太ももが痛い、ズキズキする原因は?病院は何科を受診する?

太ももがズキズキと痛むことがあります。
動かしたら痛む場合もあれば、
じっとしていても痛む場合も。

太ももだけが痛いのか、
他にも痛みや違和感が伴うのか。

知らない間に良くなるときもありますが、
放っておくとどんどん悪化することも。

この痛みの原因は何なのか?
また、病院は何科で診てもらえばいいのでしょうか?

太ももがズキズキ痛い!考えられる原因は?

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筋肉痛

まず、動かしたときに太ももが痛むという時、
また、この2,3日の間に普段はしない運動や作業をして、

足に負担をかけたという心当たりがある場合は、
「筋肉痛」と考えて間違いないでしょう。

慣れない動きに筋肉がついてゆけず、
傷ついた筋線維が元に戻ろうと修復する過程で炎症が起き、
生成されたヒスタミンやブラジキニンなどの刺激物質が
筋膜を刺激して起こる痛みと言われます。

これは、特に筋を違えたとか特殊なもので無い限りは、
時間の問題で回復して行きます。

ただ、寝ているときに脚がつった場合は
かなり強い痛みが残ることもあり、
繰り返すようであれば、
医療機関で診てもらうことも考えた方がいいかもしれません。

坐骨神経痛

次に、特に動かずに寝ていたり座っていたりしても
痛む場合、また、
一日のうちでも、
痛んだり痛まない時間がある場合には、
「座骨神経痛」の可能性が高いです。

座骨神経は、腰から膝まで伸びて、
さらにそこから分離して足先にまで至る
体で一番大きな神経です。

これだけ、広範囲に及んでいるので、
たとえ、足とは違う部位に疾患があっても、
太ももの辺りが痛むということも
起きうるのです。

ちなみに、「座骨神経痛」というのは病名ではなく、
症状のことで、具体的な病名は、

『腰椎椎間板ヘルニア』とか
『脊柱管狭窄症』とか
『腰椎分離症』、
『腰椎すべり症』などが挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニア

背骨の継ぎ目でクッションの役割をしている
椎間板という軟骨が、何らかの理由で飛び出してしまい、
特に腰部の椎間板で起こり、
神経を圧迫することで痛みを発症します。

いわゆる「ぎっくり腰」というものです。

脊柱管狭窄症

背骨の中央にある脊柱管には、
脊髄とそこに続く神経が通っていて、
この脊柱管が狭くなると神経を圧迫することになり、
腰や足など広範囲にわたって痛みを発症することがあります。

腰椎分離症、腰椎すべり症

腰椎の椎間板がついている前を『椎体』、
後ろを『椎弓』といい、その間に
『椎弓根』がありますが、
椎弓の部分で骨の連続性が断たれて、
椎体と椎弓が離れた状態を
『腰椎分離症』と言います。

さらに、後方の支持が無いために
椎体が前の方にずれて滑ってくる状態を
『腰椎すべり症』といいます。

大まかな年齢としては、

「椎間板ヘルニア」は大まかに言って、
比較的若い20代から30代に発症するケースが多く見受けられます。

「脊柱管狭窄症」や「腰椎分離症」は、
加齢とともに見られることが多く、
60代以上の年代で発症するケースが良く見受けられます。

そして、「腰椎すべり症」は
その中間の40代から50代にかけて
発症するケースが多く見受けられます。

太ももがズキズキ痛いとき何科を受診すれば良い?

「筋肉痛」の場合は、

自宅で湿布などをして
療養すれば治癒することがほとんどで、
余程痛む場合は、整形外科で診察を受ける
か整骨院で筋肉をほぐしてもらうと良いでしょう。

「座骨神経痛」と思われる場合は、

『整形外科』で受診します。

レントゲンやMRIでの検査が考えられますが、
時に、具体的な部位が特定できず、
座骨神経痛もどき、で原因が不明という
釈然としない診断で何年も患う人もいます。

評判の良い医者を訪ねて、原因を特定、
自分に合った最適な治療が受けられれば、
幸運だという場合も少なくありません。

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