もう間もなくハロウィンの時期がやってきますね。
最近ではハロウィンの日に仮装をして街を歩く人たちも増えてきて、
以前より身近なイベントになってきました。
あなたはハロウィンと言われて何を思い浮かべますか?
真っ先に怖い顔をしたかぼちゃを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ですが、なぜハロウィンでは怖い顔をしたかぼちゃが使われるのでしょうか?
今回はハロウィンのかぼちゃの歴史、由来とカボチャの前の野菜について話していきたいと思います。
そもそもハロウィンの由来って?
ハロウィンの起源はヨーロッパに住んでいた
古代ケルト人のサウィン祭であるとされています。
サウィン祭とは収穫祭であるとともに、祖先の霊が訪ねてくる日でした。
しかし、祖先の霊だけでなく、
作物を狙って悪霊もやってくると考えられていました。
そのため魔除けの仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いたとされています。
やがて、ケルト民族が侵略され、キリスト教が入ってくると、
サウィン祭の日はキリスト教の定める諸聖人の日の前日だったことから
諸聖人の日の前夜という意味のハロウィンと呼ばれるようになったと
されています。
ハロウィンのかぼちゃの前の野菜はカブだったの?
ハロウィンでかぼちゃが使われる以前に使われていた野菜はカブでした。
カブを怖い顔の形に加工することで魔除けとして使われていました。
また、カブの中にロウソクを入れてランタンにすることで
先祖の霊が迷うことのないように道標にするという意味を持っていました。
このように、ハロウィンではもともとカブが使われていましたが、
ハロウィンがアメリカに伝わったときに、
- アメリカではカブが一般的ではなかった。
- アメリカではかぼちゃがたくさん採れていて、たくさんあった。
- かぼちゃはランタンに加工しやすかった。
などの理由からカブからかぼちゃに入れ替わって広まりました。
日本に入ってきたハロウィンもアメリカ式だったため、
日本でもかぼちゃが使われています。
ハロウィンのかぼちゃの歴史や由来って?
なぜジャック・オー・ランタンと言われるの?
では、なぜハロウィンのかぼちゃは ジャック・オー・ランタンと言われるのでしょうか?
ジャック・オー・ランタンとは灯りを持ったジャックという意味です。
これはアイルランドの昔話から来ているとされています。
昔、あるところにジャックという男が居ました。
ジャックはずる賢く、乱暴で、嘘つきな男でした。あるハロウィンの日にジャックの元に悪魔がやってきて
ジャックの魂を奪おうとします。魂を奪われたくなかったジャックは悪魔を騙して、
悪魔に自分の魂を奪わないように約束させました。そんなジャックも歳をとって亡くなってしまいました。
死んでしまったジャックは天国へ行こうとしましたが、
嘘つきで乱暴者で悪いことばかりしていたジャックは、
天国に行くことができませんでした。仕方なく地獄へ行こうとしましたが、
地獄の入口で魂を奪わないように約束させた悪魔に会いました。悪魔が言うには、ジャックの魂を奪わないと約束したので、
ジャックを地獄に入れることはできないということでした。行くところがなくなって困ってしまったジャックは
来た道を戻ろうとしますが、その道があまりにも暗くて困ってしまいます。困ったジャックは悪魔にお願いして、灯りを分けてもらいます。
ジャックはもらった灯りが消えてしまわないように、
道端に落ちていたカブをくり抜いてその中に入れました。
今もジャックは行くあてもなくさまよっていると言われています。
これがジャック・オー・ランタンの由来です。
ハロウィンのかぼちゃの歴史とカボチャの前の野菜まとめ
ハロウィンのかぼちゃには以上のような歴史があります。
また、カボチャの前の野菜もカブだったということで、以外でしたよね。
ハロウィンで仮装をしたり、かぼちゃを飾ったりしたことがある人も
意外と知らなかったのではないでしょうか?
ハロウィンでどうしてかぼちゃが使われるのかを知って、
ちょっと賢くなった気分でハロウィンを楽しみましょう!
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