公務員の退職願の書き方やタイミング!いつまでに伝える?

私は公務員をやめたいと考えてから退職願の提出や伝え方には悩みました。

いつまでに伝えよう、どうやって伝えよう、誰に伝えよう。

など色々と考えて色々と調べました。

今回はその辺のことについて書いていきます。

公務員の退職願の書き方は?辞職願?辞表?

まず、

  • 退職願とか
  • 退職届とか
  • 辞職願とか
  • 辞表とか

色々と分類がありますけど公務員退職の際はこれらの書類の厳密さはさほど気にする必要はありません。

まず、

・退職願

一般的に民間企業では役職なしの職員が退職の際に提出する書類は退職願です。
退職願は会社へのお願いに当たりますので、退職するには会社の承諾が必要となります。

・退職届

一方で退職届というのは、退職を届け出るという意思表示になります。ですので、会社はほとんどの場合受理しなければならず、受理されれば退職ということになります。

・辞表

辞表は、役職付きの職員が提出するものです。

公務員の退職願の書き方

公務員退職願の書き方と伝え方、いつまで

 

公務員を退職するときは一般的に退職願で大丈夫です。
では、その退職願の書き方について見ていきましょう。

東京都職員の服務規程を見てみます。

東京都職員服務規程

(退職)
第十四条 職員は、退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日の十日前までに、退職願を提出しなければならない。

このように東京都職員の場合は、退職にあたり10日前までに退職願を提出することになっています。
ただし、様式の定めはありません。

栃木県庁の服務規程にも同じような書き方がされており、山梨県や甲府市にはありませんでした。
ほかは調べていません。

例えば、栃木県庁の服務規程

栃木県庁服務規程

(退職)
第二十七条 職員は、退職しようとするときは、その退職しようとする日前十日までに退職願(別記様式第二十一号)を所属長を経て人事課長に提出しなければならない。

とあります。

栃木県では退職願には別記様式第21号という規定もされており、書き方はこれにそって書くようです。

これを例として退職願の書き方を決めるとすれば、

退職願

 

年  月  日

○○県知事  様

○○部○○課
田中 太郎    印

次のとおり退職いたしたいので承認されるようお願いします。

1 退職の理由

○○‥。

2 退職しようとする日    年   月   日

ただ、公務員の場合には特に退職願の書き方に決まりはありません。
所属している自治体が上記のように定めている場合は別ですが、定めていない自治体も多いです。

公務員の退職では労働基準法とは違い、こちらが一方的に退職してしまうことが出来なません
このような書類を作ったところで、上司などの承認がなくては辞められません。

まあ、承認が必要とはいえ退職を拒否されるというわけではありませんが。

基本的には、以下のような流れでしょう。

退職の申し出

上司からの引き止め

引き止めの拒否

上司数人と面談

退職の意思が固いことを伝える

退職願の受理

事務引継

退職

面談後は事務的にスムーズに退職まで話は進んでいきます。

公務員の退職願!伝える時期タイミングはいつまで?

上でも書きましたが、東京都や栃木県の服務規程には10日前までに退職願を提出する旨の記載があります。※ご自身のお勤めの自治体の服務規程を確認してください。

ただ、3月末に退職するとして、その10日前に退職願を提出するとなると、すでに人事異動、内示の後ですよね。
これは流石に迷惑なので、もっと前に伝えるようにしましょう。

退職話を伝える適切なタイミングですが、本来ならば来年の人事異動について決まっていく

10月~12月あたりがベストです。

新採用職員の内定が決まるあたりに徐々に一般職員の人事配置も決められていきます。

まあ、最終的には1月までは何とかなるようですが、人員配置の再検討など厄介だと思うので、そのへんの配慮はしてあげましょう。

私の場合は、年末の最終日に退職願を提出したのでかなり迷惑だったかと思います。

というか上司からは「配置もほとんど決まっていたのに」と言われました。

公務員を退職する際の伝え方やシチュエーションはどうした?

退職する際の伝え方ですが、まず誰に伝えればいいのか。

これはほとんどの場合、直属の上司がベターですよね。
ただ、上司との中が悪い場合は一つすっ飛ばしても問題ないと思います。

しっかりと上に伝わりさえすればいいんです。

それで伝え方ですが、退職理由は特に話さなくても大丈夫です。
一身上の都合とでも言っておきましょう。

退職願にも

退職理由:一身上の都合

で問題ありません。
しつこく聞かれても答える必要はありません。が、それ相応の理由をでっち上げると話はスムーズになるかと思います。

私が退職を伝えた際のシチュエーションとしては

勤務時間終了後に上司の机の上に退職願を置き、「一身上の都合で退職したいのですが」と伝えました。
ただ、周りの職員がいる中だったので配慮が足りなかったと今では反省しています。

ベストなタイミングとしては、メールで上司を呼び出したり、他の職員がいないときに打ち明けるべきでした。
結構どよめきますので。

退職する旨を伝えたあとは、引き止められたり、上司数人と面談が入ったりと厄介なことが続きますが、固い意思を持って臨めばとくに問題なく辞められます。

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公務員の退職願の書き方。時期はいつまでか伝え方のまとめ

公務員を退職する際に退職願の書き方については厳密なものはありません。
ご自身の自治体の服務規程を確認してみて判断しましょう。

また、退職を申し出るタイミングとしては、3月末の退職だとしたら12月には伝えておきたいところです。
それ以外の場合も1ヶ月以上前、できれば3ヶ月以上前には伝えておきましょう。

上で書いたように自治体の服務規程には10日前と書いてあったとしても、それが承認されるとは限りませんし、公務員は一方的な退職の手続きは出来ません。

周りに配慮した適切なタイミング、適切な伝え方を心がけましょう。

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