突然、洗濯機のエラー音がピーピー鳴って、
「排水口が詰まっていませんか?」
と表示されていることがあります。
洗濯物が多すぎて、脱水中に止まってしまうことは良くありますが、
排水口が原因ということは滅多にありません。
だからこそ戸惑ってしまいますよね。
この場合の原因とその直し方についてお伝えしていきます。
洗濯機がエラーに!排水できない原因とは?
エラーコードが『排水口が詰まっていませんか?』と表示される場合、
原因としては、3つ考えられます。
1.排水口が詰まっている場合
2.排水ホースが折れ曲がっている場合
3、洗濯機が故障している場合
1.排水口が詰まっている場合
最近の洗濯機は、全自動洗濯機とドラム式洗濯機の2種類に分けられます。
自動洗濯機の場合は、排水量も多く、
水の勢いも強いため、
排水口が詰まることはほとんどありません。
ところが、ドラム式洗濯機の場合は、
節水が出来るというメリットがあるものの、
脱水の時の排水量が少ないためにホース内に汚れがつきやすく、
ゴミもたまりやすいのです。
ちなみに、このごみの正体は、
洗濯ものからとれる毛玉や糸くず、
また衣類に付着していた垢や髪の毛などの体毛が
ヘドロ化してしまったものです。
もし、大家族で同じ家に長年住んでいるとなれば、
ちょっと想像するだけで恐ろしくなりますよね!
2.排水ホースが折れ曲がっている場合
また、排水溝は問題ない場合でも、
排水ホースが折れ曲がっていて
そこに水と共にゴミが詰まっているために
流れにくい場合もあります。
機種によっては
『排水ホースが折れ曲がっていませんか?』
と表示されることもあります。
この場合は、
ホースを真っ直ぐに伸ばしてやると簡単に解決します。
3、洗濯機が故障している場合
また、洗濯機の内部にゴミが詰まってしまっていたり、
洗濯機自体が故障しているケースもありますので
その場合は、業者に連絡して修理依頼をすることになります。
洗濯機の排水口のつまりをなおす方法とは?
排水口のつまりを治す方法をお伝えします。
まず、排水口の位置を確認しましょう。
マンションやアパートの場合は
マンションやアパートは階下に水が漏れてしまわないように、
防水パンが敷かれています。
だいたい洗濯機を置くスぺースは最小限しかありませんので、
排水口は洗濯機の下部分に位置していることがほとんどです。
つまり、周りからは見えませんし、手も届きません。
どうしても自分たちで処理したい場合は、
洗濯機を持ちあげることになりますが、
ドラム式洗濯機は約80㎏前後の重さがありますので、
普通ではまったく持ちあがる代物ではありません(笑)
危険を伴いますし、
この場合は、業者にお願いするほうが賢いでしょう。
戸建て住宅の場合は
戸建て住宅の場合は防水パンがなく、
排水口が洗濯機の横辺りについていることも多く、
またマンションなどで防水バンがある場合でも
排水口が手の届くところについている場合は
そこから排水ホースを外して掃除することが可能です。
排水口の入り口部分に排水トラップが設けられていて、
ここにほとんどのゴミやヘドロがこびりついていますから、
このトラップを隅々まで綺麗にします。
排水口の掃除手順
電源コードとアース線を抜き取ります
↓
蛇口を閉めて、洗濯機側の吸水ホースを取り外します
↓
排水ホースを取り外します
↓
排水トラップを外して分解します
↓
分解したトラップを必要に応じて洗剤や重曹を使って掃除します
(ホースの中も忘れずに洗浄します)
↓
排水口の中のゴミやヘドロも除去します
↓
排水ホースとトラップをもと通りセットします
※トラップは、コップにような部分に水をためて、
筒状の部分をセットする時にはロックをかけます。
そうしないと、臭いや水漏れの原因になりますので気を付けて下さい。
洗濯機排水できない、原因と直し方まとめ
以上となりますが、掃除ができたとしても、
戻した後の処置が上手くできなければ、
少しのすき間でも水は漏れてきます。
通水テストをして、以前のように使えない場合は
早めに専門業者に相談するようにしましょう。
洗濯ものはドンドンたまって行きますからね。
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