おいしい寿司を食べるのにマナーが必要ですか?と、問われたらなんと答えますか?
家族で行くんだったら、好きなものを好きな順番に頼んで、楽しく食べればいいですよね。
ところが、接待などでカウンターのある回らないお寿司を食べる場合は、その道のマナーがあることを知っておくことが大切です。
そこで、上司やあるいは接待でお客様とお寿司を食べる時のせめてもの最低マナーについて覚えておきましょうということで考えてみました。
寿司屋での作法でNGなマナーは?
気になるNG行為 その1 知ったかぶりをしない
いわゆる「通ぶらない」こと、これは上司やお客様から見てもあまり気持ちの良い印象を与えません。
またお寿司屋さんのお店の人にとっても嫌な客になってしまいます。
せっかく回転寿司と違うカウンターのお店に来たのですから、
一種の品格をもって接することでその場も素晴らしい席になることでしょう。
気になるNG行為 その2 腕時計をつけたまま食べる
腕時計は外してカウンターに座りましょう。
寿司屋のカウンターに一枚板のヒノキを使ってあるところもあります。
最近では一枚板のヒノキのカウンターを使っているところは減ってきていますが、
腕時計のバンドでヒノキの板に傷をつけないようにという心遣いなのですね。
腕時計を外すことで、周りのお客さんも、
またお店の人も寿司屋でのマナーを知っている人なのだというお互いの暗黙の了解の気持ちが通じて和やかな食事ができることになるのです。
気になるNG行為 その3 強い香水をつけてくる
強い香水は絶対にダメです。
お寿司屋さんではネタの魚のにおい、
風味に使う柚子や山椒などのせっかくの香りを打ち消してしまい、周囲のお客様にも大迷惑になります。
これだけはしっかり守りましょう。
寿司屋のカウンターでのマナー!食べる順番や醤油のつけ方は?
食べる順番
握ったお寿司がカウンターに出されたら、新鮮なうちにできるだけ早くいただきましょう。
出された順番に食べればいいです。
他の人の分が並べられるまで待つ必要はありません。
醤油の付け方
お醤油はネタにつけて食べましょう。
シャリのほうにつけると形も崩れ、醤油皿にシャリが落ちます。
きれいに食べることもマナーなのですね。
雰囲気に気をつける
通ぶった言葉はお店側にも、連れのお客様にも良い印象を与えません。
折角の接待がぶち壊しにならないように心がけたいものです。
べらべら喋りっぱなしも気を付けましょう。
せめてお客様が今日は良いお店に招待してくれたと思っていただけるような雰囲気作りができたら、接待は大成功ですね。
寿司屋のカウンターでお勘定のときの言葉で気をつけることは?
「おあいそ、おねがいします」←☓
食事を終えて勘定するときに使っている人も見かけます。
この言葉はお店の人が使う言葉でお客様であるお支払いをする人の言葉ではありません。
お客さんとして計算をお願いするときは
「お勘定おねがいします」←○
が正しい言葉になりますので、接待の時などはとくに最後まで気づかいを忘れないようにしましょう。
寿司屋カウンターでのマナーと食べ方まとめ
たかがお寿司を食べるのに、難しいマナーや注意事項がやたらとあるように思われたかもしれません。
よく考えてみると、回らないお寿司屋さんはどことなく、暖簾をくぐる瞬間から、つい身構えるような心理状態になるのは私だけでしょうか。
「いらっしゃい」と歯切れのよい元気な声でネタの新鮮さやカウンターに並ぶおいしい寿司を期待するものです。
お店がそんな「お待ちしていました」という気持ちで迎え入れてくれたら、客の立場のこちらとしても、それなりのマナーを気遣って、お店の人と一緒になっておいしい寿司を食べたいものです。
きっと、上司もそうですが、お客様もあなたの接待に感激されることだと思います。
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