公務員は副業禁止、法律により定められており、
これに違反したら、減給や定食などの懲戒処分が考えられます。
ただ、資産運用の色の強い株などの投資はどうなのでしょうか?
今回は、その注意点についても書いていきます。
公務員の副業で許可されていることは?
公務員の副業としては、
不動産投資
農作業
消防団など
は任命権者の許可さえ得られれば、副業しても問題ありません。
詳しくは、こちらの記事で書いていますので、
ご参照下さい。
➤公務員の副業はどこからどこまで?アフィリエイトやFXは?
では、株はどうなのでしょう。
株についても副業として問題なく行えます。
他にもFXや投資信託など、資産運用としての投資は問題ありません。
実際に私の周りでもやっている人いましたし。
さらに、投資の場合は、任命権者の許可も必要ないので、
やり方によっては職場にバレずにお金を稼ぐことが出来ます。
公務員の職場に株取引の利益はバレるのか?
さて、株やFXなどの投資については、特に任命権者の許可無く運用できるということはわかりました。
ただ、そうは言ってもこのような投資をしていることは、職場にはバレたくないですよね。
雑所得で20万円以上の利益が出てしまったら、確定申告の必要が出てきます。
そして、
確定申告をすると、職場に住民税の通知が来た際に、他の人と額が違うことでバレてしまいます。
給与担当者が見れば一発でわかります。
そんなときにバレずに済む方法をいくつかご紹介します。
株取引が職場にばれないようにする方法とは?
ここでは、2つの方法をご紹介していきます。
- 確定申告の際に住民税を自分で払う方法
- 特定口座(源泉徴収あり)を使う方法
の2点になります。
※FXの場合は、1の方法は通用しますが、
2の方法はそもそも特定口座がないので出来ません。
ご注意ください。
1.確定申告の際に住民税を自分で払う方法
この方法はFXについても使えます。
まず、20万円以上の利益を出してしまった場合、確定申告が必要になりますよね。
このときに、確定申告書の第二表の住民税の欄に
「自分で納付」
という項目がありますので、そこに○を付けましょう。
そうすれば、株取引の分は普通徴収となり、4期に分けて自分で住民税を支払うことになります。
もちろん、払込票も自宅に届くので安心ですよ。
ただ、まれに税務署のミスで給与からの差引になってしまうこともあります。
そうならないように、電子申請を活用するといいでしょう。
2.特定口座(源泉徴収あり)を使う方法
これは、株取引のときだけ使える方法です。
FXについては、特定講座はありませんので注意しましょう。
まず、特定口座とは、証券会社が年間取引報告書を作ってくれる口座となります。
国債や社債などの取引をしない場合は、ほとんどの人が特定口座を使うことになるでしょう。
この年間取引報告書さえあれば、ほとんど難しいことをせずとも確定申告が出来ます。
また、特定口座には(源泉徴収あり)(源泉徴収なし)の2つが用意されています。
もしも、株取引で職場にバレたくないのなら、
特定口座(源泉徴収あり)を使いましょう。
この口座は証券会社が源泉徴収をしてくれるため、確定申告の必要が無いのです。
特定口座(源泉徴収あり)のデメリットと注意点
特定口座(源泉徴収あり)の場合、メリットしか無いように見えますが、
一応デメリットもあります。
もしも、20万円以内の利益に収まった場合でも税金が引かれてしまうということです。
このように少額な取引で収まる場合は、
特定口座(源泉徴収なし)
を利用するようにしましょう。
また、株取引は、
今年損がでてしまった場合、来年の利益と損益通算することが出来ます。
ただし、それにはじぶんで確定申告する必要が出てくるため、
来年分の住民税が異様に低いということで職場にバレてしまいます。
この場合、証券会社によりますが、
上場株式配当等受領委任契約を結んでいれば、確定申告の必要が無い場合もあります。
ただ、結局は株取引が公務員の職場にばれても、特に問題はないので、
その時は腹をくくるのも手でしょう。
公務員が株取引をする際の注意点
また、公務員だからこそ株取引の際に注意しておきたい事があります。
- 職務専念の義務を遵守すること
- インサイダー取引に気をつけること
1.職務専念の義務
これは公務員の方なら誰でも分かっていることかと思います。
私自身も公務員時代にはこの文言によく出くわしました。
株取引はいまやスマホでも出来る時代です。
つまり、職場にいてもできちゃうんですよね。
事あるごとに株価をチェックしたり、
取引をいしてみたり。
こんなことを勤務時間中にやってしまったら、
株取引でなくともアウトです。
十分理解している部分かと思いますが、
意外と守れていない人も見てきたので、一応注意喚起ということで。
2.インサイダー取引
私の所属していた部署でもそうでしたが、公務員って事前に色々な情報が集まってきますよね。
民間企業の方は喉から手が出るほど欲しがるような情報も中にはあります。
もちろん、このような重大な情報に触れられるのは、
ある程度役職が上の人ですので、この辺の理解はしっかりと出来るとは思います。
ただ、ちょっとした出来心ということも考えられますので、気をつけるようにしましょう。
少しでも勝率を上げるために出来ること
せっかく株式投資を始めるなら、どの株が好調か見極める力を身に着けたいところです。
しかし、日々忙しくしていると、情報収集の時間も中々取れません。
そこで、サポートアイテムとして活躍するのが、AIによる日経予想ツールです。
過去のデータからAIが予測するので、主観混じりの専門家の分析よりも信頼度は高くなります。
こうした分析は客観的な判断が一番大切です。
↓月額がかかってしまいますが、月400円とリーズナブルなので、利用の価値はあるかと思います。
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公務員の副業としての株取引、注意点まとめ
公務員は副業として、株取引は禁止されていません。
それでも、どうしても職場にバレたくない場合は、
- 住民税を自分で納付するか
- 特定口座(源泉徴収あり)
と利用しましょう。
また、公務員が株取引をする上で注意したい点としては、
- 職務専念の義務
- インサイダー取引
があります。
しっかりと上記事項を確認して、株取引をするようにしましょう。
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