カボチャの栄養はレンジで加熱?煮る?いい調理方法は?

カボチャは「栄養のデパート」と言っても良いくらい
たくさんの栄養を含んでいる優良野菜です!

ところが、調理方法によっては
その大切な栄養素が減ってしまったり、
失われると言われます。

レンジで加熱するとどうなるのか?
煮るのはどうか?

または、もっと良い調理方法があるのか?
詳しくお伝えして行きたいと思います。

カボチャの栄養はレンジで加熱するとどうなる?

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電子レンジは食材にマイクロ波をあてて温めます。

その仕組みは、
マイクロ波が1分間で24億5千万回
という水分子を同じ振動数を持ち、
これによって食材の中の水分子が共鳴して
摩擦を起こし、食材が温まるというものです。

しかし一説では、

水以外の様々な栄養素の分子も
マイクロ波によって
破壊されてしまう

と言われています。

一方で、それ以外の方法で加熱しても、

その温度が高いほど、
調理時間が長いほど、栄養素は減る

なのでレンジに限ったことではない、
という主張もあります。
(当然、電機メーカーは黙っていません)

この議論はまだ、決着には至ってないので、
何とも言えませんが、
気になるならとりあえずレンジは使わない、
ということでしょうか・・・

カボチャの栄養は煮るとどうなる?

ちなみに、カボチャを煮るとどうなるのでしょうか?

カボチャの中には水溶性ビタミンである
ビタミンCが含まれています。

水溶性ビタミンと言うのは、
水に溶けやすい性質を持ちます。

水で洗っただけでも、外へと溶けだします。
もちろん、煮ても同じことです。

さらに、カボチャの含まれるβカロテンや食物繊維も
お湯で茹でたり、煮たりすると
ドンドン溶けだしてしまいます。

どんな調理方法ならいいの?

では、カボチャの栄養素を失わないためには、
どんな調理方法がいいのでしょうか?

それは、

『炒める』
『揚げる』
『蒸す』

です。

カボチャは基本的に熱に強い野菜ではあります。

とくに、ビタミンAやEは、
脂溶性ビタミンと言って、
油との相性がとても良いのです。

油と一緒に調理することで
栄養として体に吸収されやすいので、
炒めたり、揚げると良いわけです。

かぼちゃに含まれるβカロテンにも同じことがいえます。

ここで、かぼちゃの栄養について

ビタミンAは、

がんや脳卒中、糖尿病など
あらゆる疾患の原因になると言われている

『活性酸素』を除去する働きがあります。

細菌やウイルスも撃退してくれますから、
風邪やインフルエンザが流行する
冬には持ってこいです。

βカロテン

さらに、βカロテンも体の中でビタミンAとなるので、
この効果に拍車をかけますし、
美肌効果も期待できるのです。

特に、
冬至(12月下旬)のころのカボチャの栄養価は
とてつもなく高い
ので昔から重宝されています。

冬ということでおすすめの調理法は

揚げる

天ぷらとかコロッケなんかいいですよね。

炒める

あとは、きんぴらにしたり、
ベーコンやガーリックとカリカリに炒めても美味しいですよ!!

蒸す

そして、何といっても
『蒸す』のがおススメです。

いわゆる『温野菜』です!
蒸すことで、水溶性ビタミンの
ビタミンCの流出が防げます。

ビタミンCは先ほどのAと同様に、
細菌やウイルス撃退に一役買ってくれます。

さらに、骨や皮膚、血管に粘膜などに必要な
コラーゲンの生成を助けて、
肌荒れ予防にも効きますし、
傷の治りも早めてくれます。

蒸しカボチャで頂くだけでホクホクして
美味しいです。

かぼちゃの皮も栄養満点!

ちなみに、カボチャの皮は、
βカロテンが果肉の5倍も含まれているので、
剥いて捨ててしまっては絶対に勿体ないです。

また、わたの部分もつい種と一緒に
捨ててしまいがちですが、
食物繊維のかたまり、
女性の便秘解消、
ダイエットにも強い味方
なので、
上手に使ってくださいね!!

他にも、

蒸した後につぶして、
ポテトサラダのように
カボチャサラダにしてもいいですし、
裏ごししてプリンにしてしまう手もあります。

最後に余談ですが、
カボチャの語源は『カンボジア』。

カンボジアから渡来したからとのことですが、
これは誤りで、原産はメキシコです。

昔の人が間違えたそうです。
でも、遠い国からよく我が国へと
渡ってきてくれたものです。

栄養満載のカボチャに感謝!!

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