け生活リズムを整える
・日光を浴びる
・適度な運動を習慣にする
・腸内環境を整える(食事の摂り方と栄養バランス)
・良く笑う

上記の五項目が満たされて三カ月も過ぎれば、
おそらくほとんどの夜の不安やストレスは
解消されているでしょう。

逆に、

・夜型で運動不足
・日光にもあまり当たらない
・便秘や下痢気味
・そして笑えない

という人は、

自律神経が乱れて、セロトニン不足で
不安、ストレスで眠れない・・・・

という状況に陥りやすいといえます。

そうと分かれば、

出来る所からで良いので、
少しずつでも
改善してみましょう!

動く
食べる
出す
笑う
眠る

これらの原始的な行動が何より大切で、
全てつながっていることが理解できたときに、
きっと明るい希望の光が差してきますよ!

不安やストレスの負けずに頑張りましょう!

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