鱧(ハモ)の旬はいつ?栄養や美味しい食べ方について!

高級和食料理として、また京料理の代表としても有名な鱧(ハモ)料理。

日常ではなかなかお目にかかりませんが、
京都へ行く機会や、高級料理店で食事することがあったりしたら、
一度は食べてみたいという人もいるのではないでしょうか。

名前は聞くけれども、食べたことはないという人のために、
旬の時期や美味しい食べ方を調べてみましたので、参考にしてくださいね。

鱧(ハモ)の旬はいつ?

ハモの旬、栄養や美味しい食べ方

食材にはそれぞれ食べるのに最適といわれる「旬」があります。
鱧(ハモ)はいつ頃なのでしょうか。

旬は一年に二回あるとされています。

ひとつは、
初夏6~7月にかけてです。

もうひとつは、
秋10月頃です。

鱧(ハモ)は温かい海水を好むため、
初夏になると海水温度が上昇し元気に活発に動くようになり、身がひきしまります。
これには、この後の真夏にある産卵期も関係しているようです。

逆に秋である10月頃は、
産卵を終えて再び食欲旺盛に食べて、身に脂がのってくるのです。

間にある産卵期の8月頃は、やせ細るため旨みがおちてしまいます。

鱧(ハモ)の栄養や美味しい食べ方は?

鱧(ハモ)は、ウナギ目ハモ科の魚でうろこがなく
見た目はウナギやアナゴ、ウツボなどに似ています。

ウナギと言えば、夏バテ予防の代表のようなかば焼きが有名ですが、
似ている鱧(ハモ)はどんな栄養素を持っているのか、気になりますよね。

実は、大変優秀な魚なのです。

ハモの栄養

主にあげるだけでも、

  • タンパク質
  • 脂質
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12

などの豊富なビタミン類に、

  • カルシウム
  • ナトリウム
  • カリウム
  • マグネシウム

など、まだまだたくさんあります。

主な効能としては、

  • 夏バテ防止
  • 貧血予防

はもちろんのこと、
カルシウムはウナギとアナゴの倍以上という驚きの結果です。

おまけにコンドロイチンという、皮膚の老化を防ぐといわれるステキな成分まであるのです。

それでいて、低カロリー!

これはとても魅力的ですよね。

こんなに豊富な栄養を摂れるのなら、ぜひぜひ食べたいところです。

ハモの食べ方

ところで、鱧(ハモ)料理というと、関東よりも関西で有名です。
温かい海水を好む性質なので、西日本海が主な産地となっています。
例えば、和歌山県や徳島県、愛媛県などですね。

関西では旬の時期になると、
「骨切り済」の切り身状態になっている鱧(ハモ)が店頭にたくさん出るようです。

「骨切り済」というのは、
鱧(ハモ)は硬い小骨が多い魚なので、専用の包丁で皮一枚を残して切っていく作業のことです。

これはシロウトさんではなかなか難しいですから、
すでに処理してあるものを購入するか、
魚屋さんでやってもらう人もいるようです。

鱧(ハモ)の美味しい食べ方はいろいろとあります。

料亭では、「鱧(ハモ)コース」があったりしますし、
京都の代表料理として「かば焼き」や「しゃぶしゃぶ」がありますね。

自宅での食べ方

もし自宅で骨切り済の鱧(ハモ)を料理するとしたら、どういうものがあるでしょうか。

よくあるのは、「ハモ落とし」や「ハモチリ」といった鱧(ハモ)の湯引きですね。
骨切り済の鱧(ハモ)を氷水で冷やして身をしめて作るもので、料亭にもあります。

「鱧の湯引き」の作り方

他にはシンプルに衣をつけて天ぷらにしたり、
さっぱり味のお吸い物にもなります。

お酒のアテとして、
鱧(ハモ)ときゅうりを酢の物であえて作るのは簡単なので、急な来客でも対応できます。

まとめ

鱧(ハモ)の旬は、一年に二回あります。
ひとつは6~7月にかけての初夏である時期と、秋の10月頃です。

栄養素はバッチリ!豊富なビタミンとミネラルに、なおかつ低カロリーで、美容にも良いというスキの無さです。

お料理としては、京都などの関西地方が有名ですから、
旅行などでちょうど旬の時期ならばチャンスですね。
その時期は、店頭にも並ぶようです。

関東地方や東北地方などは、
残念ながらあまりメジャーな魚ではないようで、
高級料亭ならともかく、スーパーマーケットなどで気軽に買うのは難しいかもしれませんね。

高級料理として有名な鱧(ハモ)ですが機会があったらぜひ食べてみたいものですね。

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