公務員に転職して失敗した?後悔した?やりがいってある?

公務員は安定しているとよくいいます。

ただ、私自身公務員を退職していますし、その理由は給料の少なさや激務、ということも挙げられます。

さて、今回は、そんな元職場の同僚に話を聞きました。

民間から公務員に転職して失敗した、後悔したと感じていることについて!

民間から公務員に転職してきた同僚A

公務員への転職で後悔、失敗、槍がいは?

私の元職場はとある県の県庁です。

県庁では、毎年と言っていいほど民間企業からの転職者が入ってきます。

その中でも私と同じ時期に入社した、年上の同期Aさんに話を聞きました。

Aさんのプロフィール

年齢 非公開
出身 非公開
担当部署 非公開
元の企業 非公開

すみません、全て非公開です。

公務員という職業上、少しでも特定されるリスクは避けたいので。

一つ言えるのは、

不動産関係の企業から、土木系の技術職に転職してきた、
ということですね。

こういう職員は結構多いので、特定はできないでしょう。

県庁に転職して失敗したな、と思うことは?

民間企業から公務員に転職すると、そのギャップに驚くそうです。

  1. まず驚いたのは、他人に無関心すぎること。
  2. 次に、意外と激務だったこと。
  3. 仕事が地味すぎること。
  4. 転勤が多いこと。

が挙げられます。

1.他人に無関心すぎること

一番つらいと感じているのは、他人に無関心すぎることだそうです。

例えば、後輩への面倒見が悪い事。

民間企業に勤めていた頃は、飲み会にいけば上司が部下の飲み代はすべて負担していました。
入りたての新人が財布を取り出すようなことは一切ありません。

ですが、公務員では、新人の歓迎会であるはずの歓送迎会の代金でさえ徴収されます。

また、飲み会や食事に行っても新人も年配者も等しく財布からお金を出したそうです。

たしかに、これは私自身も驚いた部分でもあります。
大学生の頃の運動部では、後輩がお金を払うなんてことは一切ありませんでしたし。

他にも、仕事のミスを誰もフォローしてくれないこと。

民間企業のときは、誰かしらミスすれば、フォローしてくれる人がいました。

しかし、公務員は自分の仕事にしか興味がありません。
自分が与えられた職務さえこなしていれば、問題ない、と考える職員がとても多いんですね。

以上のような点で公務員は他人に無関心過ぎると思ったわけです。

2.意外と激務だったこと

公務員は定時で帰れるイメージがありますよね。
しかし、それは古いイメージでしかありません。

Aさんの職場では、22時まで残るのは当たり前。

住民からの苦情も多く、意外と精神的にきつい仕事であったといいます。

3.仕事が地味すぎること

以前の職場では、自分が一つの仕事を動かしている感覚がありました。

しかし、公務員はほとんど書類と闘い、実際の業務は発注先の民間企業が行います。
そのため、技術職とは言え、その技術を活かすこと無く、不完全燃焼を味わっているようです。

上司も書類の細かい不備に敏感になるため、
かなり神経を使うそうです。

4.転勤が多いこと

これは市役所では当てはまらないかもしれませんが、
県庁はとても転勤が多いのです。

新人の場合は大体3年の周期で転勤があります。
本庁に行く場合もあれば、地方の出先機関に転勤になることもあります。

居住地にもよりますが、
その県の北から南、東から西まで転勤があるのです。

そのため、アパートの引っ越しをその都度する人もいますし、
持ち家の人は、自宅から高速道路を使って通勤する人もいます。

その場合、引っ越し代は出るのですが、
高速道路を使った通勤代は出ません。

持ち家を持つ人は金銭的にとても不利な状況になるのです。

公務員への転職で想定内だったこと

以上のように、公務員への転職で失敗したなということはたくさんあったようです。

しかし、まあ、想定内だな、ということも多少ありました。

  • 給料が下がること

です。

前職では、給料面ではとても優遇されていました。
さらに残業代も全て出るため、かあり金銭的には贅沢ができたそうです。

しかし、公務員になった途端、給料はかなり下がったそう。

とはいえ、給料が下がることはある程度想定していたため、
それなりの心の準備は出来ていたみたいです。

例えば、

  • まだ持ち家を購入していないので、ローンの心配はない。
  • 奨学金の返済もまとめて済ませてあったため、借金の心配もない。
  • 奥さんも仕事をしているため、養育費も心配ない。

ある程度の想定をしておけば、いくら公務員の給料が民間に劣るとは言え、
なんとかなるみたいですね。

公務員への転職で後悔しないためにはやりがいを感じるかどうか

つまるところ、

公務員への転職を考えていて、その選択に後悔したくないというのなら、
そこにやりがいを感じられるかどうかだと思います。

あなたは、安定しているから公務員になりたいのでしょうか?
ネームバリューがあるから公務員になりたいのでしょうか?

もしも、そのような理由でしたら、今の時代公務員になるという選択は間違っているかと思います。

例えば、どうしてもやりたい事業が公務員でしか出来ないものだった、
といのならわかります。

しかし、安定やネームバリューで公務員を選んでしまっては絶対に後悔します。

現在、退職金の削減や給与の見直し、共済年金の厚生年金への統合など、
公務員の待遇が改悪の一途を辿っています。

また、副業が見直されている現在の社会で、副業禁止の公務員はかなりのリスクを背負うことになるでしょう。

それでも、あなたが公務員になりたいという理由があるのかどうか、
これが全てだと思います。

まとめ

今回は、私の元同僚のAさんの話をまとめ直したものを掲載しています。

少し私の論調も入ってしまった部分もありますが、ご了承ください。

結局のところ、私もAさんも言えることは一つ。

公務員という仕事を選んだ理由は何なのか、一度見直すことです。

公務員になって失敗、や後悔しないためにも、やりがいという部分に今一度注目してみましょう。

それでは。

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