転職時の空白期間に関して、社会保険類のことが心配になりますよね。
その空白期間について、健康保険や年金はどんな手続きをする必要があるのかについて以下に記載して
います。
ただ、そんなに神経質になる必要はないと思います。
転職時の空白期間に健康保険と年金は払わなければならない?
私は転職経験をしており、空白期間もありました。
そして、恥ずかしながら、この種のことは全く頭になかったため、
というか仕事がどうなるのかで頭がいっぱいで、考える余裕がありませんでした。
でも、遅れ気味にはなりましたが、手続きはしかるべく完了しました。
というのは、役所から色々と通知が来て、どんな手続きが必要なのかが分かるんですよね。
それで感じたのは日本の行政システムはなかなか、きちんとしているな、ということです。
健康保険に関して
これは払わないといけないのですが、状況によって様々です。
- ご家族が何らかの健康保険(国民健康保険、会社の健康保険など)に加入していれば、その保険に被扶養者とし入ることも出来ます。
- それがなければ、あなたが国民健康保険に加入、そして支払う必要があります。
ですので、後者の場合は、今まで勤務していた会社の発行した健康保険資格喪失証明書を役所に提示して、国民健康保険加入の手続きを行うことになります。
年金に関して
これも払わないといけないし、払わないと将来老齢年金を受け取る額に悪い影響を与えるでしょう。
国民年金第1号の資格取得手続きを日本年金機構で行うことになります。
退職した時に、
会社から年金手帳や基礎年金番号を書いたものを受け取ることになっていますので、
それを持参して最寄の窓口で手続きをすることになります。
もし、ご家族に国民年金第3号被保険者である配偶者がいる場合は、気を付けるべきことがあります。
あなたが、会社の厚生年金被保険者でなくなったと同時に配偶者は国民年金第3号被保険者でなくなったことになります。
よって、配偶者も、国民年金第1号の資格取得手続きを行う必要があります。
これらを忘れた場合は、年金機構からチェックが入って手続きを促す通知が来るので、
そんなに心配をすることはないと思います。
口はばったいとは思いますが、
国民年金第3号被保険者というのは厚生年金被保険者の配偶者が自動的に加入している年金です。
毎月、給料から天引きされている保険料は配偶者の分の保険料も含まれていることになります。
前の職場を退職するときに健康保険や年金が重複することはある?
先にも書きましたように、
健康保険の資格喪失届けがないと、新しい健康保険の加入手続きができないわけですし、
年金は基礎年金番号で管理されているので、重複は理論的にはあり得ないわけです。
でも、役所で事務的ミスがあれば、そのような問題が発生するかも知れません。
万が一発生して過払いが起きたら、当然返金要求を出来るはずです。
そのためにも、然るべき手続きはきちんと行い、そして重要書類はしっかりと保管しておくことが大事ですね。
冒頭にも書いたように、手続き面でそんなに神経質になる必要はないのですが、
絶対に気をつけなければならないのは、転職に伴い転居した場合です。
- 転居前の住所管轄の役所への転出届け、
- そして転居後の住所管轄の役所への転入届け、
これは絶対に忘れてならないし、また速やかに行う必要がありますね。
でないと、どんな手続きも住所変更の手続きがなされていないと出来ないし、
また通知の郵便物が届かないと困りますよね。
そして、郵便局へ転送届けを出すことも忘れないようにしたいですね。
これを出しておけば、旧住所へ送られた郵便物は転居先へ転送してくれるので、万全でしょう。
以上
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