地方公務員はコネがないとなれない?コネ採用は存在する?

公務員の採用試験でコネを使い、合格。

一時期そんなニュースも話題になりましたね。

ですが、実際の所どれくらいの割合でコネ採用があるのでしょうか?

コネがないと公務員になれないのでしょうか?

今回は、地方公務員のコネ採用について書いていきます。

公務員のコネ採用は存在する?

地方公務員のコネ採用

公務員のコネ採用はある程度存在するとは思います。
ですが、これは本当に少ないでしょう。

私自身数年間地方公務員をやっていましたが、
周りにコネ採用らしき人は全くいませんでした。

親が同じ職場だという人は数人いましたが、
その親の役職を見ても、コネを使えるような役職ではありません。

22、3歳で新卒採用されるとして、その親の年齢は40代後半から50代前半ではないでしょうか。
その年齢で採用に口を出せるような役職の人がどれだけいるか、ということを考えると、コネ採用はレアケースだということがわかります。

ただ、親が議員に口添えできる立場にある場合などは別でしょう。
議員からの口利きには公務員は本当に弱いので、コネの1つや2つは簡単に通してしまうかと思います。

他にも、私が大学生のときに県庁などの採用担当者がスカウトに来たことがありました。
スカウトと言っても公務員に興味のある学生へのプレゼンというかたちでしたが。

何人かそのプレゼンに参加してましたね。
で、採用試験ではほとんどの人が合格していました。

まあ、その年は民間の採用も増えていたため、
地方公務員の希望者はかなり少なかったですしね。

しかも職種が特殊だっただけに受かりやすかったというのもあります。

これは、コネというよりも人脈作りの一貫ですが、そういう例もあるにはあるということです。

上記で説明したことをまとめますと、

1.親が公務員である場合
2.議員などに影響力がある場合
3.採用担当と面識がある場合

上記の場合は地方公務員のコネ採用が起こり得る状況かと思います。

例えば、積極的にインターンシップに行ったり、行政主体のイベントに参加したりして
公務員の人脈を作ることもコネに含めるとすると、もっとたくさんコネは存在するかと思います。

地方公務員のコネ採用はばれると問題にならないのか?

公務員の採用にはある程度のコネは存在すると書きました。

しかし、こうした例は稀です。
採用担当者に一人の人物を優遇するように指示を出す事自体リスクのある行為です。

二次試験の面接等である程度ひいき目に見ることは可能でしょう。
しかし、一次試験からコネの関与は出来ません。

最近の公務員試験一次試験はマーク式の筆記テストですので、
すべて機械が判定します。

それに、テストの点数の改ざんや試験問題の横流しが発覚すれば、ニュースになりますし、
改ざんした職員と採用された職員は懲戒処分でしょう。

そのため、コネ採用があるとしたら、筆記試験に受かったあとのことでしょう。

こうしたコネは問題だと思いますが、金品のやり取りがないのであれば、犯罪にはなりにくいと思います。

二次試験以降のコネは証拠もつかみにくいので、問題となるケースは稀でしょう。

地方公務員はコネがないとなれないのか?

地方公務員はコネがなくてもなれます。

実際私は出身とは全く関係のない県で公務員になりました。
コネでしか公務員になれないのだとしたら、無理ですよね。

他にも私の知人で、採用枠1人のところまったく別の地方出身にも関わらず採用されていました。

もしかしたら、本当に田舎の地域だとまだコネ採用は主流なのかもしれません。
ですが今の時代、コネ採用の職員を探すほうが難しいです。

コネ採用がいればすぐに噂になりますし、バレないなんてことはないと思います。
私の勤めていた自治体で、噂が聞こえてこないということは、本当にコネはなかったのでしょう。

もしも、それでもコネがないと不安だという場合は、
地域が主導するイベントに参加したり、
ボランティアなどの手伝いに積極的に参加しましょう。

イベントなどを主催するような部署は役所の中でも優秀な人達が揃っています。
そうした人たちと面識を作っておけば、もしかしたら面接もいい方向に転がるかもしれませんよ。

公務員のコネ採用まとめ

公務員のコネ採用はある事にはあります。

ただ、数は多くありません。

それが発覚すればすぐに問題となる情報化社会でコネ採用はとてもリスクのあることです。
昔は分かりませんけどね。

妙な噂に躍らされること無く、落ち着いて試験対策をすれば普通に受かります。
がんばってください。

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