「舌焼け」という言葉を聞いたことがありますか?
タバコを吸っていると舌がピリピリと痛んでくることがあります。
その原因が「舌焼け」と言われます。
舌焼けはどのような原因で起こるのでしょうか?
誰にでも起こることなのでしょうか?
また、舌が痛むのは果たして「舌焼け」だけが
原因なのでしょうか?
タバコを吸うと舌が痛む原因とその治し方について
詳しくお伝えして行きたいと思います。
タバコを吸うと舌が痛い!舌焼けって?
普段はあまり考えもしないことですが・・・
タバコを吸っているとき、
舌の状態はどうなっているのでしょうか?
タバコによる舌焼けの原因
煙を吸うわけですから、
当然普段よりは熱くなっているはずです。
まず、タバコに火をつけるとき、
必ず口に加えて、
目を細めながら・・・
空気を吸います。
この吸った空気の酸素に反応して
タバコにポッと火が付くわけです。
そして、特に男性に多いのが
「スパスパ!!」と
勢いよく何度も吸ってしまうタイプ。
時間が無いけど吸わないではいられない、とか
人と話しながら興奮して熱くなって、とか
周囲に誰もいなくても、
デスクワークや車運転中に
イライラカリカリしてしまって、
知らず知らずのうちに
『スパスパ!!』と
勢いよく音を立てて吸ってしまう・・・
これをすると、
当然吸い込まれる酸素量が増えますから
タバコの葉っぱはより強く燃えて
火種が大きくなります。
すると煙の温度はどんどん上昇!!
それも急上昇します。
さらに、本来は酸性の煙も
アルカリ性に傾くことになり、
舌は、低温やけどやアルカリ性やけどを
起こすことにつながってしまいます。
このようにして起こったやけどを
「舌焼け」と言い、
ピリピリと痛みも伴います
解りやすく言えば、
コーヒーを冷ましながらゆっくり飲んでいたら、
そんなに熱くありませんが、
淹れたてをすぐにズズーっと飲んでしまえば、
『アチッ!!』となりますよね。
それも酷ければやけどをしてしばらくヒリヒリします。
これと同じ原理ですね。
タバコによる舌焼けの治し方は?
そう考えれば、舌焼けの治し方は自ずと
大体分かってきます。
つまり、
ゆっくりと時間をかけて、
少しずつ吸うことです。
そうすれば、
タバコの火は熱く燃え上がることも無く、
よって煙もさほど熱くはならず、
まず、舌焼けを起こす心配もありません。
それに、これにはもう一つ大事なメリットがあります。
それは、ゆっくりと、時間をかけて、少しずつ
吸うとタバコが持っている本来の
「甘み」と「香り」が引きだされて、
美味しくなるのです。
しかも、
あまり当てはまる人は
いないかもしれませんが、
タバコよりパイプを吸うときに、
この吸い方をすると
味わいが大きく変わってくる
とも言います。
この吸い方は「クール・スモーキング」とも言われ、
大人の上手な吸い方としてひそかに勧められています。
もう一つの可能性、ニコチン性口内炎
実は、「舌焼け」以外にも
口の中が痛くなる原因があります。
それは「ニコチン性口内炎」です。
これは、特にヘビースモーカーに多く見られる症状で、
口の上あごの口蓋や舌の根元、喉の粘膜に
白い潰瘍ができるというものです。
原因は、タバコの煙が熱いうえに、
これを頻繁に何度も吸い込むことで、
口の中が乾燥します。
さらに、タバコに含まれるニコチンを始めとする
何百ともいわれる化学物質に反応することでも
口の中は乾燥すると考えられ、
口内炎が出来やすくなると言われいます。
この場合の治し方は、『禁煙する』ことです。
仮に全くタバコを吸わなくなれば、
数週間から3か月くらいのうちに完治してしまいます。
さすがに、完全な禁煙はムリ、という場合でも
出来るだけ本数を減らすことでその症状を
やわらげてゆくことは可能です。
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