公務員の退職金は年々引き下げが行われ、
つい先日も退職金の削減が発表されましたね。
さて、公務員の退職金の減額はいつから行われ、
今後はどうなるのでしょうか?
今までの退職金引き下げの経緯は?
公務員の退職金は2013年の法改正から、段階的に引き下げが行われてきました。
率で言うと、14.9%もの退職金引き下げが行われました。
例えば、3000万円もらえるはずの退職金が2600万円まで削減されてしまうということです。
この削減は2013年からの3年間で毎年段階的に行われてきました。
その流れで、早期退職者も続出し、退職金が減額される前に辞めてしまおうという人が続出したわけですね。
例えば、年度途中の教職員が早期退職して話題になったりしましたね。
公務員の退職金はいつから減額される?
さて、その退職金引き下げですが、今回もあるようです。
3.37%の減額。
これは、先程の2600万円がさらに87万円程度減額される処置になります。
※この退職金は便宜上わかりやすいようにキリの良い数字にしています。
平均も大体これくらいの金額ですよね。
この退職金の削減ですが、2018年の1月から適用されるようです。
とはいえ、今回の削減額なら、早期退職者もそこまで出ることはなさそうですね。
辞めないで続けていたほうが得ですし。
まとめると、
2013年1月より 段階的に3年間で14.9%引き下げを行う
↓
2018年1月より 退職金を3.37%減額する
ということになります。
退職金が引き下げられたり、給与が削減されたり、
公務員への待遇は年々改悪されています。
今後は一体どのような方向に向かうのでしょうか。
公務員の退職金は今後どうなる?
公務員の退職金は多分今後も削減される方向に行くのではないかと思います。
退職金に限らずですが、
- 共済年金が厚生年金に統合され、職域加算が廃止されたこと。
- 公務員の給与削減の議論が尽きないこと。
- その他手当がどんどん見直されていること。
など、公務員が安定していると言われていた時代はどこへやら。
色々な優遇制度が廃止されています。
将来もらえる年金額も減っていく一方です。
私がまだ公務員だった頃は持ち家の人にも住宅手当が支払われていたのですが、
それも今ではなくなったようです。
給与の削減については、2017年度分は民間と合わせて少し上がるようです。
月給は平均0.15%(631円)、ボーナスは支給月数を0.1カ月分引き上げて年間4.4カ月とする。
職員の年間給与は平均で5万1000円増の675万9000円となる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111700451
ただし、やはり、退職金の減額は響きます。
今のところ、若い人にとってはデメリットはありません。
逆に月額の給与が引き上げられることはメリットかもしれません。
ただ、今後の公務員への待遇は徐々に改悪の方向に向かっていくでしょう。
今後の身の振り方を一度、考え直す時期に来ているのかもしれませんね。
公務員の退職金削減はいつから、今後のまとめ
公務員の退職金は2018年は1月から3.37%の削減が行われます。
2600万円もらえるとしたら、87万年の削減ということですね。
そこまで高額ではないですし、早期退職者も出ないでしょう。
ただ、今後もこのような公務員への待遇の改悪は進むでしょう。
徐々に副業も認められてる世の中で、副業禁止の公務員はそれなりにリスクを抱えることにもなりそうです。
今後の動向に注視していきましょう。
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