インフルエンザで会社を休んでしまった場合、
会社への挨拶やお詫びは
どのようにしたらいいのでしょうか?
仮病で休んだわけでもなく、
高熱でうなされた上に、
やっとの思いで出勤するのに、
そんなに気を使わなければならないものなのでしょうか?
休み明けに出社する時に、
気を付けるべきポイントを整理してみました。
インフルエンザの休み明けに会社での挨拶はどうする?
インフルエンザは潜伏期間が長くて3日と言われます。
その後、発症してから治癒するまでには、
少なくとも1週間は必要です。
その間、土日が休みで、
特に祝日など全員が休みという日がないとすれば、
約5日(以上)は休むことになるでしょう。
この『5日間』があなたの会社や、
部署、またあなたの立場やポスト上、
どれくらいの重要度があるかがポイントです。
例えば、
「自分が一人でしなければいけないはずのプレゼンを
キャンセルしてしまった」
「大事な契約のために上司とおお客さんの所に行く予定だった」
など、自分の代わりがほぼいない状況だったとすれば、
これは、平謝りが必要でしょう。
しかし、
「自分の代わりに穴を埋めてくれる人がいた」
「1週間くらい延期しても問題のないミッションや進捗状況だった」
こんな場合は、きっと
『(体調不良は)誰にでもあることだから』
ということで寛容に許される雰囲気があるでしょうから、
本当に迷惑をかけたつながりの強い上司や同僚にのみ
直接お詫びの言葉を伝えるということで問題ないでしょう。
インフルエンザの休み明け、会社のお詫びの品は持参する?
休んだ理由が、「インフルエンザ」ですから、
これは、誰もがかかる可能性があるもので、
お詫びやお礼の言葉は必要でしょうが、
『お詫びの品』までは必要ないでしょう。
ただ、ここも押さえておくポイントがあります。
それは、
『予防接種は打っていたのか?』
『他に感染者がいないか』
『完治した状態なのか』
ということです。
- 予防接種は打っていたのか
やはり、休み明けにお詫びに行った時に
『予防接種を打っていたのか?』と聞かれることがあります。
(特に上司や自己管理を徹底しているプロ意識の高い人)
その際に、『はい、11月には打っていたのですが、
感染してしまいまして・・・』
と言えたなら、
「それでは、しかたなかったですね。
ツイてなかったですね。」
お気の毒様という同情してもらえる空気にもなります。
精神的に幾分楽になりますし、
心象も悪くはならないでしょう。
- 他に感染者はいなかったか
また、自分が休んだ後に、
デスクが近い人や至近距離で仕事をしていた人で
同じくインフルエンザにかかった人が
いないかどうかも大切です。
インフルエンザは、「2ⅿ 以内で飛沫感染する」というのが
医療界での常識です。
もしも、自分がくしゃみや咳をしていた事実があり、
周りもそれに気づいていた場合は、
口では言わなくても
『移しちゃったんじゃないですか?』
と思われていることでしょう。
場合によっては、
本人にも誠実に謝罪することは必要です。
そして、この人にはそっと
お詫びの菓子折りくらいは渡しても良いと思います。
余程、元の人間関係が悪く無い限りは、
『いやいや、私の不注意ですから、
お気になさらないで下さい』 となって、
その後も変わらず良好な関係で仕事ができるでしょう。
- 完治した状態か
最後に、休み明けに出社した時の状態が
『完治したのか、まだ、
あやしい咳がときどき出るのか・・』
という現状報告も重要です。
特に咳やくしゃみが出る場合は、
マスクをしながらでも、
『医者からは出社して良いと言われました』
と言えれば周囲にも安心感を与えられますし、
「今日からまた頑張ってね(取り返してね!)」
となるでしょう。
咳はしてるわ、マスクはしていないわ、
となれば、『悪いと思ってるのか!
懲りない奴だな!』と責められて心象も悪くなりかねません。
結論ですが、
結局、大事なことは、
自分が休んで周囲に肉体的に又は精神的に
余計な負担をかけて迷惑をかけてしまった分を
何を以って埋めるかということです。
その埋め合わせに必要な分は
上に書きました通り、
「お詫び+相手の心象+今後の仕事ぶり+(???)」
と言えるのではないでしょうか?
最後の(???)には何が入るでしょう?
答えは、『日頃の態度と信用』です。
「お詫び+相手の心象+今後の仕事ぶり+日頃の態度と信用」
これで、どうしても埋められそうになくて気まずい!と感じた分を
『お詫びの品』で埋めると考えましょう。
お詫びの品は余程の場合でなければ必要ないでしょう。
前例を作ると、どうしても他の人達も習わなければならないのか、
と無駄に神経を使わせてしまうことになります。
インフルエンザは迷惑を掛けることは間違いありませんが、
そのことで、他の人達も
『うがいや手洗いを気を付けよう』
『予防接種を受けよう!』
と結果としては会社に貢献できる面もあると思います。
落ち込まずに、気分一新、
これからはより元気に、
しっかり仕事で
お返しをして行きましょう!!
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