全国各家庭には少なくとも一枚以上の羽毛布団が普及しているといわれています。
しかし、これだけ普及した羽毛布団ですが、なぜかいやな臭いが気になる人も中にはいますよね。
それも選択したばかりの羽毛布団なのに臭いがきつくなるのです。
なせめてこの臭いを減らす方法、正しい洗い方が知りたいですよね。
羽毛布団を洗濯すると臭いがきつくなる原因は?
まず、羽毛布団の素材や脱脂管理による臭い
ご存知のとおり、羽毛布団はダウンとフェザーを混ぜ合わせて作られています。
安いものになってくるとフェザーの割合が増え、ダウンの割合は減るのですが、においのもとはこのフェザーに含まれる油脂が大きな原因になっています。
そのほかにもそれが原因であのケモノのにおいにも似た、時には吐き気のするほどの嫌なにおいがするのです。
布団を作るときのフェザーの脱脂管理の悪さが原因となって、買ったばかりの新品でも激しい嫌なにおいのするものもあるようです。
新品でもにおう場合は購入先にすぐに返品か交換をしてもらったほうが良さそうです。
このほか、
- ダウン、フェザーの持つ油脂類、たんぱく質が腐って出すにおい
- ごみやダニ、雑菌が繁殖して腐って出すガス
なども羽毛布団の臭いの原因として挙げられます。
ここではせっかく洗濯した結果、期待に反して「臭くなった」原因に絞ってみてみましょう。
羽毛布団を洗濯した後の嫌な臭いの原因は?
羽毛布団を洗濯したあとに感じるあの悪臭の原因としては
(1)羽を包む内袋が繊維密度が高く水通しも悪いため、結果、洗濯後の乾燥不足があった
(2)洗濯の際の油脂分を落としきれない洗い不足
(3)もともと製品表示に「洗えません」とあったものを洗った
などいくつかの原因がありますが、羽毛布団洗濯後のにおいの最大の原因は乾燥不足です。
羽毛布団を自宅で洗う場合の正しい洗濯方法とは?
羽毛布団を自宅で洗う場合の正しい洗濯方法としては、とくにダウンやフェザーによる油脂を落とすための注意点を個条書きにすると、
- 中性洗剤を使うこと
- ぬるめの温度のお湯を使って洗う
- 洗ったあと羽毛のかたまりになっているところをほぐして空気を通しやすくする
- 陰干しで完全に乾くようにする
- 陰干しが間に合わないときはコインランドリーでの布団乾燥機での乾燥が好ましい
羽毛布団の洗濯後の悪臭の原因が乾燥不足とはっきり確認されています。
上記の洗い方を試してみてもダメそうなら、
- 専門のクリーニングにお願いするか、
- 日本製の羽毛布団に買い替えてみるか、
を検討してみてください。
洗濯したあとの乾燥だけは最大の関心をもってぜひ守ってほしいものです。
また、日本製の羽毛布団であれば、脱脂管理など、品質がしっかりしているので、悪臭は発生しにくいです。
以下の記事では、羽毛布団の選び方について書いているので、参考にしてみてください。
➤冬の羽毛布団の選び方!おすすめのメーカーは?
羽毛布団の洗濯後の臭い、正しい洗い方のまとめ
軽くても温かい、やわらかな睡眠を約束してくれる羽毛布団ですが、軽いために頭からかぶってしまうこともよくあります。
そんなときはほんわり、ふんわり素敵な香りだったら最高ですね。
しかし、せっかく気持ち良い睡眠を期待して洗濯した結果が、油脂の腐ったにおいがわいてくるようでは台無しですからね。
高価な羽毛布団でしたら割高にはなりますが、専門のクリーニング屋さんにお任せすることも賢明な選択かもしれません。
生活の中の睡眠はとても大切な時間です。
正しい洗濯方法で仕上げることで少しでもにおいのしない豊かな快適睡眠をむさぼりたいものです。
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