新卒3か月や半年など1年以内に退職?転職時の退職理由は?

 

新卒で入社後にこの会社辞めたいなーと思うことはよくあることです。

しかし、実際にやめるのは勇気のいる決断ですよね。
上司への伝え方や親への報告など大変ですし、その後の人生も。

今回、3カ月や半年など1年以内という短期間で退職する際のその後について書いていきたいと思います。
転職やその時の退職理由についてです。

新卒3か月や半年など1年以内に退職するのってあり?

新卒 退職 3か月 退職理由 

・3か月

新卒から3か月という短い期間ですが、自分の入社した会社がどんな仕事をしているのかが分かってくる頃でもあります。

  • 「何だか想像していた仕事と違うな」
  • 「人間関係がうまくいかなそうだ」
  • 「毎日仕事するのがつらい」

など様々な不満が出てきやすく、3か月で退職の2文字が頭をよぎるという人は多いはずです。

・半年

また、半年後というのも試用期間を終えるタイミングだったり、次第に仕事量も増え始める節目の時期でもあります。
こうした節目で退職を考える人も多いでしょう。

・1年後

はたまた、1年後に退職というのも、年度ごとの区切りもよく引き継ぎもスムーズに終わるので、後腐れなく円満退社をできる時期でもあります。

こうした節目ごとに退職を考える人は多いはずです。
正直、今まで学生気分を味わってきた分、社会人になってからの反動はとても大きく、辞めたいと思うのもうなずけます。

ただ、新卒の80%が辞めたいと考えていても、実際に退職するのはその20%ほどでしょう。

新卒から3か月~1年以内に退職する人はそれなりの人数存在しますが、新卒全体の割合から比べると少数であるということは分かるかと思います。

日本の社会はこうした状況であるので、新卒1年以内に仕事をやめるという経験をしたことのある人が少ないです。
であるからして、新卒3カ月や半年、1年でやめる人のことを「忍耐がない」「甘えている」と否定的に見る人が多いでしょう。

というわけで、世間一般から見たら新卒3か月や半年、1年以内に退職するのは「なし」です。

ただ、ブラック企業に勤めていたり、本当に仕事が合わず精神的に参ってしまうこともあるかと思います。
うつ病にかかってしまったり、過労死、自殺に追い込まれるということも頻繁に起こる世の中ですので、退職の判断は個人の状況次第では「あり」でしょう。

ただし、退職してからのその後の人生、2度目の職場への転職については退職する前にしっかり検討する必要はあります。

新卒で退職した場合の転職って上手くいくの?

さて、新卒1年以内に転職する場合ですが、正直言って3年以上の社会人経験がない人の転職は苦労します。

石の上にも3年という言葉がありますが、採用する側の方々は3年どころかそれ以上の期間その会社に身をささげてきたわけです。
そんな方々から見たら、「1年以内に退職するなんて甘い」と、面接する前からレッテルを張られてしまいますし、正直面接を受けるこちら側としても後ろめたさでいっぱいです。

ただし、新卒3年以内は第二新卒とも呼ばれ、そのような第二新卒者を募集している大手~中小企業も存在します
また、公務員なんかだと試験勉強は大変ですが、職歴という面では民間ほど重視はされないので受けてみるのもありかもしれません。

かくいう私は公務員を2年で退職していますが(笑)
公務員を退職して後悔したか?その後の人生について

それから、29歳以下の若者限定ですが、以下のような事業が東京都の公共事業として展開されているので活用してみるのも面白そうですね。

まあ、新卒1年で仕事を辞めたというのは、この日本社会ではマイナスにしかならないことは確かです。
1回目の就活よりも気を付けて面接などに挑むことが大切です。

とくに気を付けないといけないのは、前の会社を辞めた際の退職理由です。

新卒から転職する際の退職理由はどうすれば?

前の会社を辞めるときの退職理由って、例えば

  • 「労働環境がつらかった」
  • 「人間関係が合わなかった」
  • 「やりたいと思っていた仕事ではなかった」

というのが主な理由として挙げられるかと思います。

  • 実際にブラック企業に勤めていた人だと、残業時間5時間以上は当たり前、休日出勤も当たり前、サービス残業なんて日常茶飯事という環境にいた人もいることでしょう。
  • また、普通の企業でも、嫌な人間はいるもので、部下をいじめ倒すような上司がいたらやめても仕方ないかもしれません。
  • やりたい仕事を探して転職するのももちろんありです。

ただし、これらの理由は本人の勝手な都合であり、そんな環境にいても辞めずに続けている人は何人もいるわけです。

つまり、転職先の面接官が聞きたいのはそんな直接的な退職理由ではなく、もっと根本的な何かなのです。

  • あなたが入社した会社の労働環境がつらいということは事前に知りえたことなのではないでしょうか。
  • また、嫌な人間関係があったとして、これからもそのような人と関わらない保証はあるのでしょうか。その時はまた逃げるのでしょうか。
  • やりたいと思っていた仕事ではないというのは事前のリサーチ不足ではないのですか。転職しても配属から数年はやりたい仕事なんて出来ないかもしれませんよ。

少し厳しめの文章になってしまいました…

何が書きたいのかといいますと、「労働環境がつらかった」「人間関係が合わなかった」「やりたいと思っていた仕事ではなかった」などの理由というのは、退職する際の言いわけです。
根本的になぜ退職するに至ったのか、自分の至らないところは何だったのか、今後このようなことを繰り返さないためにはどうすればいいのか。そういった退職理由に付随する根元の部分を転職先の会社は知りたいのです。

本人が自分の退職について反省し、今後そうならないための具体的な話が出来れば、面接官も安心できます。

早期退職からの転職で面接官に一番伝えたいのが、「2度と早期の退職はしない」という根拠の部分です。
ここでは、退職理由について具体的に例を出すことはしません。

というのも、退職の言い訳というのは誰も似たり寄ったりになりますが、それに付随する根元の部分は人それぞれ違うものであるからです。

まとめ

新卒3か月、半年、1年以内に退社するというのは、世間一般からみたらよくないことではある。
ただ、精神をおかしくしてしまったり、自分の生活を犠牲にしてまで縛られる必要はない。

早期退職時の転職は第二新卒募集などを狙いましょう。
もちろん、「忍耐力がない」「甘えている」などのレッテル貼りは覚悟しておきましょう。

転職時の退職理由としては、自分がなぜやめるに至ったのか根本から振り返り、そうならないためにいまできる対策を伝えること。

今の仕事が本当につらいという方も、転職をすることとで道が開けることもありますので、あまり無理はせずに転職も視野に入れつつ頑張りましょう。

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